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「気になるから入る」|ギフトショー2020・石川県繊維協会様

EXHIBITION|Gift Show 2020 ギフトショー2020
HALL|東京ビッグサイト
SIZE|9.0 m×4.0 m×H2.7 m(小間)
CLIENT|一般社団法人 石川県繊維協会 様

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2020年2月に開催されたギフトショーでの石川県繊維協会様のブースをデザインしました。
4m×9mのサイズに9社様が参加されている合同出展ブースになります。
今回はブースの小間位置が不利になることが想定されたために、少ない来場者であっても極力長くブース内にいていただくことを想定しブースのレイアウトを検討しています。今回の場合、ブースの外部、つまり通路上からでも内部が気になってブース内に入ってきていただくよう壁面の一部に開口部を設けブース内部が少し見えるようにしています。

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通路に向かって設けられた開口部の上には、その展示物に関するテーマを掲示し開口部に見えている商品を補足説明しています。
開口部から見えるものは展示物の一部となるため「詳しく見てみたい」「他にも見てみたい」と思ったバイヤーさんは内部へ入ってきていただく、という流れになります。
よくこのようなブース形状を取った時に「壁があって本当に入ってくるのですか?」と言われます。そこでいつもご説明することは「オープンだから来場者がブース内に入ってくるのではなく、気になるから入ってくるんですよ」とお伝えしています。来場者がブース内に入るときはどんな時でも「気になる」からなんですね。ですので、どのように「気になる」ようにするのか、そこがポイントになるのです。場合によっては全貌を見せずに一部だけを見せる、ということも有効なこともあるのです。

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また、ブースの壁面には「?」の記号を。
これは、遠くから近づいてくる来場者に対して「なんだろう」と思っていただくことを目的にしています。そして近づくと「石川県繊維協会」の文字と投げかける言葉。それによって「ちょっと見てみようかな」と来場者に感じていただくようにしています。

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今回当社が携わったことはブースのデザイン(設営は石川県の設営会社様)、とブースセミナーそして各社のディスプレイ指導。
他の合同出展ブースでも同様ですが、1社1時間程度の個別打合せ時間を持つことでディスプレイの内容や結果は大きく変わる、と感じます。
今回残念ながら会期中途切れることなく来場者がいた、ということにはなりませんでしたが、来場者がブース内にあふれかえる状況も多く発生し完全ではなくてもある程度の効果はあったかと感じています。

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