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どうしてヤバめの本に心惹かれるのか?

私が中学生時代に、兄と一緒に「ラジオライフ」というアマチュア無線の雑誌を読んでいたことから話を始める。

「ラジオライフ」はもともとはアマチュア無線に関する雑誌ではあったけれど、昔の警察や消防はアナログ無線で、無線機で周波数が一致すれば、傍受することができた。

怖いもの聞きたさもあって、兄はついに、高校時代にアマチュア無線の免許を取って、発信側になった。

今のインターネットとは違い、たまたま自分のコールナンバーを拾ってくれた人と友達になったりと、もどかしながらもいろんな人とのやりとりはしていた。

私は免許は取らず、側でラジオライフを読んでいたが、内容は書けないが、かなり法律すれすれのことを書いていた。

今、なぜ私が再度「ラジオライフ」を買って読むようになったかというと、娘が「アリエナクナイ科学ノ教科書」を購入した。

この本を書いた「くられ」さんは、他にもわかりやすくかつやばい系の科学漫画の科学監修もしている科学者さんなんだけれど、漫画や映画に出てくる「ちょっと気になる疑問」「本来の科学から見る矛盾点」を安全に解説している。

なぜ安全に解説する必要があるのか?

「ラジオライフ」もくられ先生が監修をしている本は、小学1年生でもわかる内容で書いてしまうと、大人が見て、危ないことに使う恐れがあるからだ。

だから、化学構造式を出ている内容は、私の主人のように科学をもろに使う人がみれば「これ生成不可やで」という内容に置き換えている部分はある。

それでも、この手の本を、大人も子供も見てみたくなるっていうのはどういうことだろう?

いわゆる「怖いものみたさ」である。人間の心の中には「怖いけれど見てみたい」という心理から、この手の本はよく売れる。

だからといって、子供が読んでみて、将来科学者などになるかというとそうでもない。ラジオマガジンを読んだからと、そのまま無線の世界にハマる人もいれば、離れていく人もいる。

私も今は、ラジオライフが取り扱っている内容が、実は仕事のことに役立つ内容が出ているので、参考にしている部分もある。でも、昔の血が騒ぐのか、無線関係はしっかり読む。

娘に関しては、漫画やアニメに出てくる「科学の矛盾」を知りたいだけ。

そして、先に紹介した本以外に、くられ先生の本をもう一冊購入している。
この本も、購入した。

まぁね、こういう本は一度は読んでおいた方が、裏世界を知ることになるから、話のネタとしては面白いんだけれど、悪用は絶対にダメ。

安全かつ有用なことに、仕入れた情報を使うようにしましょうね。


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