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「お」…お母さん。お姉ちゃん。おじいちゃん。おばあちゃん。叔父さん。男。女。

岡山に来ています。そして帰っています。1ヶ月くらい前から3月30日の岡山の古本屋・ながいひるで藤井えい子さんと市村マサミさんのライブを観に行くことをたのしみに生きており、予定を決行。岡山から神戸への終電は早く、もちろん今回もながいひるに泊まった。折りたたみのベッドがじぶんの家の布団よりも居心地が良くて泣きそうになる。私の家はここかもしれないと本気で思う。

ライブに行く前に職場に行ってすこしだけ仕事をした。いけると思ったらいけなかった、みたいないつものパターンでライブも遅れてしまい市村マサミさんの出番は見れなかった。でも仕事はやり切れたから安心。やり切れればよし。こんなことはもうないようにしないといけない。人にも迷惑かけたし。

なんて思って作業をしていたらまだ終わってない事務作業を上司に指摘され、まず最初に思ったのが「休日仕事しにきた人にそれ言う?!」だった。毎日やらないといけない作業なのだが他の作業に時間を取られて全くできておらず、溜まりに溜まった状態。わかってますよそんなこと。しかも期限なんかあるって聞いてないよ!先月は月初めに間に合えば良かったじゃん!2.3日に1回でもいいから、と言われたが2.3日に1回も時間かけれない。緊急性が高い仕事が多く、つい後回しにしてしまう。それでも毎日居残りしてるのに。休みの日だって作業してるのに。のに。〜って言ったじゃん!のに!できてないのは誰だ?私だ!
できない!
トイレでさめざめと泣いた。できない言い訳っていくらでも思いつけて不思議。「のに」がつくと愚痴になるって相田みつをが言ってたな。できない!いなきで!体調か仕事かどちらかをパンクさせないとできるわけない!ぐるぐる頭の中に「で」「き」「な」「い」の四文字が踊る。

本来ならそこから仕事をするべきなのだが、もう無理、いや!やだ!できない!岡山に帰らせていただきます💢💢💢とリッチに新幹線で岡山に向かい、藤井えい子さんの番には無事間に合った。えい子さんの歌はさらさらしているのに、クレンジング効果があるらしく、魂の表面上にあるものがつるんと洗い落とされる。言葉はいらない、とか、名前をつける、とか、そんなことを歌っていてこの人の言葉に対する絶望と愛情と信頼が感じ取れるなと思いながら聴いた。

ながいひるにいると良い子ちゃんになれる。自分がいたい自分でいれる。仕事、やり切るぞ!になった。いざとなったら岡山に帰ればいい。心の中に逃げ道がたくさんある。お母さんがさみしいのか東京に帰ってきて欲しいと最近よく言うようになった。仕事やり切るって決めたから、って言って断ってる。ちゃんとやんなきゃ嘘になる。ちゃんとやんなきゃ帰れる家はない。やり切るぞ!
心の中の家が岡山と東京にある。

帰りは在来線で終わらなかった仕事の件を考える。もう一度今持っている業務を見直して、どうしたらそこの部分の時間が取れるかを考える。できなかった原因も考える。真面目な人は嫌いですか?
すこしだけ考えがまとまったので実行を決意。
できる?→できる!
帰ったらシャワーを浴びて付き合ってる男にほっぺすりすりして相手の無精髭でケガして血だらけのまま仕事するぞ!27歳は一度死ぬ!

正直助かります、とても