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4万あるなら旅行に行こう。|弾丸1泊2日オホーツク女2人旅レポ

こんばんは!サンペイです。

2月に入り、北海道は寒さのピークです。
ファイターズが沖縄キャンプでトレーニングしている映像に桜が映っていて、改めて日本が縦長であることを実感した今日このごろ。

突然ですが、これを見てる貴方、
・25歳以下
・自由に使えるお金が4万円以上ある

に当てはまりますか?

もし当てはまったなら・・・
今すぐ4万おろして空港に行きましょう!!
そして1泊2日でオホーツクに行きましょう!!

空港への移動時間中にこのnote見て旅の参考にしてね。


■自由の予感・・・

旦那「1月の中旬、出張あるからね〜」
私「そうなんだ〜寂しいな〜〜」

内心、ワクワクである

なんと4日間も不在のようだ。
初日は朝まで呑んで、翌日は二日酔いで潰れて、あとの2日は旅に出よう!!

ということで、私のお留守番計画はスタートしたのである。

早速、アンテナの合う友人に連絡し、休みを取ってもらった。
後日カフェに集合し、行き先をオホーツクに決めた。

ちなみに理由は、後述の北の大地の水族館に行きたかったからである。
他には、釧路・浦河・中標津などが候補に上がったが、単純に夏の方が楽しめそうだったので今回は断念。

わ〜い楽しみだ〜!


■格安航空が飛んでいなくても君たちには割引がある

今回は往路にANA便、復路にJAL便を利用した。

「大手で飛行機移動だなんて、リッチだな〜」なんて思ってるそこの君!
全くそんなことはない。

なんと今回の旅行の交通費は、片道1万数百円
鉄道より速く移動できたにも関わらず鉄道で移動するのと運賃がほぼ変わらないのである。

使ったのは、ANAのU25割引JALのスカイメイト割引
どちらも25歳以下の若者対象の割引で、当日に空席があった場合に限り、格安で飛行機に乗れるというもの。

コロナが収束するまで、短距離航路の飛行機が満席になることなんてほとんどないだろうし、
アフターコロナの世界では、出張せずともオンラインで済ませられる仕事も増えているだろうから、
なるべく安く速く移動したい若者は是非活用するべきだ。

リンクを貼っておくので今後の旅行の参考にして欲しい。

ANA・U25割引について
https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/fare/domestic/smart-u25/
JAL・スカイメイトについて
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/fare/skymate.html


■オホーツクを楽しむならレンタカーは必須

オホーツクには小規模なまちが点在しているが、
各地点同士の距離は車で30分ほど。
だったら、本数の少ない電車を待つよりも車で行っちゃった方が圧倒的に効率が良い

雪道初心者の女2人、レンタルしたマツダのデミオちゃんを最初はビクビクしながら運転していたが、
・急ブレーキ、急アクセルを踏まない
・急ハンドル切らない
・カーブではブレーキとアクセルから足を離す
・飛ばさない
(と、言いたいところだが北海道は実質アウトバーンである。マイペースに走って安全なところで抜かしてもらおう。)
これができれば誰でも運転できる。

万が一事故っても、バイクよりははるかに生存率が高いから、大丈夫!←

もちろん、ベコベコになっても良いように、自走しなくなっても良いように、保証にはお金は惜しまず出しましょうね。

知床方面は道路が段々と狭くなり、山道になるようなので、
冬に初心者がレンタカーで踏み込むのは辞めた方が良いだろう。


■いざ!テイクオフ!

ちょこっとルーズな私たちが一生懸命起きて、無事新千歳空港に集合。
やればできるのである。

空港はものすごく閑散としており、私たち以外スタッフしかいないのでは?と錯覚するほど。

目に見えないウイルスに、こんなに振り回されるなんて。
ビルゲイツさんが何年か前に、「人類の次の脅威はウイルスだ」と予想していたようだけど私のIQは2くらいなので、実際にこのガラガラ具合を目の当たりにして驚いている。

ガラガラなのに一番端っこの搭乗口が女満別行きである。

そして人生初のプロペラ機である。音と振動が大きい。
飛行機が苦手で完全にビビっている私の横で、友人は爆睡である。

乗客は10人もいないのではないだろうか。
後ろのカップルと、私たちだけが観光客っぽい。
顔色の悪い私と、爆睡の友人、キャッキャウフフのカップル、地元民っぽい方々を乗せて、晴天の元、飛行機は定刻よりも数分早く準備が整った。

いざ、離陸!!!わああ〜死にたくないよ〜〜〜
わああ〜〜〜〜
なんでこの人(友人)こんなに寝てられるんだあ〜〜
あわわわ・・・わわ、わ?

わあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!すごい〜〜〜!

この日は、極寒&晴天の予報。
朝の予報では、女満別は最高気温-8℃だった。

ご覧の通りの景色が到着まで続いてくれたのと、
変な気流に当たることもなかったので、ビビリでも楽しめたフライトであった。


■「北見って青森っぽいな」

女満別からはレンタカーで恐る恐る北見へ。

お昼に焼肉を食べて、宿にチェックインするまでの時間の過ごし方を話し合う。
ハッカ記念館・ピアソン記念館・ビールファクトリーへ行くことに。

地図で見ると全て北見駅からの徒歩圏内なので、北見駅のパーキングに車を止める。
駅の真横に真新しくて立派な市役所がある。街の建物は古いのに、これがロコ・ソラーレのパワーなんだろうか・・・

レトロな街の風景が、どこか学生時代に過ごした青森市や弘前市の街並みを思い出させる。
青森と同じようにすごく人がいない。これがデフォルトなんだろうか。
でも、いろんな街への拠点に位置しており、生活に必要なお店もキュッと集約されていてなんだか住み良さそうな街である。

☆北見ハッカ記念館・薄荷蒸溜館レポ
ハッカ記念館では、かつてハッカ生産で栄えた北見の歴史を、実際に使われていた道具や建物を活用して詳しく展示している。見ていたら事務作業をしていたおじちゃんがパッと出てきて、軽く展示の説明をしてくれた。感じの良い人。春だったら外の花壇に多種多様なハーブを植えているそう。
 薄荷蒸溜館では、ハッカの蒸溜を実演しており、ハッカを使った商品も取り扱っている。メンソールの香りに包まれた、木の温もりのある建物。
 いずれもスタッフの方がめちゃくちゃ丁寧で優しかったので、心ばかしにミントティーを購入。良い香り。


☆ピアソン記念館レポ
 北見市街で一番眺めの良い立地に建つ、かつて宣教師さんが住んでいた建物。築100年以上経過しているが、管理が行き届いておりとても綺麗。「こんな寒い日によくきたね」とスタッフのおじちゃん。やっぱ今日は寒いのね。そう思ったよ。
 2階にある簡易オルガンの弾き方を友人に教えて意外そうな顔をされる。ガサツだけど実はピアノ・合唱・フルート・大正琴なんてやってました。

そんな感じで北見を歩き、良い感じにお昼の焼肉が消化されたところで、お宿のある留辺蘂へ向かう。

※ビールファクトリーのビールは、この後登場します。


■穴場!塩別つるつる温泉

今回宿泊したのは、塩別つるつる温泉という温泉宿。

北見といえば、おんね湯温泉が鉄板であるが、
調べるとお宿が完全に1強。値段もちょっとお高め。

友人が見つけてくれた、おんね湯エリアから少し離れた場所にあるこの宿は、名前の通りツルツル肌になる温泉(硫黄泉)を構えている。
モール泉のぬるぬるしっとり、よりは陶器のようなキュッキュッという感じ

朝風呂に入っていたら、エゾリスが外を駆けて行った。
出発前にお部屋の窓から外を見たら、キツネか何かの小さな足跡がポポポ・・・とついていた。
・・・良い!!!

ご飯もボリュームがあって美味しい。
地方旅館によくある、おばちゃんのアットホームな接客が心地よい。
挑戦しなかったけど、温泉ハイボールという、ウイスキーを温泉水で割った飲み物もメニューにあった。誰か感想教えて。

寝る前にビールファクトリーで購入したおビールで乾杯。
ビールはあまり得意じゃないのだが、どちらもスラスラ入る。うまい。
美味すぎて翌日もう一本買って帰った。
通販もやっているようだよ。もっと有名でも良いと思う。

お部屋も、若干乾燥が気になるが広さは二人で泊まるには十分。布団も綺麗だし。
この満足度でひとり1万円弱である。安くない??

