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できれば隣は壁がいい

残り30ページで留まったままの小説にトドメを刺すべく、近くの喫茶店に行きました。
座るのはカウンター席が多いのですが、出来れば端の席を確保したい。両サイドが空いていたり、誰かがいるよりも、せめて片側だけでも壁だと、なんかちょっと落ち着いて本を読めるのです。じゃあ家で読めばいい、というのもありますが、家だと別のことをダラダラとしてしまいます。
そういう呪いがあるのです。

なので、本とお金だけを持って、外で読むのが一番集中できます。お世話になるのは、喫茶店やバーガーショップが多いですが、今日はよく行く喫茶店に。モスバーガーも、カフェオレも美味かったりするので、良いポイントです。

残り30ページで止まっていたのは、森博嗣『スカイ・クロラ』
好きな小説だったので、落ち着いた気持ちで最期を読みたいと残していたら、ズルズルと日が経過してしまいました。このままだともっとズルズルしてしまいかねない、非常に危険な状態です。
同じ森繋がりの森田真生著の『数学する身体』も残り少しで読み終わりそうだったので、2冊を所持して出かけました。

喫茶店は、朝一に行くと誰もいなかったりするので、それはそれで穂のかな緊張感があります。ですので、あえて開店から1時間ぐらい経過したタイミングで行ったら、残念にもカウンターはひと通り埋まっていました。
2人席は全部空いていたので、そちらに座ることに。


トントンとした時間、2冊とも読み終えました。
『スカイ・クロラ』はシリーズもの第一冊目でまだここから5冊続きますが、スカイ・クロラ自体は時間軸の最後に当たります。
続きが気になるというより、2冊目をいつでも読み始められるように、手元に置いておきたい。
続きを買うつもりで、読み終えた足で本屋に向かいましたが、2冊目の『ナ・バ・テア』だけが何故かない。
また、近いうちに探しに行こうと思います。

『数学する身体』は、残った部分が非常に面白く、グッと集中して読めました。ただ、面白いと言っても、まだまだ飲み下せてない部分は多く、著者が書いたことを自分がどこまで理解しているか?
相当怪しい面があります。
他に同著が書いた本が複数あるので、そちらも読み進めつつ、もう一歩でも理解を深められれば幸いです。

以前読んだ記事で、分かりやすい本を読むよりも、読み下す難易度が高いものを少しずつでも読んでみるのがいい、というのがありました。
森田真生さんの本は、読みやすい文体でありながら、中身は自分にとって難しめ、という良い塩梅。その上で面白味も感じるので、何冊か読むことで、パッとひらめけるものがあるかもしれません。



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