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詩とか

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2015年2月の記事一覧

炭酸を飲んで 一息つく
しゅわっとして ぱちぱちして目が覚める
ちょっと休むために飲んだのに
それでも買っちゃうんだから しょうがない

見てほしいというなら
そのまなざしがこちらを向くとき
にゃんこは脱いでもいいじゃないの

コップに水を張ってあんず味のキャンディを落としたら、こんな色が見えるのじゃなかろうか。
そんなことを考えた夕陽だった。
甘くて重たい、春の始まりが見えた。

お互い

「お互い、幸せになろうぜ」

そう言って笑い合った瞬間、彼は二度と幸せが手に入らなくなったことを確信した。

寝て見る夢と、寝ても覚めても見る夢とを、どうして同じ夢と呼んだのだろう

別のものだと呼んでくれたら、誰かに笑われて諦めることなんてなかったのに

雨が好きかと言われると分からないが、

雨の匂いは好きだ。

雨が好きかと言われると分からないが、

雨上がりの空気は好きだ。

雨が好きかと言われると分からないが、

雨上がりは呼吸が楽だから好きだ。

雨が好きかと言われると分からないが、

晴れの日は嫌いだ。

笑顔でいなきゃならない晴れは嫌いだ。

雨上がりはそれが許されるから好きだ。

雨が好きかはわからないけれど、

喉を焼かない優しい

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