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(ポケカ)デッキ内のカードの種類と枚数について

こんにちは、ぺこりんと申します。

リザードンHR争奪戦がいよいよ近づいて参りましたね。
僕は8月上旬に参加予定です。
去年のミュウツーHR争奪戦には参加しておらず、身内でシールド戦をしたことも無いので、完全に初めてのシールド戦となります。

リザードンというポケモン自体に特別な思い入れはありませんが、2年近くポケカ をやってきた身としては、多少の実績は残せればいいかなと思っています。

さて、今回は今まで僕が書いてきた記事とは少し趣向を変えまして、難しそうな話題に挑戦してみます。
題して「デッキ内のカードの種類と枚数について」

ポケカに限らず、あらゆるTCGにおいて、デッキ構築の際に枚数について悩みますよね?
僕もかなり悩みます。入れるカードは決まっているけど、枚数のバランスでかなり時間を使ってしまいます。
逆に、大体のカードは枚数が決まっているが、残り数枚の枠に入れたいカードが多くて悩む方もいらっしゃるかと思います。

そこで、カードの種類と枚数を決定するための手助けになる考え方を、自分なりに述べていこうと思います。

1.何について考えるべきなのか

とりあえず、軸となるポイントをまとめて書いておきます。
それを2.以降でそれぞれ詳しく書いていくことにします。

今回、ポイントに挙げるのは
・軸となるカードの長所と短所を理解する。
・どのデッキにどう立ち回って勝つのかを定める。
・自分自身の頭の回転力を把握する。

の3つになります。

そして、今回の記事では、例があった方がわかりやすいと思いますので、長らく環境にのさばっている「三神ザシアン」と、それの対抗馬として強い時期があった「ルカメタザシアン」の2デッキの例も各章の後半に書いておきます。

(三神ザシアンもルカメタザシアンも自分で組んで使ったことはないので、細かい部分には触れず、基本コンセプトについての話になります。)

2.軸となるカードの長所と短所を理解する。

ポケカでデッキを組む上で、一番初めに決まる採用カードは
「メインとなるポケモン」
でしょう。

まずはそのポケモンの長所と短所を理解することで、サブアタッカーやエネ加速要員、ポケモンの道具も決まってきます。

そして、それをいかにして手札に加えてくるかというところで、ドローソースを何にするかも決まるでしょう。

三神ザシアンなら
メインのポケモン→アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、ザシアンV
長所→オルタージェネシスGX後のブレイブキャリバー連発によってスピーディに決着をつけられる。
短所→最速でオルタージェネシスGXが使えなかったり、アルティメットレイでザシアンにエネ加速ができないと間に合わない。

という長所と短所が挙げられます。

ここから、オルタージェネシスGXを最速で使えるように、エネルギー付け替えやエネルギースピナー、レックウザGXを採用して、水と鋼の2色のエネをつけられるようにします。

ルカメタザシアンなら
メインのポケモン→ルカリオ&メルメタルGX、ザシアンV
長所→フルメタルウォールGXによってザシアンVの耐久力を上げ、相手の攻撃を一発耐えてブレイブキャリバーを使える回数が増えている。
短所→フルメタルウォールGXを使った後のルカリオ&メルメタルGXが置き物になりやすい。最近はフルメタルウォールGXを使っても耐えられる攻撃が少ない。

という長所と短所が挙げられます。

ここから、さらに耐久力を上げる鋼鉄のフライパンやメタルコアバリア、置き物になったルカリオ&メルメタルGXについたエネを有効活用できるエネルギー付け替えなどが採用されます。

このように、どちらもザシアンVのデッキではあるものの、採用したいカードは異なってきます。また、どちらにもエネルギー付け替えが採用されますが、採用理由は異なっています。

だから例えば、耐久力に寄せたルカメタザシアンのデッキに、攻撃的なカードであるげんきのはちまきを採用するのは長所を伸ばしてもいないし、短所を補ってもいないので、良くないと判断できます。

3.どのデッキにどう立ち回って勝つのかを定める

ポケカの有名プレイヤーの方のデッキの記事だったり、ポケカ実況者の方々のデッキ紹介動画において、このポケモンはこう倒すとか、このデッキにはこうして勝つといった解説は必ずあると思います。

なぜ強いプレイヤーがそういうことを考えるかというと、対戦において自分が事前に定めた勝ちルートを追っていけば勝てるからです。

そして、そのルートをしっかり組み立てる上で、採用カードや枚数調整はかなり大事となります。

三神ザシアンなら
・相手のベンチに並ぶデデンネGXやクロバットVといった、HPの低いポケモンをボスの指令で呼び出してサイドを取り切る。
ザシアンVを2体使って力づくでVMAXポケモンを倒し、あとは簡単に倒せる非V.GXのポケモンを倒してサイドを取り切る。

