怖い話が読めるようになった話

だーれがこんな話興味あるんだよ、という感じですがお付き合いいただければと思います。

さてさて、タイトル通りでございます。
怖い話が大の苦手、お化け屋敷なんて言語道断だった私がなぜ怖い話が読めるようになったのか、ということについて話していきたいと思います。

いきなり進路変えたのか?!と思いますが気休めに読んでもらえたらと思います。

これをきっかけにみんなも怖い話が読めるようになってくれたら嬉しいな〜とも。

私が怖い話を読めるようになったきっかけは2つ、いや3つかな…あります。
まあでも漫画です。言います、漫画です。
結局漫画かよ…て感じですね。はい、漫画です。

『うしろの正面カムイさん』

きっかけ1。
『うしろの正面カムイさん』です。
前回紹介した『亜獣譚』と同じ、マンガワンで読むことができます。


『うしろの正面カムイさん』
原作:えろき 作画:コノシロしんこ

怪異にしか興奮しない霊能力者カムイと助手のシヅカ、そして続々と増えていく仲間たちのお話です。

怪異にしか興奮しない、ということは怪異としか性交できないのです。怪異と性交することによって怪異がイく=逝くになり、悪霊退散できる、という仕組みです。

このお話をきっかけに性なるものを霊が怖がる、ということを知りました。

ではなぜ?と思うかもしれないので説明しますね。

そもそも霊というのはあの世の存在です。よって死という概念そのものですね。

そして性交。性交は子をつくるための行為、要するに生に1番近い行為です。

となると死の存在である霊と生に1番近い行為である性交は相入れないものとなり、生の力に霊が負けるのです。

という感じです。

その古くから考えられている思想を用いて作られたこの漫画で私は生=性的なもの、と認識し、性的なものを見れば霊を寄せ付けないのではないかと考えたのです。

ですので怖い話を見た後、怖いなーと思ってもその横でBLを読めば大丈夫、という自分なりの謎理論のもと今も生きているというわけです。

『裏バイト:逃亡禁止』

また次も漫画かよ!と突っ込まれそうですが、そうです、漫画です。
言ったでしょう、私の人生は漫画だと。

次に紹介するのは田口翔太郎先生の『裏バイト:逃亡禁止』です。先ほど紹介した『うしろの正面カムイさん』と同じマンガワンで読めますよ。

お得ですね、マンガワンは私が勧めた漫画がたくさん読めます。

『裏バイト:逃亡禁止』
田口翔太郎

さてさて、このお話、どういうお話かというと。
要するに裏の仕事をする話です。

裏と言っても昨今よく聞く犯罪の裏ではなく、怪異の裏です。
要するに怪異やこの世のものではないものが関わってくるバイト、というわけです。

裏バイトには1話に登場する心得というものがあります

"裏バイト心得"
1.想像もし得ない事が起こると心得るべし
2.情報収集を欠かしてはならない
3.可能であれば、協力者を求めるべし
 しかし、いざという時は…
 非常な決断も必要である

『裏バイト:逃亡禁止』1話より

どうですか、まあ要するに怪異が出るよー気をつけてねーって事なんですけど、この漫画、幽霊系だけではないので好きなんです。

霊よりも怪異の方がなんとなくいける、と思ったのがこの漫画がきっかけです。

個人向け配送業や助勤巫女、温泉宿スタッフなど幽霊や怪異っぽくないものもありますし、なんだかスッと読めるんですよね。

だから怖い話苦手と言ってもこれは読めるのではないでしょうか?

しかもネタバレというか、あれですが主役の白浜和美と黒嶺ユメは死にませんし、後に出てくる篠月橙は今やギャグキャラです。

時たま出てくるギャク回が面白くてたまらないので本当に読んで欲しいです。

2chの洒落怖

そして最後、私が怖い話を読めるようになったきっかけ3つ目。
2chの洒落怖です。

これを読むようになったきっかけ、もちろんあります。

まず、私はめちゃくちゃ暇なバイトをしていました。今は辞めましたが。
とにかく暇で、暇で、やることと言えばスマホかパソコン。スマホは容認されていたのですが、いじりすぎると客の目もあるし、店長は自分のことを棚に上げて嫌味を言ってくるのでパソコンで遊ぼうと思いました。

そこで出会ったのが洒落怖です。
最初はなにか長い話を読めば気を紛らわせると思って2chで検索しました。そしたら洒落怖っていうものがあり、上記の2つの漫画を読んでいた私はそれなりに耐性がついていたので読んでみようと思い、検索してみました。

ズラッと一覧があり、その中であんまり怖くなさそうな、自分でも読めそうなものを選択し、読んでみるとめちゃくちゃ面白いのです。

何が面白いって、幽霊やお化けではなく、裏バイトと同じ怪異なところです。

読める!

そう思った私はバイト中にたくさんの洒落怖を読み漁り、怖い話が比較的大丈夫になったというわけです。

もちろん皆さんはバイト中に呼んではいけませんよ。

ちなみに今まで読んだものはこれです。
他におすすめあったら教えてください。
人怖は嫌です、胸糞悪いので。

好きなのは、「一つの村が消えた話をする」「リゾートバイト」「かんかんだら」あたりですね。

ちなみに「かんかんだら」はカムイさんでも出てくるのでいいですよ。

あと「リョウメンスクナ」は『呪術廻戦』に通づるものがあるので読んでみた方がいいと思います。

まとめ

てな感じで怖い話が読めるようになった私ですが、じゃあお化け大丈夫なの?と言われたらそれは無理です。

霊感があるわけでもないし今まで見たことないので基本的に大丈夫なのですが、肝試しとかは本能がダメだと言っている気がします。あちらの領域に踏み入れることは「死」を意味します。
これは洒落怖でも同じです。洒落怖で怖い思いをしている人々の多数は自業自得です。ですので肝試しとかはしない方がいいと思っています。

それから、お化け屋敷やホラー映画。これはまた話が別だと思うのです。
これ系はストーリーではなく、音や衝撃など様々なものを使って驚かしてきます。それは怖さよりも驚きが勝って身体がビクッとします。
それを見て怖いんだ!と言われるのは癪です。
怖い話で勝負したいのなら正々堂々と何もせずに怖がらすべきなのです。

怖い話は幾分読めるようになったものの、もちろんまだまだ怖いものはあります。
夜中のトイレとかも怖いです。ゴキブリが出たら嫌ですし。

怖い話が読める=怖いもの全部OK
ではないので悪しからず。

みなさんもいつか怖い話を読めるようになりますように🎶
読めても意味ないですけどね。

では、また。

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