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ジェネリックFEZ?Warlander 期待の戦争ごっこゲーの話

大人数でのファンタジー戦争というとすぐFEZって言っちゃう病。2022/09現在Steamでオープンβ中のWarlanderの話です。

ゲーム概要

大人数でワチャワチャと戦争ごっこをするゲームです。世界観は「中世ファンタジー」なので、剣と魔法とオートリロード式ガトリングクロスボウとスチーム・ロボットとカタパルトが同時に存在します。基本単位は4人1チームのスカッド、それが5つ集まった20人が1チームとして国を構成。タワーを制圧して砦を突破し、城門をぶち破って敵拠点最奥のコアを破壊すれば勝利となります。戦闘で使用するキャラクターのスペックは一律ではなく、称号での強化やランダム入手ランダムオプションとなる武器防具スキルでのビルド構成といった要素もあります。
ゲームサイクルはデッキ構築→出撃→リザルト→デッキ構築……となります。

ゲームルール

2チームデュエル

2カ国(40人)が正面からぶつかり合うシンプル対戦。マップが比較的狭く、タワー(リスポーン拠点)を一歩踏み出せば即戦闘が発生するためバリバリ対人戦闘がしたい人はこっち?必要人数が少ないので、当然マッチも早い。

5チームウォーロイヤル

5カ国(100人)が最後の1国になるまで戦い続ける乱戦。一時的な同盟、自国敗北後の「寝返り」などが特徴的。破竹の勢いで攻め滅ぼすカタルシスや、同時に多数の国から攻められての潰走が体験できる。マップがそこそこ広いのと、必要人数が多くどうしてもCPUが混ざるため、対人というより派手に動く戦局を楽しみたいならこちら。

特記:コマンダー

各チームに1人だけ「コマンダー」要するに指揮官が選抜されます。マッチ前に立候補する形式ですが、いなければ多分ランダムで選ばれます。このコマンダーのみがマップ上の攻略目標を指示できたり、他国との同盟といった特殊な操作が可能です。

キャラクターのクラスと特徴

戦士、僧侶、魔法使いの3クラスから選択してキャラを作ります。キャラクリの選択幅はさほど無い上に後からいくらでも変更できるので、まぁ適当に好みでパパッと作ってしまっていいと思います。初期から2戦士1僧侶1魔法使いが配置されており、チュートリアルで1人作成をすることになります。

  • 戦士:戦場の主力であり花形。高い体力、突破力のあるスキル、前線を張るための防御スキルでもって最前線で戦います。破城槌の運搬や各種砲台での攻撃にも適性あり。

  • 僧侶:回復や蘇生、移動バフにルート封鎖など補助的な立ち回りが主となる初期唯一の♀クラス。ハンマー持ってるせいか砲台や大扉の建設・修復、そしてその破壊、あとタワー制圧に適性あり。

  • 魔法使い:近接武器も盾も持たず体力も少ないTHE術師。クラウドコントロールに長けたスキル群と高い火力とリーチを武器に立ち回るトリックスター的なクラス。タワー制圧と、城門などの破壊に大きな適性あり。

基本3クラスは至ってシンプル

称号とビルド

戦場で何度も活躍するにつれて、キャラクター単位で称号が授与されます。称号をセットすると称号ごとのバフ効果に加え、キャパシティ上限がアップします。武器防具スキルはこのキャパシティの上限を越えないよう構成する必要があるため、強武器・強スキルで固めた最強キャラみたいなのは作れなくなっているわけです。
もっとも、上位の称号ともなればキャパシティ上限も非常に高く、フルアーマー強スキルで獅子奮迅の大暴れをすることも可能にはなります。が、1度倒されると再出撃まで長大な時間がかかる上、上位称号持ちのキャラは序盤の出撃自体がロックされるため、ある程度バランスを取る必要があります。

