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ワンデイビワイチの記録
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遅い夏休みがとれた2023年11月にビワイチしてきました。
びわ湖一周サイクリング認定システムの記録によると、5:14に大津港スタート、16:14に戻ってきたので、ちょうど11時間。Strava記録では206km。だいたい200kmブルベと同じくらい。
ビワイチについてネットで調べると、1泊2日がおすすめというのがほとんどで、一日で回ることについての情報があまりなかったようなので、記録として残しておきます。
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準備
コース
サイクルボールのコースを参考にして、大津を起点に左回りで設定。
サイクルボールには参加しませんでしたが、前述のびわ湖一周サイクリング認定システムの各チェックポイントで記録を残すことにしました。
いろいろ調べていると、比叡山の麓辺りの小椋神社に自転車お守りがあるということなので、これをゲットすることを目的にしました。
ただ、小椋神社があるのはスタートしてから190kmあたり。神社の社務所なんて遅くまで開いてないだろうから、遅くとも16:00には到着することを考えるとスタートはだいぶ早朝・・・
後で気が付いたのだが、東京から新幹線だし、大津ではなく米原を起点にすればよかった。気が付いた時にはもう宿も新幹線の切符も手配済みでした。
装備
どこまで荷物を少なくできるか?という実験を兼ねて、いつもブルベで使うサドルバッグは今回使用せず。ストレージはAPIDURAのフレームバッグと背中にアソスのスパイダーバッグで。フレームバッグにライトの予備バッテリーと行動食、スパイダーバッグは暑くなったらウィンブレを脱いで入れることにしました。
気温が6度~20度と振れ幅が大きいので、ウェアは対応温度7~15度のカステリのALPHA ROS2 LIGHTジャケットに薄手に冬用インナー、秋冬用のレーパンとウォーマー、出発時はウィンブレを追加。これでちょうどよかったです。
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実走
前日
夕方に大津に着くように東京駅正午発の新幹線を予約。平日のお昼なんて空いているだろうと思ったら、インバウンド関係で意外と混んでいる。
輪行袋は東海道新幹線の特大荷物スペース予約は本来不要なのですが、トラブルを避けるためにいつも予約することにしています。今回はそのスペースも争奪戦で、使う人同士の空間パズルをする羽目になりました。
輪行袋はpekoさん謹製の横置きを使っていますが、ハンドルを下にして立てられるように工夫しておいてよかった。
京都で乗り換え、15:00頃大津について宿にチェックイン。
宿は「HOTEL講 大津百町」です。町屋をリノベしたホテルで一棟貸しがメインのようですが、ちょうどよい一部屋の空きがあり利用しました。
自転車はラウンジに置いておかせてもらい助かりました。
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朝食用に宿で町の果物屋さんのフルーツサンドを予約してもらい、それを取りに行ったり、宿のおすすめのパン屋さんで朝食と行動食を調達したりなんだりでこの日は終了。
大津港~南三ツ谷公園(58km)
朝4:00前に起床(遠足前日現象で眠れなかった)、もそもそ朝食をとり、5:14に大津港の認定システムチェックポイントを登録してスタート。まだ真っ暗。
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向かい風の中を5kmほどゆるゆると南下して瀬田の唐橋で琵琶湖を渡り、本格スタート。30km地点の守屋のBIWAKOモニュメントでは、日の出のいい感じの光景をいただきました。
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ここで写真撮るのに夢中になって、砂浜に入り込んでしまいSpeedplayのクリートに砂を嚙ませてしまった。
その後少し琵琶湖沿岸を外れてラ・コリーナ近江八幡へ。バウムクーヘンで有名なクラブハリエのカフェがあるのですが、まだ開店前。ここでようやくウンブレが脱げた。
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ここまで順調と思いきや、走り始めてすぐ左クリートがはまらなくなるトラブル発生。さっき砂を噛んだので怪しいと思っていましたが、やはりSpeedplayのスプリングが折れてました。
近くのコンビニに緊急ピットイン。予備のスプリングは携帯していたのですが、うっかりプラスドライバーを置いてきてしまい、コンビニでドライバーセットを買う羽目になってしまいました。
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予定外のストップでちょっと焦りつつも、追い風に乗っていい感じのスピードで次のチェックポイント、南三ツ谷公園に到着。
南三ツ谷公園~道の駅湖北みずどりステーション(36km)
南三ツ谷公園でチェックポイント登録。
こんな感じでWebでクイズに回答します。
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さっきまで晴れていたのですが、この辺から霧が出てきて前が見えない。追い風基調で寒くもなく走りやすいものの、ちょっとドキドキ。
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彦根城の横を通過しますが、お城はルートからはちょうど見えない位置。そもそも霧で見通しが悪いのでスルー。
サイクルボールのルートでは長浜でコースを外れて黒壁スクエアを通っていくのですが、今回はこれもスルーして長浜城方面へ。海洋堂フィギュアミュージアムはゆっくり訪れたいところでしたが、自転車以外で来た時の楽しみに取っておくことにします。
この区間は視界がずっと悪いことを除けば順調に次のチェックポイントまで到着。
道の駅湖北みずどりステーション~今津港(50km)
道の駅湖北みずどりステーションでチェックポイント登録して、ここで昼食を取る予定でしたが、到着時間が早くてレストランの開店30分前。先を急ぎたかったのでお弁当を買って2階の休憩コーナーで食べました。だし巻き美味しい。
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湖北エリアはコンビニもなく寂しいとどこかに書いてましたが、ずっとどんよりとした天気でなんとなく寒く、水鳥とたまに釣り人がいるくらいで人気も少なく、ウェールズ地方を走っているよう(行ったことないけど)。
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ちょっとしたヒルクライムのあと、出るという噂の賤ヶ岳トンネルへ。
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トンネル通過してしばらく下った後、寒々とした湖畔の景色を堪能しつつ道の駅 塩津海道・あぢかまの里に到着。ここで昼食を取ればよかったのだが、さっき食べた弁当がまだこなれてなかったので、水だけ補給して先に進みます。
この道の駅がおそらく最北端で、この先少し登った後にトンネルを通過するといきなり景色が変わって晴れてきました。ここからしばらく湖畔の景色の良い道を走るのですが、なんとなく疲れて飽きてきた。途中で一旦止まって写真撮影。道の駅でなんか食べておけばよかった。この辺で120kmくらい。
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湖畔の道を抜けた後、いったん湖の沿岸を外れて反対方向の道の駅マキノ追坂峠へヒルクライム。ここで小休止。プリンを食べる。
なぜここでちゃんと食事をとらないのか?
