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【30日間note4日目】断腸の思いで好きを手放したときの話

こんばんは、みよよです。このnoteは日常の喜びを書こうと思ったけど、日常がありがたいと思うためには、辛いことも振り返ってみようとふと感じた。だから今日は大好きだった前職を辞める決意をしたときの話を、当時書いた文章に少し加筆修正してみた。辞めたら自分に何もなくなるのではないか、と不安な人を少しでも後押しできたらいいな。

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コルクラボで仲山さんの話を聞いた。今の自分にとってぐさぐさくる、良い話だった。(※追記 以下の引用記事の内容です)

わたしは新規事業で5年営業している。とても大好きな商品だし、お客様と話すのは楽しい。会社の中の周りも皆いい人や尊敬する人ばかりで環境のストレスは全くない。とはいえ仕事内容はどう考えても向いておらず、今年の初めに結婚式が終わったら辞めよう、と決めていた。でも結婚式も延期になり、何より商品が好きでもっとこの先を見てみたい!という思いがあり、やっぱり頑張ってみようかな、という気持ちで昨日までいた。

ということで昨日査定面談。6月末までの成績を達成出来たとはいえ3月末までの成績がボロボロだったので、当然ボーナスも給料も下がる。

3年間お世話になったかつての上司は重い口を開いた。
「みよよさんこの1年間、てかこの会社で働いて楽しい?」

うーーーん楽しくはなかったな。ってそこでふと気づいた。

いつも必死だった。売らなきゃってずっと思ってて、達成しなきゃってそれしか頭になかった。この会社では生き残っていけないから。1番上の評価を貰い、給料も上がった年は仕事時間を増やすため、お客さんの懐に少しでも入ろうと実家を出て家賃が高い武蔵小杉に引っ越して、8時から22時まで働いて、土日も少し働いて、家賃が高いから全然贅沢も出来なくて、挙句の果てには彼氏には振られた。

それでも表彰はされなかった。

新規事業の要素が強い中、押せないわたしは無理やり押してたけどはっきり言って自分のタイプではないし、営業の特性でいうと、細かい作業を正確に打ち返せる人が信頼を獲得する。わたしはSFで慎重さが最下位なのでとても苦手。苦手なことをたくさん向き合っていかないと、できない仕事

それでも向き合う気満々でいた。多分仲山さんの話聞かなくて、上司にこの質問されなかったら「もう1年何やっても頑張る」って言ってたとおもう。けれど客観的にみて4年間必死にやって「夢中」にならないことって、もうよくない?ってストンと腑に落ちた。しかも楽しくないし。不感症ということも考えられるけど塾講師時代、土日に過去問解きまくるの大好きだったし、いくら残業してもなんとも思わなかったしほんとに夢中要素はないのだと気付いた。

仲山さんの著書である「サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質」の中に「結果に繋がらないことがあってもいい」と書いてあったのも、わたしの背中を押した。

もう必死でやりきったわ。結果が出なくても、やりきったことはきっと糧になるはず。もう肩の荷を下ろそう。

そう話をしたら旦那さんは「え!こんなに大好きな仕事なのにそれはつらい…なんとかならないかな」と最初びっくりしてたけど、見ていてしんどそうだったので納得してくれた。

旦那さんよ、今までそれこそ必死な恋愛をしてた中で、唯一話すことに夢中になれて、毎日一緒にいても楽ちんで無理しないでいられるのは旦那さんだけなのだ。旦那さんがいる生活になってから、この必死の生活にちょこちょこ違和感感じたなあ。ありがとうね。そんな旦那さんを見つけたわたしだもの、必死の先に夢中になれるお仕事も見つけられるさ、たぶん。コロナの影響こわいけど。

さようなら、大好きだった仕事。落ち着いたら新しい一歩を踏み出そう。

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好きなものを追いかけても追いかけても成果を出せなかった自分のむなしさ。けれど、たくさんのスキルと一段高くなったスタンスと、目標をもって働けた仲間がいたことは今でも宝。

過去の経験を大事にしながら今日も日々少しずつ宝物が増えますように。


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