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デュエプレを将棋民にオススメしたい

デュエル・マスターズ プレイス、略してデュエプレ。
国内のカードゲームでは遊戯王と競う2大勢力として子どもに人気のあるデュエル・マスターズ(MtGの弟分的なゲーム)のスマホゲーム版です。

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将棋民にとってカードゲームといえば藤井九段のポケモンカードゲーム、糸谷八段のマジック・ザ・ギャザリングで、デュエプレ/デュエマには馴染みがないかと思います。
(以前、糸谷八段にデュエマをプレイしたことあるか質問したことがありますが未プレイとの回答でした。)

デュエプレ、今が始めどきなので、将棋に疲れた時にちょっと遊んでみてはいかがでしょう、とオススメしたいと思います。

オススメポイント1・将棋と対照的なゲーム性

将棋、二人零和有限確定完全情報ゲームで運要素がなく常に実力勝負なのが良いところですが、ちょっと実力が離れると全く勝ち目がなくてツラいですよね。
デュエマはカードの配り直し、デッキの一部入れ替えというルールがなく、カードゲームの中でも運要素が高めのゲームであると言われています。デュエプレはデュエマより更に運要素が高まっています。

また、ずっとルールも駒も変わらない将棋に対して、デュエプレは2ヶ月に1回とハイペースで新しいカードが出て、どんどん変わっていきます。

不易の将棋、流行のデュエプレ。合わせて遊ぶにはちょうど良いのでは。

将棋で負けてスマホ投げたくなったらデュエプレ。
デュエプレで下振れして「なにこの運ゲー」と思ったら将棋。

オススメポイント2・実力が問われる要素も多い

運要素高めとはいえ、運要素ばかりではなく実力が問われます。

プレイング:
「1ターン目に相手がこのカードをプレイしたらどう判断して動くべきか」とか「リーサル(将棋で言うところの詰めろ)をかけている状態でアタックして即詰み勝ちを狙うか、勝率を上げるため必至をかけるか、あるいは自玉を鉄壁にして負け筋を消すか」など、毎ターンが判断の連続です。運ゲーとはいえ、いや運ゲーだからこそ、プレイングのミスは運を遠ざける痛いものです。
ただ感想戦がなくて何が正解だったかわからず終いなので上達するのが難しいです。アドの概念など基本を学んで(オススメはこむさんの動画)、上手い人の動画を見て自分の判断との違いを学ぶのが上達法だと思います。

構築:
カードゲームの楽しいところです。将棋は戦法は選べるけれど飛車ガン積みとかできないですが、カードゲームではできちゃいます。4枚までなら飛車入れ放題だったらどうでしょう。「飛車は3枚でいいから角を2枚にしたいな」とか考えませんか?戦わないでいろいろ考えているだけでも楽しいものです。

メタ読み:
メタ・環境とカードゲーム用語で言いますが、将棋でいうところの戦法の流行、戦法の相性に相当します。
対矢倉の急戦が強くなって矢倉を指す棋士が減って角換わり研究勝負が大流行した結果、角換わりを避けられる雁木が復権したりとか。ゴキゲン中飛車が高勝率を誇っていたところに超速3七銀が出たりとか。
カードゲームでは「急戦が得意な相手が多いから、持久戦に持ち込もう」というように流行を読んで戦法を選ぶことがとても重要になります。「流行っているデッキに対して勝ちやすいデッキを握る」のが基本、細かくなると「この時間帯は自分のデッキと相性の悪いデッキを使う人が多いからこの時間には潜らない」とか考えることになります。

オススメポイント3・デュエプレならではの良さ

ここまではカードゲームならなんでもある程度は同じ楽しさがあって、なんで今デュエプレをオススメするのか?という答えになってないですね…。
デュエプレならではの良さを語っていこうと思います。

イラストが良い

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好みは分かれると思いますが、非常に精緻に書き込まれた凝ったイラストが多いです。低レアのカードでもイラストのクオリティには妥協がないのが特に気に入ってます。(ただ凝りすぎてクリーチャの顔がどこなのか、体がどうなってるのかよくわからないカードも多い…)
女性キャラは少なく、基本的に目が描かれず全く萌えキャラっぽくないのも好感度高いと思います。

バランス調整が神
商売なので新しい強いカードをどんどん出して、ユーザに買ってもらわないと成り立ちません。
しかし調整は難しいものです。
・強いデッキが1種類で、みんなが同じデッキを使うのではつまらない
・お金を払って強いカードを使う人だけでは過疎ってしまう。無課金でも戦えないといけない
・ちょっと前のカードがすぐ勝てなくなるのでは、頑張ってデッキを組んだ人が裏切られたように感じてしまう
デュエプレはこのあたりを奇跡的にうまく調整できていて、私が始めた9月後半以降は多種多様なデッキに勝ち目があって、いろいろなデッキと対戦できる状況が続いています。
400年サービス終了せず続いている将棋でも「親の顔より見た角換わり」と一時期言われたように、このあたりのバランス調整は本当に難しいはず。
派手な効果のカードをたくさん出しても前弾のカードも前々弾のカードも戦えるし、いろいろなデッキが息をしているというのは凄いことです。

ランクがあがりやすい
将棋だとなかなか段級が上がるのは難しいものです。特に将棋倶楽部24のレート戦なんて、1つ負けたらごっそりレートを取られてしまいます。
デュエプレだと最初は負けても級が下がりません。そのあとでも連勝すればボーナスが付くので勝率5割ならいつかはマスターに到達できるようになってます。
(マスターからレジェンド目指すにはレート戦があり、そこはさすがに24並みのレート地獄が待ってますが、そこを目指さなくてもマスター到達すれば報酬ザクザクもらえますし)
自分の場合、将棋は級位者でなかなか初段になれない程度で、デュエプレでもプレイングのミスで負けたりしていてもなんとか今月はマスターにはなれたので、将棋有段の方ならさくさく上がれるのでは。

配布が豊富で無課金でもOK
無課金でも全然問題なく戦えます。直近の大規模な公式大会の優勝デッキが最も安価なデッキのひとつ・赤白速攻だったのは象徴的です。
無課金だと安いデッキしか使えないというわけでなく、ログインボーナスなどの配布が多いので、1ヶ月もすれば最高レア複数入りのデッキも組めるようになります。
課金するのは、いろいろなデッキをたくさん組んで試したい!(自分のデッキをコンピュータが使って相手をしてくれるモードがあるので仮想敵デッキを組んで練習するとか出来ます)とか、かっこいいシークレットカードがほしい!とか、始めたばかりだけど最高レア盛り盛りデッキを組みたい!などのケースではないでしょうか。
(自分も無課金でマスター到達してます)

で、始めるなら今!というのは、ちょうど今日で1周年のため、
これから年末年始にかけてすごい配布が予定されているからです。
新規ユーザには第2〜6弾まで各10パック・第7弾は15パック、更に全ユーザに第1〜7弾まで各10パック追加で配布されます。
1パックが5枚入り、最高レアは1.5%なので
60+15+70=145パック✕5枚/パック=725*1.5%≒11。
最高レアが期待値で11枚!今までで一番始めやすいのでは。

さらにスーパーデッキももらえちゃう。

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この、おもちゃ屋さんでいかにも邪魔そうな、場所取りまくるパッケージ。デュエマといえばこれ。懐かしく思う方もいるのでは。
(これを見てテンション上がった方はもうデュエプレやってる気がしないでもないですが…)

というわけで、気になった方は試しにインストールしてパック開けるだけでもやってみてはいかがでしょうか。

公式URL https://dmps.takaratomy.co.jp/

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