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パトゥムタニ日記  Vol .2 〜マンゴーをめぐるヤキモキ〜

南国タイ パトゥムタニからこんにちわ。
タナカーンさくらです。

先日 朝の散歩に出て 
あっ!
マンゴーの花が咲いている!

黄色っぽいのがマンゴーの花です

我が家の周囲はマンゴー樹を植えている家が多くて
気がつけば、あちらの樹でもこちらの樹でもマンゴー花盛りです。
そうか、もうそんな季節かぁ。

しかし。我が家のマンゴーは緑の葉が生い茂るばかり。。。

花はどこだ。。。

10年前のタイ大洪水。
2ヶ月近く水に浸かって我が家の庭木はほぼ全滅しました。
家を建てた時に、義父が田舎から持ってきてくれた
ジャックフルーツ、グァバ、イソクラ、ジャスミン。。。
2本あったマンゴーの木も、その時、無惨に枯れてしまいました。

今のマンゴーの木はどこから来たものやら、
私は覚えていないのですが
気がつけばひときわ高くそびえる大木になっていて
昨年、初めて実をつけたのです。

昨年の初物

木なりで熟するのを放っておくので
毎朝 落ちたマンゴーを拾うのが日課になりました。
その数 軽く100を越え、
とても食べきれないので
我が家で営む雑貨店の前に大きな盥を置いて
近所の人に好きなだけ持っていってもらいました。

それなのにまだ花がつかない。
今年は実がならないのかなあ。
昨年当たり年だったから、今年はお休み?
マンゴーって隔年だったかなあ。

隣近所の花盛りのマンゴーを見てヤキモキする日々。

「うちのマンゴーはね、花が咲くのも実がなるのも遅いの。
他の家と種類が違ったでしょ」
夫のそう言われてみると、確かに。
ころんとした酸っぱいレートは実がつくのが早くて4月のタイ正月の頃。
細長くて濃い緑色のキアオサウェイは5月くらいで、
我が家のマンゴーはそれよりも遅かった記憶があります。
「うちのマンゴーって何?」
「ンー、確かアップルマンゴーとかそんなだったような。。。」
調べてみると、アートゥーイートゥーという種類らしいです。
タイへの入荷は1994年から。
タイでは新規参入のマンゴー。どうりであまり見かけない形だと思った。

因みに昨年、花の写真撮って日本の母にメールで送ったのは
2月10日になっていました。
そうか、君は遅咲きだったのね。


そして今朝!
待望の花を見つけました。

まだ少し白っぽいです

こうなると次に待つのは雨。
マンゴーを実らせる“マンゴーレイン”です。
乾季には滅多に降らない雨が降ると
その年のマンゴーはたっぷりと実がつきます。
雨あめふれふれ☂️
またもや ヤキモキ。

植物を育てるのは楽しいけれど
私の思い通りになるのは ほんのちょっぴり。
マンゴーにはマンゴーの都合ってものがあるらしい。
それは植物も人も同じ。だよね?と隣の長男を眺めれば
今更でしょ、と言いたげな顔。
それでもヤキモキしちゃうんですけど。
早く美味しい実がならないのかなあ。

本日もお読みいただきましてありがとうございました。



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