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今の婚活の条件にびっくりする私

仕事をしていると、「婚活や恋愛系の執筆はいいよぉ」と誘われることがあるけれど、どうも、婚活という言葉になじめない。

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私自身、現在40歳後半で結婚したのは、31歳。それまでいろんな恋愛はしたけれど、失恋ばかり。結婚間際までいった恋愛もあるけれど、破局した。
30歳の時に、友人の紹介で知り合ったのが、今の主人である。

私自身の恋愛の考え方は「自分だけをしっかり見てくれる人。想ってくれる人」が、結婚したいと思う男性のポイントで、学歴や収入は気にしない人だった。

たまたま、主人は大学院卒(バイオ化学専攻の修士卒)で、某会社の研究員だから、それなりの収入があっただけ。
しかし、実家はお屋敷ではなくて、公団住宅。質素な家庭である。

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今日、たまたま作家さんの新刊イベントが早朝にあって、SNS上で婚活の話が花盛りになったが、婚活での最低限譲れない条件を出している人の書き込みも見たけれど、「今どきの女性がもとめる結婚相手のハードルは高いなぁ」と思う。

年収のところだけ、私が20代の時に男性に求めた年収が「1000万円以上」だったので、今の理想年収はその半額になってるので、生活費を女性も補うという考え方なのかなと見た。

ところが、私の経験からいうと「女性側の収入や家柄」を男性が見ているケースもある。私たちは、婚約する前に「釣書」を交わしていて、お互いの家族のことは全てバレることになる。

主人の父が「すごいお嬢さんと結婚するんじゃないのか?」と疑ったらしいけれど、うちはそんなゴージャスな家でなくて、自分の給料で趣味のフルートとバレエをやっていたし、友達と呑んだくれていた。それぐらいいい加減なのだ。

たまに、新しく友達ができた時に、いろいろと主人との馴れ初めを話していると、「ぺんさんの家、旧家でお金持ってそう」と言われるが、そうでもない。実は私と主人の結婚式や新生活は、主人と私のお金のみで切り盛りしたのだ。

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婚活活動で、全てが揃っていないとダメという女性がいる反面、女性が理想とする条件に全て当てはまらない男性は、実は多い。

主人の弟が、低所得でおしゃれでもなく、人付き合いは苦手で、身長は私とほぼ同じ(166センチ)。本人も「僕のところにお嫁さんなんてくるはずがない」と諦めきっている。

私たちが主人の実家に帰っていて、弟さんが帰っていると、すぐに逃げるように家を出て行く。ご両親から結婚のことをうるさく言われるからだ。

私のいとこ(女性ふたり)も、40代だけれど、結婚はしないと言っている。

ひとりは、婚活パーティーに行っているけれど、自分の理想(聞いてみたけれど理想が高すぎる)と合わない人ばかりで、気になる人に声をかけても全くだめという。

もう一人は、もう外資系でバリバリなので「男なんてあてにしない」と断言。結婚はしないとまで言った。

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こういうわけで、結婚への考えは多様化しているし、理想と現実とは、必ず完全マッチングしないということだ。
自分の望みが全て揃っている相手が、必ず現れるとはまず少ないということだ。

ただ言えることは、「お互いがどんな環境で育ったとしても、好きになって、ハードルがあったとしても、一途に愛していけるか」ということにつきる。

ということで、初めての恋愛系コラム(?)を書いてみました。
これから、少しずつ新世界を開拓していこう!

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