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基本エネ採用ゾロアークバレット

こんにちは、ぺこりんと申します。

今回は、私がシティリーグで使用した「基本エネ採用ゾロアークバレット」について、デッキ選択の経緯の話と解説をしていきます。


まず、私は非ルールのデッキが好きです。サイドを複数枚取られたときに不安を感じてしまうからです。また、ユニークな戦い方ができるカードが好きです。使いこなしてる感が楽しいからです。

少し前までは三神ザシアンが猛威を奮っており、非ルールのポケモンが主体のデッキはかなり向かい風の環境でした。

しかし最近は三神ザシアンの数は少なくなっていると知り、そのタイミングでイーブイヒーローズにゾロアークが収録されたことで、これを使用してシティリーグに参戦することを決めました。

ゾロアークが出た当初はジムバトルや新弾バトルで少しだけ結果を残していたので、そのリストを参考に私が組んだのデッキがこちらです。

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プテラとグソクムシャをメインに据えつつ、メッソンを狩れるジュゴンと対ダイナ要員のデスバーンを採用していました。一般的なゾロアークの構築ですね。

しかし、このデッキは重大な欠陥があります。
こくばバドレックスVのワザ「シャドーミスト」で詰むのです。

1ターン目にコソクムシにツインエネルギーを貼る以外、シャドーミストの突破口がありません。

もう一つ、先2でデュアルブリザードができなければジュゴンはほぼ使い物にならないことです。ピン刺しのジュゴンと4枚のトリプル加速を先2で準備できる確率は結構低いです。そのターンにそれを達成することはできても、試合は続きます。また、一度ジュゴンが見えたら相手はミュウを置きます。

イーブイヒーローズ環境で黒馬と連撃ウーラに弱いのは致命的ですので、この二つの弱みを解決するべく、次のデッキを作成しました。
また、この時点で蒼空摩天から「アップリュー」「タルップル」が公開されていました。

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・基本エネルギーを採用すること
・裏工作を停止させること

ガラルマタドガスがこの2点を解決できると考え、この構築になりました。それに伴いトリプル加速を不採用にしたので、ジュゴンとプテラを抜き、アップリューとタルップルを入れました。この二匹は無色エネ1枚で火力が出せるので、基本エネ採用と相性が良いです。ふつうのつりざおのバリューも上がって、かなり強くなりました。

あんまり場が展開できていなくてもとりあえずドガスでバッドポイズンしておけば、ある程度はなんとかなります。

このデッキにしたことで、黒馬には5分で戦えるようになりました。しかし連撃ウーラにはまだまだ不利でした。特性が止まっても、しっぷうづきさえ使えれば負けないからです。枠の関係でスタジアムを入れていないので、水の塔が残り続けるとしっぷうづき連打で負けます。

特性が使えないと相手はいちいちジメレオンに進化しません。そうすると場に特性持ちは少なく、展開が止まってるから特殊エネも少なく、当然Vポケモンも少なく、誰も火力が出せません。

とにかく連撃ウーラに対して弱すぎました。

ここからさらに練習を続け、最終的に以下のリストになりました。

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ここから本格的にデッキの解説に入ります。

・ポイント
・アタッカーの採用理由
・各対面の戦い方
・シティ当日のマッチングと大まかな対戦の流れ

という流れで話します。

1.ポイント

・ガラルマタドガスの不採用
・プテラの採用
・各アタッカーの進化元を入れていない
が重要なポイントです。

ガラルマタドガスの不採用
相手の展開を妨害できても自身へのメリットはあまりなかったり、ドガスを先2か後1(ドガースのかくせい)で出すために複数枚採用したり悪エネを多めに入れることがかなりデッキを圧迫していました。

プテラの採用
グソクムシャ、アップリュー、タルップルが相手依存のアタッカーであるため、対応されると火力が出ません。
「固定で180ダメージが出せるプテラがいればなぁ。」と思う場面がかなり多かったので入れました。それに伴いトリプル加速も戻しました。