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コースを外れた理由は噂に聞くメタセコイア並木を見るため。ちょうどお昼で木漏れ日がいい感じでした。この日は平日でしたがこの辺りは観光客がいっぱいいました。
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琵琶湖沿岸に戻って、観光船の港である今津港に到着。
今津港~小椋神社~大津港(60km)
今津港でチェックポイント登録。
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あと60kmくらい。そろそろどこかで休みたい。
がっつりお店で座って休むのでなく(お昼時で混んでそうだし)コンビニでちょっと休憩したいという感じだったのですが、なかなかいい休憩ポイントがない。というかコンビニがない!天気は晴れて来ましたが向かい風になりなんとなくスピードも乗らない。道もずっと真っ直ぐで飽きてきた・・・
これを書きながらルートを見返していると近江高島の辺りにいろいろお店があったみたい。気が付かなかった。
一旦湖畔の国道を抜けてからまた戻るところでフォトジェニックな光景があり、なにもないけど休憩。
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ここから少し走ると有名な白髭神社。ただこの辺りから車が多く、横断歩道もないので反対側の神社に行くのは諦めました。
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白髭神社を越えてしばらく先から、ルートが国道沿いから外れて細かく曲がったり路地に入ったり高架下を抜けたり。コースはわかりやすく表示されているので迷うことはなく、飽きてきたところにちょうどよい刺激になりました。国道に戻った後ようやくコンビニを発見して休憩。
琵琶湖大橋への道を越えて、いよいよ繁華街に入り車も人通りも多くなってきますが、ここから比叡方面に向けてヒルクライム。小椋神社に向かいます。
小椋神社はビワイチコースから3kmほど登ったところ、奥比叡ドライブウェイの入り口すぐ近くにあります。
到着が15:20。社務所がやってる時間に着けてよかった。お守りも無事にゲット。
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あとはゴールの大津港まで15kmを安全運転で。交通量も多く都内の道を走るのと同じような感覚でした。言われているほど走りづらいという感じではありませんが信号には引っかかりまくります。
そして16時過ぎ、スタートした大津港に戻ってきました。明るいうちに戻ってこれました。
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ホテルに戻って、教えていただいた銭湯で汗を流して晩御飯。奮発して近江牛を堪能したいところでしたが、タイミング悪くおすすめのお店が休業日でした。残念。
翌日
フルーツサンドを作ってもらった丸二果実店のパフェがどうしても気になり、11:00開店と同時に(若干フライングで)堪能。一昨日伺ったのを覚えていて下さり、一日でビワイチしたという話をしたら驚いていました。そんなもんか。
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あとこの辺では普通に「ビワイチ」で通じる。自転車で琵琶湖一周しようと思いまして・・・と言うと、ああビワイチね~と返ってきます。
13時の京都発新幹線で帰途へ。帰りの電車も特大荷物スペース争奪戦(奪い合いはしません。譲り合いと空間パズルです。)
大津駅で会社で配るお土産を買うつもりでしたが、日持ちして個包装で配れるものがない・・・ 京都駅で琵琶湖土産があると思ったら普通に京都のものしかないので、京都土産にしました。
まとめ
大きな湖を一周ということで霞ヶ浦一周と比べてしまいますが、カスイチはずっと同じ景色、ひたすら向かい風のイメージで修業でした。(ブルベで行った時の日の出の光景はすごくきれいだったけど)
ビワイチは湖南、湖北、湖東、湖西で景色がまったく異なり、飽きずに走れます。
平均24km/h、グロスで17km/hくらいで100km走れれば、一日でビワイチは全然問題なしです。Strava記録で206km,714mupなのでアップダウンは誤差の範囲と言っていいでしょう。
ただし今回ほぼ寄り道しませんでした。サイクリングは十分堪能しましたが、道中楽しみたいなら一泊二日がいいかも。
コースは道中わかるようになっていて、迷うことはほぼありません。
サイクリングマップは見ておいたほうがいいかも。
荷物は最低限にしましたが問題なしだった。これで300kmブルベまでは行けそう。
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