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episode2〜「”等身大”を綴りたい!」 マスターぺくのこだわり〜

縁(En)-Couragement Cafeが開店して、早1ヶ月が経った。
この間、カフェをどんな形で運営するかを考えたり、新しいストーリーの紡ぎ方を模索したり・・・そんな風に日々を過ごしてきた。

そして、今月に入ってついに・・・1人目のお客様である、おかっちさんに続く、お客様を募集し始めた。
その過程で感じたこと・伝えたいと思ったことを、今回はマスターぺくのお話として綴らせてほしい。


しばらく閑古鳥の鳴くお店で

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「カフェをどう運営していくか」は、正直まだまだ模索中。
もしかすると、カフェなのに「お客様を募集!」って、ちょっと変かもしれない。
でも、「カフェのように気楽に立ち寄って、お話を聞かせてほしい!」という思いを体現するには、「カフェ」というワードが良かったんだよなぁ。

それはさておき・・・。
「ライフストーリーをカタチにしたい方を募集します!」と、意気揚々と告知をしてみたが、お客様が一人も来ない日がしばらく続く・・・。

正直なところ、ここまでは織り込み済み。
地道にコツコツ想いを語り、お越しくださったらいいなぁと思っていて、特に焦ってはいなかった。

でも・・・「自分の想いをお客様の心に届けるには、どうしたら良いのか」と、ずっと自問自答し続けていたし、ときに周りの方にも相談させてもらった。


開店に際しての意気込みにも書いたが、私は「誰もが自分の生きてきた軌跡を誇れる世界をつくりたい!」と思っている。

「自分の生きたいように生きる!」とようやく決断できた、25歳の頃から、日本で、海外で・・・本当にたくさんの方々と出会って、たくさんお話を伺ってきた。
そのなかで、「どんな人の人生からも、学びや気づきが得られるし、その人が生きてきた軌跡から勇気をもらえる」と強く思うようになった。

とはいえ、「自分の人生なんて・・・」とか「自分の話なんて・・・」と思う気持ちは、私自身よく分かる。
なぜなら、私自身が強くそう思ってきたから。


だけど、このカフェが、そう思う人にとって転機になったらいいなぁと思っている。

「自分の生きてきた軌跡が、誰かを勇気づける!」

生きてきた軌跡を、ストーリーとしてカタチにすることで、心からそう思えるきっかけをつくりたい。

想いは強いけど、それをどう伝えたら良いのか、どうすれば「自分なんて・・・」と思っている方が一歩踏み出せるのか・・・そこが、どうしても自分ひとりでは答えが出ない。
そんな日々が続いていた。


私は「等身大」にこだわりたい!

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「変化が明確に分からないと、購買意欲は掻き立てられない」

だから、ビジネスでは、「A(Before)がB(After)になる」を伝えることが大切だとされている。
ただ、私はどうしても、「自分が提供するものを通じて、どんな変化が生み出せるのか」を自分で導き出すのが苦手だ。

そう思うと(すなわち、変化を与えられるのかと言われると)、「正直、ちょっと自信ないんですよね・・・」なんて言葉が、最近の私にしては珍しく口から飛び出たこともあった。


では、「なぜそう思ったのか」を一緒に考えてもらったときに、ふと出てきたことがある。

私は、書くときになるだけ脚色したくない。
伺った話を、伺ったままに、丁寧に書き上げたい。
”カッコ良く”書くのではなく、経験してきたことをありのままに、そのときのリアルな心情とともに書き上げたい。

そう思うからこそ、「絶対カッコ良く仕上げますよ!」なんて口が裂けても言えないし、カッコ良く書き上げることで、誰かの期待に添うことはできない。

それに、私自身も自分のことを綴るときは、なるだけ等身大の、素直な気持ちを綴ってきた。
これは、私自身がかつて”等身大のその人”が書かれている記事に、強く心動かされたことがあって、「私もこんな文章が書きたい!」と思ったから。

その思いがきっかけで、ライターとして活動し始めたこともあって、思い返せば、「等身大」は、ライター・インタビュアーとして活動していた頃から、一貫して譲れないものだった。


でも、これだと・・・カフェに来てくれるメリットにならないんじゃないかなぁと思っていたのだ。


ちょうどそんなとき、1人目のお客様だった、おかっちさんが毎晩のLIVEで、縁(En)-Couragement Cafeのことを紹介してくれたことがあった。

「等身大のままだから、自分にそっくりそのまま返ってくる」

客観的に自分の人生がストーリーとして書かれてあって、自分のことだけど、まるで他人の人生を読んでいるかのような気持ちになる。
そうすると、その人(=過去の自分)を承認したくなる。

そして、そこにまるまる自分の言葉が乗り移っているからこそ、等身大のまま自分に返ってくる。
結果、「自己受容」が高まる。

一部読みやすいように変えているけど、そんな風にお話してくださった。


「自己受容」とは、どんな自分もありのまま受け入れること。
ストーリーを通して、山あり谷ありの自分の人生を客観的に見ることで、自分の人生、そして自分自身を認め、受け入れ、そして好きになれる。

抽象的な効果かもしれないけど、”等身大”で綴り続けることで、そう思える人がどんどん増えていくといいなぁ。
そして、私自身がそう在り続けることで、「脚色なんてしなくたって、今のままのあなたが素敵だよ!」というメッセージを伝え続けていきたい。

だから、もう迷わず、今の私が持てる力の限り、ひとつひとつのストーリーを大切に紡いでいこう。
いつか「誰もが自分が生きてきた軌跡を誇れる世界をつくれる」と信じて。


そう強く思って、筆を取った夜だった。




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