■冬に凍る水槽&滝つぼ水槽!北の大地の水族館

網走に行く関係で、開館時間の9:00には到着しよう!と計画していた今回の最大の目的、北の大地の水族館
お互い一生懸命準備して10:00に到着。立派だ!!

ちなみにつるつる温泉に水族館の割引入場券が売っていたよ。

新江ノ島水族館やサンシャイン水族館のリニューアルを手がけた中村元氏がプロデュースした、小規模ながら見どころ盛りだくさんの水族館だ。

入館すると、滝つぼ水槽がお出迎え。
お魚にとって滝つぼの下は天敵の鳥などに見つかりにくい格好の住処。でも実際に生息の様子を見ることは難しい・・・
そんなあなたに、この滝つぼ水槽です。

お魚の模様や顔にも個体差があって、濃い青の水槽にもよく映えて美しいですな。
他にも、冬に凍る川の中のお魚の様子を展示している四季の水槽(写真が難しかった・・・!)や、1メートル超えのイトウ(サケの親戚)がわんさかいる水槽など、とにかく全ての展示にインパクトがあって飽きない。

そして突然ですが、このボタン知ってる人〜♪( ´θ`)ノ

私がこの水族館を知るより先に知った、「館長が出てくるボタン」。
押すと、北の大地の水族館の館長をしている、山内創さんが出てくるんですね〜。

館長さんはとてもSNSの運用に長けていて、特にTwitter寄りのセンスを備えていらっしゃいます。
館内の解説文も、思わず笑ってしまい、シェアしたくなるものばかり。

ぜひお会いしたかったのですが、この日はあいにく不在でした。
また次の機会に挑戦です。

それまでに、オホーツクに取材とか行けるような、オホーツクの人からのお仕事をいただけるような人間になりたい。
そして出張のついでにまたこのボタンを押しに行きたい。

館長さんのnote(ぜひTwitterのフォローを!)↓


■網走と美幌のカフェでまったり

薪ストーブのあるカフェって、良いよね。
これは美幌にある喫茶店、豆灯(とうとう)さんの薪ストーブ。

飛行機に乗るまでの時間があったので、美味しいコーヒーを頂きました。
ご夫婦でやられていて、奥様はキャンドルアーティストでいらっしゃるとか。

おうちを整えて、キャンドルを灯してもよい空間ができたら是非購入しに行きたいところ。

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順番が前後しますが、水族館の後は、そのまま網走へ!
お目当ては流氷硝子館

つるつる温泉の売店で実際に作品を見てしまい、どうしても行きたくなってしまった。

網走湖のほとりのつるつる道を進んで、ナビに天都山ルートを案内されながらもなんとか到着。
お天気が良ければ、天都山の山頂付近にある、オホーツク流氷館から海が一望できたんだけれども、雪で見えず・・・

色とりどりの硝子作品たちに囲まれたあの空間に入った時の、
わあ〜〜〜という気持ちは忘れられない。

店舗と併設されているカフェでは、なんと好きなグラスを選んでお水を頂けるのだ・・・!
実際に店舗に並んでいるのと同じグラスが選べて、使用感を確かめることができる。しかも薪ストーブもある。最高。

戦利品↓

どちらのカフェでも、とても良い時間を過ごせた。

オホーツク、全然住める。
身近に癒しがたんとある。


■充実の1泊2日|費用はひとり4万円

というわけで、我々の弾丸オホーツク旅は幕を閉じるのだが、
かかった費用をこちらに記しておこうと思う。

☆費用
交通費・・・約25,000円(飛行機往復1万円、レンタカー割勘の持分5,000円)
宿泊費・・・約10,000円
食費と諸費用・・・約5,000円

網走にはゲストハウスもあるようだし、もっと安く抑えることもできるだろう。

リモートワークやワーケーションの候補地を探しに。
新鮮な空気を吸いに。
暇つぶしに・・・

あなたも一度、このオホーツクという素敵な土地に、足を踏み入れては如何だろうか。


冒頭では、夫の出張に合わせた秘密裏の旅行であったが、
コロナの影響で出張が取りやめになり、結局バレバレで決行されたのだった。
(飲み潰れるのは、叶わず・・・)

休みを合わせてくれて、一緒にほのぼの旅をしてくれた友人のT氏にスペシャルサンクス。

頂いたサポートは私のガソリン(本・お酒・カフェ)になります。あなたのサポートでこれからも走り続けます〜