パンサラッサは甘くない?


今回は予想、というか、とにかくしょーもない戯言、雑談だと思って予想から離れたい方はお読みください(?
くれぐれも参考にしないように!

この1週間、まー色んな媒体で色んな予想・見解を目にしてきました。

もちろん影響を受けたり(自分は調教・馬体なんてのは欠片もわからない)受けなかったり。
考えては捨てて、考えては捨ててを繰り返しました。

で、最初に至ったのは
「イクイノックス軸以外考えられん」
と。

そして次に、小回りの右回りから大箱の左回りになるジャックドールは大幅プラス。

この2頭からで仕方ない。
相手はやはり今回注目かつ斤量の軽い3歳馬たちとダービー馬シャフリヤール。

正味この5頭BOX買ってたら当たるでしょ。
発表された枠順をみてより一層その考えに寄ることとなりました。
実際当たりそう。

が、つまらん!!!
(つまらんとは??そして馬券が当たらないともっとつまらないのでは?!

やめやめ!!全部やめ!!

そして、タイトルにいきつくわけです。

「パンサラッサは甘くない」

はて、いつもよくわからない屁理屈を述べておりますが今回は何を言い出すやら、、
どうぞお付き合いください。

昔、一頭の個性的な逃げ馬がいました。
そもそも著者は逃げ馬が好き、追い込みも好きよ。
あーでも一番好きなのは脚色の変わらないズブい差し馬!
話が逸れました、、戻します。

そう、その逃げ馬とは知る人ぞ知るシルポートです(ギャグではない

3年連続で秋天で走ったのですが、とにかく大逃げ。

シルポートはマイスタイルを突き通してこその馬。
勝ち負けは二の次。
いや勝ちたかったろうけど。
たとえ勝手に大逃げを打とうがやはり競馬はそのときのメンバー構成がレースに影響を与えます。

ということで、ぜひ2011年の秋天を見返してみましょう。

東京でのレースなんてのは速い上がり勝負、速い上がりを使える馬が強いなんてのは誰でも考えることです。

この2011年の秋天、出馬表をみて誰が勝つでしょうと聞かれて、おそらく皆んなパッと目がいくのはブエナビスタでしょう。

結果を知っててもやはりブエナビスタが馬券内から飛ぶとは考えづらいですよね。
…ちなみに自分はこのときペルーサの複勝を当時としては破格の1000円握りしめていたのを覚えています。

ふと自分の考えから離れたくなったときにこのレースを見返して思ってしまったわけです。

「このときに近い脚質構成、そして大逃げ馬の存在と、その後ろの割と強いとされている先行馬、その後ろにつけられそうな良枠の有力馬たち」

シルポートの後ろにいた先行馬、並びはみましたでしょうか。
菊花賞馬ビッグウィーク、宝塚記念勝馬アーネストリー、ダービー馬エイシンフラッシュ。
すごく強い。

おそらくですがシルポートは勝手に沈むし、全会一致でジョッキーたちは想像していたのかもしれません。
前年もこれまでのレースも残せていないからシルポートはある意味蚊帳の外でしたね。
それで誰も捕まえにいきませんでした。

が、そもそもシルポートの刻んでいるペースが速かったので道中なんやかんやで皆いつもより脚は削がれていたわけです。
結果スパッとキレるはずのブエナビスタは進路取りもあり不発(それでも脚伸ばしているけど
ブエナビスタが34秒台の切れ味に屈するという結果でした。

ナタのキレ味というべき馬たちが34秒台の脚で、直線向いた段階でどれだけ脚を残していたか、またそれを長く伸ばせるかの勝負という結果になりました。
心配機能とは別の"脚のスタミナ"勝負みたいなレースだったなと今でこそ思います。

端的に言うと自分は今年もその流れになる方に賭けても面白いのではないか?という話です。
(が、実際にお金を賭けるのはオススメしません。自分は賭けるけど、それは自分の考えだから

パンサラッサが作るペースは甘くない、例えそれを追いかけなくてもみんな脚を使わされないか?という説が頭から離れなくなりました。

タイトルホルダーやキタサンブラックの逃げもそうですよね。
この歴史的名馬たちと並列するのはどうかと思いますけども、、

とはいえ、まずそもそもパンサラッサがいけるのか、問題です。
陣営が溜め逃げ発言をしているのは少し気がかりですが…

ここ2走はそれぞれ注文がつくレースでした。

・海外帰り後初戦なのに厳しいラップを刻むタイトルホルダーとの一戦、しかもタイトルホルダーが抜群のスタート

・札幌は開催期間中雨量も多く、発表より相当タフな路面状況

スタート出ないかもしれないし、行き足もつかないかもしれない。
でも、道中はここ2戦よりも走りやすい路面状況のはず。
陣営もメンコに策を講じると述べていたのも期待しています。

