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【かんたん投資】配当よりも株価が上がるほうが嬉しい理由。

個別株やETFを見ていると、大きく分けて2種類に分かれますね。
「バリュー」と「グロース」です。

「バリュー」銘柄は配当が大きい銘柄です。決まった期日に、可能であれば業績に応じた配当が支払われます。「可能であれば」の理由は、業績が悪い場合は配当できないからですね。

「グロース」銘柄は配当が無いか、出ても少ない銘柄です。これらの銘柄は配当を出さない代わりに会社自身が成長して、株価の上昇で株主の利益になろう、という銘柄です。

未来のことは誰にもわかりませんから、会社の成長に期待するより、決まったタイミングで配当をもらえたほうが良いではないか? 確かにこのnoteを書いている2022年2月は様々な悪条件から株価の上昇がむずかしく、バリュー株への投資が正解な局面かもしれません。

ただし、課税という面から見ると、バリュー株とグロース株から得られるリターンは大きく違います。

例えばAというバリュー株が株価10,000円で毎年4%の配当を出していたとすると、配当金は年400円になりますが、これに2022年2月現在では20%課税されるため、税引き後の金額は400×0.8=320円になってしまいます。
なお、米国株の場合、更に米国内で10%課税があります。ですので米国株配当は税金を引かれて70%程度しか手元に入りません。
(税率は正確ではありません。また米国株配当金は確定申告での控除があります。詳細説明は省略させて頂きます)

これがBというグロース株が株価10,000円から4%成長して株価10,400円になっても、これを売買しない限り税金は発生しません。
また、同一口座での取引では売買の利益と損益を合算することができます。これは例えばX株で1,000円の損益が出ており、Y株で1,000円以上の利益が出ている場合、X株を全て売却し、Y株で1,000円の利益分のみ売却すると、プラスマイナスで0円となって税金はかかりません。
つまり「税金を払うタイミングをコントロールできる」のです。

かつてマイクロソフトが Windows95 を発売し、膨大な利益を出しているにも関わらず配当を全く出さずにいました。その間、株価はどんどんと上がり続け、創業者であるビル・ゲイツはとんでもない大金持ちになりました。
マイクロソフトのような会社を見つけて投資し、大金持ちになることは不可能では無いかもしれませんが、それはもしかするとマイクロソフトのような会社を作ることよりむずかしいかもしれません。

なので私は、少しずつ成長するであろう米国市場に積立を行って、そこそこのリターンを得たいと思っています。

わたしの note は自分の考えを整理するために作っております。 サポート頂ける方がおられれば、もっと無難でない笑 note も書きたいと思います。