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自分を見つめる時間を作ること

最近、一ヶ月を満足して終えられるようになった。

以前は一ヶ月が終わると感じていたことはもう一ヶ月終わっちゃった…何もしなかったなあ、だった。

しかし最近は、今月も頑張ったなー!来月も頑張ろう!と思えるようになった。

これは私の頑張り度が劇的に上がったわけではない。実質少ししか変わってないと思う。
それなのに、頑張ったー!と思えるようになったのには、ある習慣が関係している。

それは、一ヶ月に一回か二回、振り返りと目標設定の時間を作る、ということだ。

今、振り返り、目標という文字を見て、あーはいはい振り返りと目標ね、と思った人は多いと思う。

それは、おそらくほとんどの人が学校や会社で、目標設定しろー!振り返りしろー!と散々言われてきたからだと思う。

なんとなーく、嫌なイメージがついてしまっていると思う。

わかる。わかります。
私もいちいち何でこんなめんどくさいことを…これやってるくらいなら実務をやった方がスキルアップするのに…って思う側だから。

それなのに、なぜ私は振り返りと目標設定をしようと思ったのか。
そのきっかけは今年の一月五日まで遡る。

例年なら大晦日までに大掃除をするのだが、去年は仕事が予定があり、大掃除をせぬまま年を越してしまい、一月五日に大掃除をしていた。

そこで、何気なく2017年のスケジュール帳を見返していた時に、私は見つけてしまったのだ。

今年は運動する習慣をつくる!
書く習慣をつくる!

お見せするのはなんとも恥ずかしい、去年の初めには何としてでもやるぞ、と意気揚々と書いたであろう、一年の目標だ。

こんなこと、考えてたんだな…と思うくらいには2017年の一年の目標は忘却の彼方にいた。
忘れているのだから、当然達成はしていない。

私はなんとも虚しい気持ちになった。そこそこ時間をかけて立てたはずの一年の目標を忘れてしまったという事実が悲しかった。

目標だから、百歩譲って達成できなくてもいいけど、何とかして一年の目標がいつも心の中にあるものにしたい…。
頑張ったはずの自分を認められないのは悲しいから頑張ったって実感が欲しい…。

そう思った。

そこで考えたのが、振り返りと目標の時間を一ヶ月に一、二回のペースで設けることだ。

単純に、目標というものに触れる機会を増やせば目標を忘れないんじゃないか、と思った。

そして、何をやったか振り返るペースが一ヶ月に一回ならなにかしら頑張ったことを見つけられるのではないかと思ったのだ。

一ヶ月に一回というのも、振り返りと目標設定というのも、正直思いつきでしかなくて、付け焼き刃的な対処法のつもりだった。

それが、なんとまあ面白いくらいに効き、今月もまた頑張ったぞー!と終えられそうだ。

この習慣を続けるために工夫したことは3つだ。

①一ヶ月前に振り返りと目標設定する日を決める

一ヶ月に一回か二回振り返りと目標設定の時間を作っている。二回というのは、一日はやると決めた実行日、もう一日はなんらかの事情で取り組めなかった時や、一日で終わらなかったときの予備日だ。

そのため、振り返りと目標設定の時間を持つのは月によって一回だったり二回だったりしている。

この実行日と予備日の二日間を、私は一ヶ月前から設定するようにしている。

一ヶ月に一回どこかでやる、だとついつい遊びの予定やダラダラする時間を優先してしまい、結局時間取れなかった、となってしまうことが目に見えているからだ。

ポイントとして、設定する時に時間帯まで決めてしまうのもおすすめだ。朝の十時から二時間、となど明確な時間にしてスケジュール的にこなすか、好きなドラマ見る前の二時間、とご褒美を楽しむための頑張る時間として設定するといい。

前もって予定として目標設定と振り返りの時間を入れておくことで、二日間のどちらかではきっと目標設定と振り返りの時間を持てる。

②最低限のテンプレをつくること

どんなことをふりかえるか、目標設定するかを毎回毎回考えると、枠を決めただけで満足してしまう可能性が高い

貴重なエネルギーを枠作りに使っていてはもったいないので、中身をじっくり考えられるように最初にテンプレを作ってしまうといい

テンプレは緻密なものではなく、簡単なものでいいと思う。

私の場合はざっくり仕事とプライベートに分けたテンプレを使っている。

目標設定では、一年の目標に照らし合わせながら、情緒的な目標+行動目標を設定をするようにしている。

例えば慎重かつ大胆に進む、といった心理的なものが情緒的な目標で、一週間に一ついつもとちがうことをやってみる、という具体的になにをするかが行動目標だ。

振り返りでは、やったこと、もっとできたこと、これからやることを考えるようにしている。現状把握、伸びしろ、次のアクションプラン、といったところだ。

③書きたいことを書くこと

最後に、思いついた項目でも書きたくなったら好きなものを書く!というのを大切にしている。

もちろん最低限のテンプレを埋めないと目標設定と振り返りができないため、そこを埋めることは必要だ。

しかし、それだけだとなんとなく味気なかったりもするのだ。そこで、ここ一ヶ月で見たものや考えたことなどをとりとめもなく自由に書くようにすることにした。

今考えてること、面白かったドラマ、言われて嬉しかった言葉、今月買ったもの、今度行きたい場所…などなど。

この好きなものを書くスペースは月によって一行のときもあれば、ノートを丸々使ってしまうときもある。

でも、ここは自由スペースなので、書きたいことを好きなように書くことにしている。

このスペースがあることで、何書こうかなー、と考えながら目標設定までの日を過ごすことになり、なんとなくわくわくする要因にもなっているのでこのスペースは設けてよかった、と思っている。

振り返りと目標設定の日を決める。

最低限のテンプレをつくる。

書きたいことを書く。

この三つのポイントを踏まえて目標設定と振り返りをすることで、まず続けられるようになった

そして、目標設定を毎月したことで、なんとなくやる気が出ない時や迷った時に立ち返ることができるようになった

そして一年の目標にそって目標設定をしているので、年間目標達成が夢物語ではなく、現実的なものとして捉えられるようになった

さらに、一ヶ月に一回は振り返りをするようになったことで、何をしたのかという現状把握ができるようになったし、

自分がどうなりたいのか、どうして行きたいのかといった未来のことを考えるようになり、前に進んでいる実感を持てるようになった

振り返りと目標設定を通して、少しでも自分を見つめる時間を作る

それだけのことで、この一ヶ月も頑張ったぞー!という満足感を得られる。

それがとても嬉しくて、昔は気乗りしなかった目標設定と振り返りの時間が楽しみなものになっている。

これまでで色々習慣はあるが、一番お気に入りの習慣は、この時間であることは間違いない。

#明日のライターゼミ #こだわりの習慣

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