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コロナ後の放送大学を楽しく学ぶアイデア

前回紹介したように、放送大学で心理学系の資格所得は、以前よりかなり時間がかかるよう(2倍くらいの時間的余裕が必要?)になっています。

つまり「サクッと手軽に」しかも「学費が安い」という放送大学のメリットの半分は失われました。(2022~2023年に在籍した私の体感)

では何をモチベーションにするのか?
悩みながら、いくつかの楽しみポイントを発見しましたので2つご紹介します。

「新しく撮影された授業の方が面白い」

放送大学の授業はすべて、「〇〇学(XX)」と科目名の後に2桁の数字が付いています。
授業を受けると分かってきますが、これは「講義が撮影された年度」です。つまり(18)であれば2018年撮影の作品、(23)であれば2023年撮影の作品です。

これ、数字が新しい授業の方が、基本的には面白いです。
登録の参考にしてみてください。

放送大学の授業は基本的に、何年かに1回、タイトルは同じのまま、中身をガラリと変えて再撮影するようです。
「これ5年前じゃない?」という授業は、1年待つとリニューアルされる可能性もあります。

1つ挙げると「より良い思考の技法(23)」は、強くおすすめできます。

通常のテレビ番組を見ているかのようなポップな構成で、クリティカルシンキングを学ぶことができました。(認定心理士の資格に対応した科目であったのも◎)

講師の先生はラジオのDJなのかなというくらいトークが軽妙。
アシスタントの女性はグリーンチャンネル競馬中継でおなじみの女性タレント。(競馬を例えにするやりとりも何度かありましたね)

2023年版は全部こんなに面白いのかというと、案外そうでもないのでyoutubeやシラバスで確認するといいですね。コンテンツの質は担当講師に拠るみたいです。

「心理学系以外の面接授業なら、全国どこでも気軽に受講登録できる」

コロナがまん延している年は、居住している県の面接授業しか登録できないという厳しい制限がありました。
これは2023年から枠が撤廃され、元通り、どの県の面接授業でも登録して受講する事が可能になりました。

私はこれを待っていました。
放送大学のwebにログインして、シラバスで関心のある単語を入れ、検索。
これを2月くらいからやって、リストを作っておきました。

心理学系以外なら、意外と席が空いています。
私は2023年1学期は(通常の登録は手違いのため1科目もできなかったのですが、追加登録ができたので)神奈川学習センターまで行って、授業を受けてきました。

面接授業は定員は40~50名ですので、休み時間に先生とコミュニケーションを取ることもできたりします。非常に良い経験になりました。

スポーツメンタルトレーニング論。授業の内容も非常に洗練されていました。授業のアシスタントとしてスポーツ界の特別ゲストも呼んでいただけたり、2日間本当に中身が充実していました。(これが定員満たず、楽々と追加登録できたのです)

ちなみにこの授業の講師、土屋先生。日本のスポーツ心理学界では有数の方だと私は知っていたので、「もう行くしか無い」と万難を排して、飛行機を使ってまで受講しました。
(後に学会でもご挨拶する機会があったのですが、それはもう畏れ多いクラスの先生でした。これが放送大学という場でなら、びっくりするほど気軽に接することができたりする。これは得難いメリットでした)

放送大学の面接授業。自分が関心のある分野であれば、講師の先生の名前でネット検索するくらいは、やっておくといいですね。

たまに、「えっ、この先生の授業が6千円で受けられるの?」みたいな、とんでもなくオトクな事が起きていたりします。

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