オオカミ県
『オオカミ県』
多和田葉子 文
溝上幾久子 絵
論創社、2021
11分
オオカミ県出身の俺。
オオカミ県は田舎で、ある日都会(東京)へと向かう。
東京には兎が住んでいて、でも兎のふりをした他の動物たちだったりする。
うんうん。
インターネットの話にはドキッとする。
新聞ではなく、ウェブサイトでニュースをチェックする。
それは私もだ。
本当を見極めるのがとても難しい。
官僚や統一地方選など政治の話も出てくる。
読んでいてゾッとする場面も。
これは動物たちの話ではあるけれど、身に覚えがある感覚。
絵もすごく素晴らしいのですが、どこか不気味な雰囲気もあり、このテキストにピッタリだなぁと思う。
大人こそ読みたい1冊。
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