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パトゥムタニ日記 vol.30〜いいお天気、だよね?〜

「いいお天気だわねえ」

朝の散歩に出たら
近所のおばちゃんに声をかけられました。

折りしも、台風7号 「ムーラン」の影響で
数日前から曇り続き。
雨は降っていないけれど、6時半を過ぎても空は暗く
強い風が吹いています。

「涼しくて良いねえ」
答えつつ、うーむ🤔
これを良いお天気というのだろうか?

タイ人にとって「良いお天気」
これはもう、ずばり『涼しいこと』に尽きます。
そして、曇り。
さすがに雨の日に「良い天気」とは言わないけれど
晴れれば暑いタイのこと。
さんさんと降りそそぐ陽の光を喜んでいるのは
外国人観光客ばかりのようです。


日本人の私が、窓を開けて「良いお天気〜」そう言いたい日は
日本なら5月、風薫る頃。または10月、ひんやりとした秋の日。
青く澄んだ空と降りそそぐ太陽の光。
タイなら12月〜1月の乾季の頃。
ところが、年末年始で夫の実家に帰省した時
田舎の義妹は言ったのです。
「嫌でしょう、この時期は風が強くて埃だらけで」
確かに、強い陽射しの下、空っ風が吹いて
乾いた東北タイの大地は砂埃だらけ。
それでも 長ーいタイの雨季が終わって、ようやく乾いた気候になって
私には「良い天気」なんだけどなあ。

人によって、国によって、気候への感じ方は様々。
気温はもちろん、湿度も、陽射しも。
私にとっての「良い天気」は
誰かにとっての「ウンザリするお天気」かもしれない。
あなたの「ステキなこと」は
誰かの「ええええ〜〜(T . T)」かもしれない。

それを考え過ぎたら動けなくなるけれど、
心の片隅に置いて、忘れたくはない。

“良い天気” の今日も、洗濯物が乾かない(T . T)

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