デッキ構築

作成してビルドを済ませたキャラをデッキに5人詰め込みます。デッキ構成は自由。状況に応じて対応できるよう3クラスを最低1つ詰めたバランス型にしてもいいですし、全部戦士で埋めた脳筋構成でも問題ありません。戦闘ごとに、現地で活躍して貯めた「ヴァラーポイント」が一定値に達して初めて称号つきキャラの出撃が許可されるため、必ず1人は無称号のキャラが必要です。当然上位の称号は必要なポイントも多いので、重戦車のようなデッキ構成にすると初動で失敗した際にいつまでたっても無称号で戦い続けるハメになったりするので注意が必要です。

戦士中心の軽量デッキ。左から順に使い、必要なら僧侶でサポートに回る
軽量デッキも致死率が高い危険地帯での陽動など、役割が持てる

戦争の流れ

ざっっっっくりした流れです。時間とかは相当適当なので参考程度にどうぞ。※2チームデュエル基準です。

開戦前

コマンダーが選出され、スカッドが構成されます。事前にPTを組んでいれば同じスカッドに編成されます。スカッドには攻撃、防御、遊撃の役割が割り振られます。

  • 攻撃:敵陣に攻め入り、コア破壊するのが仕事

  • 防御:コア防衛するのが仕事。引きこもるわけではない

  • 遊撃:タワー制圧、カタパルトでの施設破壊など補佐が仕事

どの部隊に配属されるかは挙手制
遊撃はマップ理解度も大事なので少々難度が高い印象

序盤(開始5分内)

自軍にバフをかけ、自陣周辺のタワー(リスポーン拠点)などを制圧します。カタパルトの制圧に向かったり、早々に攻めかかってくる敵をさばいたりします。称号を持たない初心者とやりこみ勢のキャラクタースペックに差が無い時間帯ですが、事故が起きると一気に敗色濃厚になる怖い時間でもあります。5国ルールではこの時点で敗退することも少なくありません。

中盤(5~9分)

称号2~3くらいのキャラが現れ、明らかに強い人・スカッドが戦線を構築するようになる時間帯。砦や城門が崩れ、場合によってはコアの殴り合いに発展したり、逆にワンサイドゲームになったりします。5国ルールでも敗走→寝返りで陣営が膨れていく頃合いです。

終盤(9分~)

マップに無数のメテオが降り注ぐ「大魔法」最大4人搭乗可能な「ロボット」の出現、そして称号4以上の英雄が現れ、戦場がより派手になります。この時間まで拮抗していることも珍しい気はしますが、キャラスペックの上昇もあってか稀に大逆転が発生したりもします。

終戦後

優秀者がお立ち台で表彰され、敗戦側は悪態をついたり捕縛されたりする時間です。その後リザルトとなり、報酬としてキャラクターごとの経験値と、ランダムで3クラスの武器防具スキルなどが入手できます。

勝利時のお立ち台
ちなみにお立ち台の前には敗戦側の虜囚が並べられている

総評

全然国産っぽくない、でも国産の多人数戦争ゲーとして、本リリースは2022/12を予定されている本作。1人1人の責任が激重になる少人数戦ではなく、さりとて明確に英雄が生まれないわけでもなく、中々楽しいゲーム性をしています。前線で倒れた上位称号の味方を蘇生するために壁を貼ったり、爆速建築で強引に破城槌を運搬したり、不利な戦線に絨毯爆撃を決めて一気に盛り返したり……何かしらドラマが生まれる戦場を、ぜひ一度βのうちに体験してみてください。クライアント軽いし。

※βテスト中のデータはワイプされます。いつまでやんのこれ?
公式Discord(※英語限定。日本語は使用禁止)
に記載があったので以下に追記しました。

今後のスケジュール(予定は未定)

オープンβテスト

2022/09/12より開始。期間としては約一ヶ月の実施を予定している。テストプログラムのため課金回りは未実装。テスト終了時に全キャラクターデータが削除される。一応、何かしらの補填(というか"ありがとうアイテム"的なもの?)も検討している模様。

アーリーアクセス

2022/10以降、本サービス開始までを予定している。ここからは、よほどクリティカルなことが無い限りデータも残るし課金も実装されると思われる。

本サービス開始

2022/12を予定している。アーリーアクセスからそのまま突入する。

コンシューマー対応

予定はしてる。
またβテストからやるので、その時に告知がある、とのこと。

Steam:Warlander

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