そして自分は何より逃げ馬として大切なものをパンサラッサは失っていないというのを感じています。

そう、最後のしぶとさです。
宝塚も札幌記念も展開や手応えを思えばもっと早くに沈んでも不思議じゃないのですがしぶといんですよね。
これは逃げ馬にとって大事な要素だと思います。
最後のコーナーや直線向いた際に手応えより思いの外しぶとければ、捕まえに動くため全体的に仕掛けが早くなる可能性が高まります。

ちなみに今回の奇数番3番枠が良いとは思いませんが、コーナーで外外を回るよりは良いのでは。
あと誰かに先に行かれたとしても、先にいってる馬を煽っていく方が良いでしょうし、バビットが外に入ったのも不幸中の幸いかなと思います。

コーナーまでにハナさえ取れれば2011年の再来もありえるのでは、という見立て。

どうでしょ、ないかな。

でも、ここ2戦のレースや結果をみて、パンサラッサのマークは少し手薄になるかもしれないのがポイントかなと。
バビットが主張してくるかもしれないのもレースのもう1つポイント。

そこで引かずにパンサラッサが主張さえしてくれたら、前々の馬のスタミナも削げるし、煽られた馬は掛かる可能性が出てきます。後ろの脚を使わす全体的な速いレースになる可能性もゼロではない。
パンサラッサが引いたらこの長文は全てなかったことになります笑

パンサラッサ自身は少なくとも1,2番人気を背負う人気馬ではないですから、自分のレースをするしかないはず。

ま、ここまで話して、今年の秋天は先行馬が2011年ほどのレベルにない可能性はありますが、、
とはいえ前哨戦を強く勝ったマリアエレーナやジャックドールの存在は大きい。

そしてアーネストリーのように外からバビットが捲って上がってきたら、なかなか前の馬たちや前目につけている有力馬は知らんぷりしてやるすごすことは難しいように思うのです。

イクイノックス、シャフリヤール、ジオグリフはそれぞれ少し気性に難しさを抱えていますし、加えて久々でもあります。

どうかな、脚使わされないですかね。

さ、まだ続きます。
そして、ここからが難しいところ。

差し馬といっても色んなタイプがありますよね。

・スパッと切れるのか
・ナタの切れ味、所謂長く良い脚を使うのか
・みんながバテてきたところでもバテない脚を使える=みんなが脚を使えないから、相対的に速い脚を使えていることになる

ただ、これを判別するのは難しいなと思います。
そのときのレース展開にもよるし、もしかすると一頭の馬でも全部使える馬、使い分けられる馬もいるかもしれませんし。

数字上の速い上がりなんてものからは読み取りきれない部分かなと思います。
自分も専門家ほど詳しいメソッドを持っているわけでもありません。
その馬の脚のなーんとなくのイメージで考えるしかないですよね。

今回出走する馬を分類しろ!と言われても自分は出来ませんし、多分人によって見解がわかれると思います。

ダノンベルーガは数字上新馬戦は速い上がりでキレてますが、以降は34秒台。
レース展開や馬場差、風など様々なファクターを加味すると実際33秒台を繰り出している可能性もあります。

じゃあ長く良い脚?と言われるとよくわからない。
ただ、イクイノックスなんかと比較すると(あくまでイメージの話)きっと加速幅は少なくて、その分それを長く持続させているかもしれない、、というイメージが現状は近いかなと思っています。
つまりイクイノックスはその逆でいわゆるスパッとキレる爆発力のある末脚、という認識です。
実際はそれぞれもっと引き出しがあるかもしれない。
なんせわからない。

3歳馬なんてわからないわけで。
しかも今回有力な3歳馬は経験値もこれまでの参考レースも少ないわけですからね、、

イクイノックスはよく言われるように天才肌、だから色んなことを難なくこなすかもしれない。

ジオグリフは皐月賞の勝ち方からすると、緩い流れで全体としてはまとまってくれている中、コーナー加速の上手さで上がっていってその加速幅を緩やかに上げ続けることが良いのか?とか。

コーナーは良いとて、そうなると東京は最後の直線長いなー困ったなーとかね。

あーソングラインなんかは全体が流れると脚が残らないタイプでしたよね。
個人的にはそっちだと踏んでいるけど、でも新馬戦なんかみるとスパッとキレる可能性もないわけでもない。

いずれにせよ今回はジオグリフの強みを活かすのはコース形態上、少し難しい可能性はありますね
とはいえ鞍上ユーイチやしな。
使える脚が一瞬と自身で言うてたアンドヴァラナウト、東京で馬券内に持ってきたし、、

蓋を開けると3歳馬3頭のポテンシャル高すぎて馬券内独占もあると思ってますし、全く買わないわけではないので!

