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ヴァイオリンの音色と桜

弊学が創立115周年を記念し、キャンパス内の桜をライトアップするイベントを開催した。ライトアップに先立ち、ヴァイオリンによるミニコンサートが行われた。その演奏者が、僕の研究室の後輩ということで、聴かせてもらいに行った。

その後輩は音楽の大学を出た後、演奏活動のかたわら医学部に再受験し合格。病院への訪問演奏プロジェクトや、音楽と脳の関連を調べる研究を行い、音楽と医学を組み合わせた活動を模索しているという。まだ直接じっくり話したことはないのだが、彼との接点といえば、彼から市内の現代美術館を紹介してもらって、そこをとても気に入ったのだった。そのことの感謝もいつか直接伝えたい。

ミニコンサートでは愛の挨拶、シンコペーション、ほか全4曲を演奏してくれた。桜を見ながら、綺麗だなと思う感情や、誰かを思う・慈しむ感情、今年の桜が終わって懐かしむ感情など、「桜」にまとういろいろな感情を思わせる曲目を選んだと語っていた。クラシックは足を踏み入れたいと思いつつもなかなかできていなかったが、そうやってシンプルに心の動きを愉しんでみればいいのかもしれないな、そんなことを思った。彼の言葉を受け取りながら、心のままに音色を楽しんだ。屋外でこうしてプロのヴァイオリンの演奏を聴くことは初めてで、大変豊かな時間を過ごした。

実に2~300人をひとつにしてしまう、彼の音色。改めてすごいなあ。素敵なひとときをありがとう。感激です。

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