各アタッカーの進化元を入れていない
HPが40しかないカジッチュ、無色エネで技が使えないから開幕の時に役に立たないコソクムシ、ついでに連撃ウーラVのひるがえすで気絶するドガース。どれもちょっと弱いんですよね。
という理由で、アタッカーの進化元はゾロアだけにしてレスキューキャリーを増やしました。


2.アタッカーの採用理由

アップリュー
特性頼りのデッキが多いので、幅広い相手に火力が出せます。グソクムシャの方が火力が出る場面が多いですが、レベボ対応かつ1エネで技が撃てるので使い勝手が良いです。

タルップル
いちげきエネルギーやキャプチャーエネルギーといった特殊エネルギーが多くなるいちげきデッキに刺さります。

グソクムシャ
悪パーフェクション、ムゲンダイナVMAX、黒馬バドレックス、ニンフィアVMAXなどの対面でかなり火力が出ます。素点30がかなり大きくて、クロバットVやガラルファイヤーVを簡単に倒せるのが楽です。

プテラ
上の3種のアタッカーが刺さらない盤面の時に殴れます。

デンチュラ
先2でメッソン、先3でジメレオンが倒せればかなり強いです。1エネ50、雷弱点ならベンチでも弱点計算して100ダメージになります。先2だけの性能ならジュゴンの方が強いですが、1エネでいいこと、ジメレオンも倒せること、レベルボール対応がかなり強いです。

3.各対面の戦い方

プテラは対面関係なく火力が出せるので、使用アタッカーの枠には書きません。どの対面でも使えます。

黒馬バドレックスV
使用アタッカー:グソクムシャ、アップリュー、デンチュラ
相手はゾロアークを見るとベンチ展開せずにシャドーミストを撃ってきます。基本エネでビリビリワイヤーして、シャドーミスト以外の技でデンチュラ倒してきたら、あとは毎ターン一番火力が出るアタッカーを選択して殴るだけです。

れんげきウーラオスVMAX
使用アタッカー:デンチュラ、アップリュー
先2ビリビリワイヤーでメッソンを落とすのが目標です。相手がミュウを出してこなければ次もビリビリでジメレオンを落とします。それ以降は火力が出るやつで殴るほかありません。インテレオンが複数体並ぶとかなり厳しいです。チャーレムVで追加ターンを取られやすいデッキですから。
正直かなり不利なので、勝てればラッキーのつもりで戦います。

ゲンガーブラッキー、いちげきウーラブラッキー
使用アタッカー:アップリュー、タルップル、
ヘルガーやブラッキーVMAXで特性持ちが並ぶのと、一撃エネルギーも場に溜まるので、火力が出しやすい相手です。また、場にVが3体いればグソクムシャでブラッキーをワンパンできますし、Vポケモンが0枚でもデルビルを落とせます。草弱点なので。たまに使う場面があります。
いちげきウーラの場合はエネを全トラッシュするのでタルップルは火力が出ませんが、アップリューは十分出ます。

連撃テンタクル
使用アタッカー:デンチュラ、アップリュー、ゾロアーク
デンチュラでテッポウオを序盤に倒せれば強いです。また、れんげきマーイーカもHP50なのでビリビリで倒せます。オクタンになってからも、デンチュラで100乗せてからミュウのサイコパワーで倒すことができます。非ルール同士の対面なのでサイド1-1の取り合いになります。殴り遅れると負けますが、相手は基本的にオドリドリGXを出すので、そこで追いつけます。逆に、自分のクロバットVが取られるとかなり厳しいので、できれば出したくありません。