ただ、自分はこういう見立てをしている以上、馬としての引き出しや経験値から予測を立てやすい方に注目したいなと思っています。

ということで自分が今回買いたい馬は

2.カラテ
4.ポタジェ

です。
ユーバーレーベンなんかも状態次第では面白そうですよね。

カラテもポタジェも2頭とも斤量耐性があるのがまず良いですね。

カラテはパンサラッサがかき乱したレースで脚を伸ばしてきたのを純粋に評価したいと思います。

ポタジェは素直な力比べでは敵わないのですが、様々な原因で全体が消耗するレース、沈み込んだレースの中、この馬は他馬にとって不利な条件をその小器用さでこなしてしまい、結果相対的に浮上してくることがこれまで何度もありました。なんていう相手なり、馬なり、と言われるのは、言い換えるとこういう強さかな?と勝手に考えています。

大阪杯はまさにそれがハマったレースかなと。

阪神2000mというそもそものコース形態、そして当日の馬場分ありきかなという感じ。

負けている近走もコース形態がいかにも力比べになりやすい条件ではイマイチな着順。

G1を狙うなら大阪杯、そして次に秋天が最もチャンスがあるかと個人的には思っています。

昨年はあのメンバーで、いかにもな力比べ。
今年のメンバー、条件なら馬券内に割って入れる可能性もありえなくないのでは??と。

東京2000mもなかなか厄介なコースですし、厄介な逃げ馬がいて、全体に乱れたレースになった場合、相対的に浮上してくる可能性はあるかなとみています。
秋天は基本切れ味勝負になりやすいので、メンバー構成次第ではノーチャンスですからね。
今回の枠の並び、メンバー構成ならなんとかならないか、、と希望的観測を持っています。

前走で58kgを背負っているのも、1800mという2000mよりは少し速いであろうペースを経験しているのも、叩き良化型のこの馬には良いとみています。

買い目は深く考えてないけど
2からの流し、4からの流し、もしくは複勝や2-4ワイド厚め、とかですかね。
まだ決めきっていない。

ひとまずPATに唯一入っている1000円でちょっとした3連複は買っておきました。



4-1,2,3,6,7の3連複。当たらないだろうな笑

いやいや、後ろからの2,4買ってなぜ1,3を買うのか?と。

3はシンプルに持っていないと心臓に悪いからです笑

1はやはり前走強かったですよね。
実はスタミナが問われる小倉コースで、最後5ハロンをほぼほぼ減速せずラップを踏めているのはなかなか出来る芸当ではないはず。
そのスタミナを評価したいです。

阪神2000mコースで良績あげているあたりも個人的には推したいポイントです。
そういう小賢しさは東京2000mでもプラスになるはず。
ここまで話して1軸の馬券も持っておきたいなとなってきた。
1,2,4のワイドBOXなんかも良いですかねぇ。

今年の宝塚記念みたいなのを想像してもらえるとわかりやすいかなと思うのですが、速いペースを前いく馬が受け止めた際に、基本は前総崩れが起こります。
が、その後ろの馬がなし崩しで脚を使わされたとき、全員が使える脚なくて稀にその隊列のまま雪崩込むこともあるんですよね。
そうなったときに1なんかはいかにも残せそうだなーという。

秋天、前いく馬はダメ議論がありますが、著者の大好きな、そりゃもう大好きなアエロリットは3着に粘り混んでます。
速いラップを踏み続けられる、そういうスタミナ指向の牝馬はチャンスがないわけでない!はず!

いやーーーーー長々と書いた…!!!

まだ書けていないことや、説明足りてないところとかありそうだけど、これくらいで。
5000文字に到達。

今は色んな媒体で予想も予想の仕方もファクターも多様性を極めるようになってきました。

時々他の人が考えなさそうなことをあえて考えてみたり、昔のレース見返して懐かしんだりするのも良いかもしれませんね。

過去最長の記事だな、、疲れた。。

何より読んでくださった方ありがとうございました。

著者は明日現地観戦してきます。
追加馬券も現地にて。

なんかここまで書いたけど結局イクイノックスからいきそうね苦笑

秋の天皇賞、みなさん楽しみましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?