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あなたの今のこころは大丈夫ですか?

※このnoteに関しては、書き出してから何回も修正したり書くのを止めて、見つめ直しながら、書きました。

持病で通っている病院内の至る所に「あなたの今の心は大丈夫ですか?」
と大きく表題が書かれたポスターが張り出されています。

一旦コロナの感染が落ち着きつつあり、「新しい生活様式」が始まっています。娘の学校や主人の学校も、通常通りに戻りました。しかし、今の自分の心は大丈夫といえるでしょうか?

私がネット上での理不尽極まりない嫌がらせ

有名人の方が、番組内でのことでネット上で誹謗中傷を受け、自らの命を断つ痛ましいことがおきました。

ネット禍中で起きたことなので、世間や法律が動き始めていますが、コロナ以前から一般人でさえ、ネットで誹謗中傷を受けて、苦しんでいる人がいます。

私もInstagram内でコロナの感染率が高い時に、ひどい書き込みをされて、大泣きしました。書いてきた理由も理由不明です。

Instagramは安全だったのかというと、今は「タグつけ」という嫌がらせ行為が横行していて、運営に相談しても自衛するしかないような回答でした。

周りのフォロワーさんが気づいてくれて、対応策や書道なら上達するコツを教えてくれて、より仲良くできるようになりましたが、今は投稿回数を減らしています。

SNS上で起きている密かにくすぶっている話

木村花さんの話から、誹謗中傷に対するネット情報開示の法律が変わろうと
動いています。

私も嫌がらせを受けた時は、情報開示請求を行おうとしましたが、お金と時間の面から諦めることにしました。

加えて、自分が書き込んだ内容が「誰かを傷つけているのか?」ということも振り返りました。自分の書き込みは、よほどのことがない限り削除は行わないので、振り返りはできます。

以前、あるnoteの内容で「ひどい、ひどい。これはおかしい」と指摘されたnoteはあります。内容を検証したのですが、誹謗中傷ではないし嫌がらせのものではありませんでした。

結局は相手の方がいつの間にかnoteから消えていたということはあります。

今、私がちらりと知っていて「将来炎上もしくは大量裁判になるのでは」と心配しているツイートがあります。

詳細は私も巻き込みを受けるので控えますが、「本人は無意識に書いていることが、大勢の人の心情を逆撫でしていて、法的手段準備に入っているかも」です。

本気で訴訟に持ち込むとは思いませんが、ツイート主さんもリプライした人も書く前に深呼吸してから、書くのが双方平和に過ごせるのではと見せつけられました。

何気ない書き込みがとんでもない結果に

コロナ禍で、家の中に引きこもる「自粛生活」が3ヶ月ほど出たかと思います。

ちょっと外に出るだけでも、見えないウイルスに恐れながらの生活をし、情報番組を見ても、特集番組でうんざりしたのではないでしょうか?

私のかかりつけ医から言わせると「SNSはストレスをどんどん与えるもの」だといいます。

今落ち着いてきているところに、「起きれない」「外に出るのが怖い」などの心の病気が出始めている方の受診が増えていると聞きました。

それはさておき。

私達は、「やらかしてしまう人間」であります。

怒りに任せて、どかーんととんでもないことを書いてから、後悔することはあります。人間だから、どうしても「負の感情」が湧き出てくることは仕方のないことでしょう。

仏教でもキリスト教でも「人間はおろかな人間だ。だから、時々悔い改めるのだ」とも書いています。

「すでにやらかしている」という題名で深津さんが、noteについた新機能と含めながら書かれていますし、昨日けんすうさんも誹謗中傷についてのnoteを出しています。

私の経験やお二人のnoteに書かれていることを重ねていくと、実に簡単な人間の行動心理から起きることなんですけれど、ネットのスピードが早くて、消化活動が難しいってことです。

人間は、機械の反応速度、ネットの拡散力にはついていけないです。ネットに振り回されているというしかないです。

情報伝達が早く、早く判断を強いられることもあります。しかし、早く「これが正解だ」と答えを出して、書き込んでしまうと取り返しのつかないことがおきます。

ネットに今振り回されている人間。さて、どうすればいいのでしょうか?

書き込む前に深呼吸。勢いで書き込まない。

病院で貼られていたポスターでも書かれているのですが、

・その書き込みは、本当に公開しても大丈夫?
・攻撃的な文章になっていないか?
・画面の向こうの読む人で嫌な気持ちになる人はいるよ
・書き込む前に大きく深呼吸!自分が第三者になってみよう

まずこれらを意識して欲しいと。このポスターは病院に在籍する臨床心理士、精神科の先生などが協力して独自作成したものです。私などのSNSを利用している患者さんにも意見を聞いて、作られています。

SNS上でのトラブルを減らす為に、読む方も書く方も少し深呼吸してみると「なんだー、こんなこと書いちゃダメだよね」と少し冷静にはなります。

中高生たちにも今大きな被害が出ています

中高生や一部の大人も利用している動画SNS「TikTok」でも、心ない言葉での攻撃で傷ついている子が出ています。

コメントに嫌なコメントを執拗に書いて困らせた挙句に、退会へと追い込む行動を見かけました。

TikTok側も「これはいけない!」として啓蒙動画を公開しています。

コメントを書く前に、投稿者を傷つけていないかという動画です。

我が家の娘は、SNSをやっていると言えば、Instagramでクラスメイトとの連絡用に使う程度。そしてオーストラリアに研修旅行でお世話になった
ホストシスターとの連絡ツール。

しかし、私がTikTokを見ていると、痛々しい中高生の姿が出てくるばかりで、昔の楽しげな雰囲気が消えています。

負のコメントが多く、読んでいてどうして通報するのが難しいのかと、悩んでしまいます。

自分の心に目を向けてみませんか?

案外、自分の心に目を向けて考える人って少ないでしょう。何かをやらかした時に「自分の行いがよかったのか?」と振り返るものです。

今、コロナが落ち着いて気が緩んでいるし、第二波への不安はあります。

だから、自分の心を見つめ直す時間や機会を逃してしまいます。

自分のこころを見つめ直すことは難しいようで、実は簡単。それができない時は、信頼できる人に「一度話をしてみたい。なんでもいいから」と話をしてみましょう。

すると、自分の心の状態というものがはっきりしてきます。その結果を聞いたことで、傷つくということは、誰かを傷つけているということにもなり得ます。

これから先、「やらかしてしまう」前に、自分の心に問いかけをして深呼吸をしてから、書いてみませんか?

書きたいけれど、速攻で書いていいものなら書いてもいいけれど(技術的な相談とかね)、かなり慎重になって書かないと裁判沙汰につながるかもっていうのは、無視してよいです。相手にすると、余計逆上させてしまいます。

最後に

話し合えばわかりあるのに、ネットの世界は、言葉でのみしかやりとりできません。時には誤解を招くし、傷つけることは簡単です。

そんな世界で楽しいでしょうか?

誰もが幸せにはなれません。よりよくSNSを楽しむ為に、誰かを傷つけてしまわないように、自分の心と向き合って、今こそ冷静になりませんか?

怒り狂った心の叫びでも、人を傷つけるものには、誰も近寄ろうとはしませんし、信用さえも失いますからね。

あまり達筆ではありませんが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。

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