レックウザVMAX
使用アタッカー:アップリュー
ローズの加速もありますが、普通はモココを出してくるので、アップリューが火力を出せます。でも実はモココを出さなくても手張の1枚だけでアップリューは倒されるので、レックウザしか出さずに戦ってきた場合はプテラを使います。また、構築によってはレジエレキとかサンダーを入れた雷バレットぽい構築もあるでしょう。その場合はミュウを出してからアップリューで殴れば良いと思います。

ニンフィアVMAX
使用アタッカー:グソクムシャ
非ルールのポケモンがオクタンくらいしか入っていないデッキなので、グソクムシャがかなり火力を出せます。エネルギー加速要員のガラルファイヤーVも簡単に倒せるので、割と有利だと思っています。チャーレムVが入ってたらわからないのと、バシャーモVMAX,ゼラオラV,モミが入った型だと試せてないのでわからないです。

三神ザシアン
何があっても勝てません。切ってます。練習も想定も一切してないです。
チルタリスでも入れればいいんじゃないですかね。知らんけど。


3.シティ当日のマッチングと大まかな流れ

結果は1−2でした。

1戦目:不戦勝

2戦目:スイクンチルタリス 先攻 負け
お互い初ターンに場の展開がほぼ完成しましたが、私がエネを引けなかったことからクロバットを場に出しました。2ターン目から殴り合いでしたが、ボスでクロバットを落とされたことで追いつけず負けました。
クロバットを出さない選択肢はもちろんありましたが、結局そのターン殴れずにサイド1枚取られると追いつけないので、苦渋の選択でした。

3戦目:三神ザシアン+ブラッキーVMAX 後攻 負け
まず三神に先攻を取られており、かつ私が3回マリガンをしたので、あぁ負けだなと確信していました。案の定先2でしっかりオルタージェネシスを使用され、アルティメットレイ×2、ブレイブキャリバーで負けました。
切っていたので仕方ないです。てか先攻の三神ザシアンに勝てる非ルールのデッキって現環境に存在してますか?

4戦目:モココ雷バレット 後攻 勝ち
相手がミュウスタートで、後1でゾロアのうしろげり30ダメージを与えました。ゾロアークが2枚サイド落ちしていましたが、30載せたミュウをチラチーノのエネアシストで気絶させ、サイドからゾロアークを回収できたことで展開が間に合い、なんとか殴り合いに勝つことができました。
ゼクロムはマヒの代わりに自傷ダメージがあります。私のデッキに130を耐えられるポケモンはいないのでマヒは怖くないから、無視してモココとるのが強いんでしょうね。そんな余裕がほぼなかったのですが、初めからそのつもりでいればもうちょい余裕持って勝てたかもしれないな。


ゾロアークを約1ヶ月調整してきた私の感想

まず、アタッカーの選択肢が膨大な数であることはこのデッキの最大の長所です。デンチュラを見てテキストを確認されない対戦は、シティ本番でも練習で行ったジムバトルでも1つもありませんでした。

また、特性頼りのデッキにはアップリューが、いちげきデッキにはタルップルがかなり刺さります。この2枚に加えてグソクムシャやデンチュラによってかなり相手のプレイを制限していけるので、摩天パーフェクトでかなり強化されたデッキと言えます。

今回採用していないアタッカー候補は10種類を超えますし、なんなら新弾が発売されるたびに10種類以上はアタッカーの選択肢が増えます。今後の進化がかなり期待できるデッキと言えるのではないでしょうか。

非ルールで平均180ダメージを毎ターン出せるので、VMAXにはかなり強いですが、リソースが切れやすいので非ルールには若干不利だったり、1パンできないVポケモンはさらに不利だったりします。ですので、VMAXが多い時期を読んで使用することが必要と思われます。

今回のシティリーグは黒馬が優勝でしたし、不戦勝の時に周囲を見ていてもVMAXがかなりたくさんいましたが、私は1度もマッチングしませんでした。まぁ仕方ないでしょう。


というわけで、私がシティリーグで使用したゾロアークデッキの紹介でした。みんなで幻影変化の可能性、広げていこうぜ!


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