という勝ち方が主かと思います。

基本的に早く決着をつけたいデッキなので、ベンチポケモンを引きずり出すボスの指令やグレートキャッチャーは多く採用されることになります。また、ザシアンVの耐久力は低く早い段階で2体目のザシアンVも用意する必要があることから、メタルソーサーも多く採用されます。
対戦のターンが短くなるため、一回で一気に手札を補充できるデデンネGXやクロバットV、博士の研究がドローソースになりやすいです。

ルカメタザシアンなら
・ザシアンVで相手の攻撃を一撃耐えて、ブレイブキャリバー二発で確実に相手の大物ポケモンを倒す。
・ジラーチで確実に手札を補充し、妨害カードを駆使することでブレイブキャリバーの試行回数を増やし、倒し切る。

という勝ち方になるかと思います。

三神ザシアンと比べて、一撃耐える分対戦時間が長くなるため、手札補充にジラーチが採用されたり、相手のプレイを妨害して隙を作ることでブレイブキャリバーの回数を増やしたいので、ツールスクラッパーやリセットスタンプ、一撃耐えたザシアンVを回復するためにマオ&スイレンが採用されます。

このように、目指す勝ち方を確実にプレイするために、必要なカードが変わってきます。

また、僕が個人的に感じる傾向としては、デッキのパワーで押し切るデッキはカードの種類が少なく、相手の立ち回りに合わせて使うカードを考えるデッキは採用枚数が多くなります。前者ならかつてのアクジキングGX、後者ならルガゾロのデッキが極端な例としてわかりやすいと思います。

4.自分自身の頭の回転力を把握する

デッキに採用するカードの種類を決める上では、この項目が最も重要だと僕は考えています。

友達と対戦しているだけなら気にすることではありませんが、大会に参加すると必ず対戦時間が決まっています。25分だったり、対戦準備合わせて30分だったり、それはイベントによって異なりますが、時間ギリギリになる試合も少なくはありません。

そんな限られた時間で緊迫した状況の中で、自分がどれだけいろんなことを考える余裕があるのかを把握する必要があります。また単純に、入れているカードを全て覚えていられるのか、サイド落ちをしっかり確認できるのか、たくさんのカードを的確に使いこなせるほど自分は賢いのか、このようなことも考えます。

例えば僕は、できるだけ種類を減らす方向で構築しながら、1〜2枚だけ意表をつけるようなカードを採用するように調整します。僕はかなり緊張するタイプなため、たくさんのカードを採用して、有効に使えるタイミングがあったとしても気付けないことが多いです。そのため、できるだけ変なカード入れずに、わかりやすくプレーをしながら「このカードはこういう時に使う」と頭に刷り込んで、基本そのタイミングだけを気にしておけばいいようにします。

基本の三神ザシアンから追加で採用されるカードには
クチートGX、ジュラルドン、ディアルガ
が挙げられます。

最速で勝ち切るプレイの中で、それらのカードをピンポイントで使えるのかを考えましょう。

基本のルカメタザシアンから追加で採用されるカードには
アイアント、アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、ジュジュベ&ハチクマン
が挙げられます。

対戦時間が長くなる中で、それらのカードを使うタイミングを見極められるのか、また相手によってアルセウス&ディアルガ&パルキアGXのオルタージェネシスGXを使う方向に気持ちを切り替えられるのかを考えましょう。

5.二つのデッキの差をまとめた表

最後に、ここまで比較してきた三神ザシアンとルカメタザシアンの違いをまとめた表を作りました。

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自分で新たなデッキを組む際に、これくらい簡潔に特徴をまとめることができれば、自ずと採用すべきカード、採用枚数を増やすべきカードがわかるようになります。

参考にしていただければと思います。

6.まとめ

いかがだったでしょうか?

このような難しいテーマで記事を書くのは初めてでしたので、自分が意識していることをわかりやすくかけている自信はあまりないのですが、読んでくださった方がデッキを組む時にこの記事が少しでも助けになれば幸いです。

僕自身、今回例に挙げたようなメジャーなデッキを組むことが少なく、何を入れるか悩むことが多いです。そんな時に、今回の記事のような内容のことを考えるようになりました。

カードの特徴を把握しながらデッキを組んでいくと、「こういうデッキにはこのカードが相性いい」というのが自然とわかるようになってきますので、環境デッキでもマイナーデッキでも、組む際は特徴を把握する意識を持って構築していただければと思います。

というわけで改めまして、ぺこりんでした。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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