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ライター・ブロガー向けAIニュースまとめ【~2023/5/21】

「AI情報に興味はあるけど、追いきれない……」
「AIを触ってみたけど、業務にどう活かせるのかわからない……」

本記事ではこんな人に向け、注目AIニュースを紹介していきます!

1週間(2023/5/14~16)のAIニュースのうち、ライター・ブロガー向けのものだけを厳選しました。

※有料マガジンに入れるため、有料記事に設定しています。本文はすべて無料で読めます!

1)ChatGPT Plusの機能強化【Web browsing, Plugins】

概要・要約

ChatGPTの全有料ユーザー(ChatGPT Plus課金者)に対して以下の機能が解禁されることが決定しました。

  • Web browsing:ブラウジングで最新情報を取得

  • Plugins:サードパーティーの拡張プラグインを導入可能

これまで同機能は先行して一部のユーザーだけに解禁されていました。ですが、今回の対象は全ユーザーに拡大。

課金さえすれば誰でも使えるので、気になる人はPlusに上げておきましょう!

ライター・ブロガーの注目ポイント:解禁された2機能の特徴

注目ポイントは以下の2点。

  • Web browsing→ChatGPTで最新情報が取得できるようになった

  • Plugins→別サービスとの連携がしやすくなった

とくに最新情報が利用できるようになったのは、ChatGPTの革命といってもいい進化です。

ChatGPTは2021年9月までの情報しか持っていないので、記事のリサーチに使うのは不向きでした。ですが、この進化によってリサーチできる内容・正確性がアップ

今後は執筆のリサーチにも使えるようになっていくでしょう。

※現状はまだ精度が荒いので、完全にお任せするのはきついです。

2)GoogleのAIチャット『Bard』が日本語対応

概要・要約

5月10日から、Google社のAIチャット『Bard』が日本語対応しました。以前からBardについては公開されていましたが、日本語非対応のため海外ユーザーしか使えませんでした。

ライター・ブロガーの注目ポイント:BardとChatGPTの違い

BardとChatGPTの違いについては以下の通り。

  • 現在は完全無料

  • 回答を自動で3パターン表示

  • インターネット検索機能あり

  • デフォルトで音声入力機能付き

  • Gmail、GoogleDocumentに回答を出力可能

とくに大きな特徴としては、インターネット検索(ブラウジング)が可能なこと。

ブラウジング機能はChatGPTでも解禁されましたが、

  • 有料ユーザーしか使えない

  • 回答が遅い(GPT-4でしか利用できないため)

といった欠点も。もう少し強化されるのを待ちたいところです。

対してBardは無料で利用でき、回答スピードが速いという大きな利点があります。2023年5月現在、リサーチ用のAIチャットとしてはBard・Bingの2強状態ですね。

3)Google検索のトップにAI生成記事を採用

概要・要約

Googleから、Google検索の新たな仕組み「SGE(Search Generative Experience)」が発表されました。

SGEとはざっくりいうと、Google検索を行ったとき、検索キーワードに適したAI生成記事(回答)を自動表示する機能のこと。

従来のGoogle検索では、検索キーワードに合う記事が表示され、ユーザーが自分でそれを読む形式でした。ですが、SGE導入後はこれに加え、AIによる検索内容への回答がトップ表示されるとのこと。

ユーザーはより手軽に自分の求める情報を得られるようになると予想されます。

より詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください!

ライター・ブロガーの注目ポイント:SEOへの影響

SGEの登場で、SEOの仕組みは大幅に変わると予想されます。

SGEの問題点は、「ユーザーが記事を読まなくてよくなる」こと。わざわざ調べなくても、AIによる回答が一発で表示されますからね。

一応、AI生成記事にはソースのリンクが貼られるとのこと。ですが、AIの回答で満足した人がわざわざリンク先の記事を読む可能性は低いでしょう。

つまり、

  1. ユーザーはAIの回答で満足

  2. 企業・ブロガーの記事を読まなくなる

  3. アクセスが集まらない

  4. アフィリエイト・広告収入が落ちる

という流れも十分に考えられるはず。SEOに力を入れている人は今後の動向に注目ですね。

まとめ

今週ピックアップしたAIニュースは以下の3つ。

  • 1)ChatGPT Plusの機能強化【Web browsing, Plugins】

  • 2)GoogleのAIチャット『Bard』が日本語対応

  • 3)Google検索のトップにAI生成記事を採用

とくに大きいのはChatGPT Plusの機能強化。インターネットにアクセスできないという大きな欠点が解消されつつあります。

ただし今のところ、ブラウジングはBingやBardのほうが正確さ、快適さの面で優れている印象です。検索用途で使いたいだけなら、Bing・Bardを使うのがおすすめ。

とはいえ、次第に強化されていくはずなので、引き続き注目しておきましょう!

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