リセプションの話

最近、kuni.kawachi先生の「愛のホラリー占星術ーリセプションについてー」という本を読みました。
リセプションは惑星同士の特別なツテのことです。
サインの支配星とそのサインに入っている惑星の関係がそれに当たります。
(占星術詳しくないからわからん!という方は画像の下から読んでください!)

これが、占星術の理解をする上で大事なことだ、というのは、信頼するミカミポーラ先生も常々ツイートしてらしたし、10月に参加していた、いけだ笑み先生のホラリー講座でも、重要です、と説明されていました。
そういうわけで、自分としては、すっかり理解しているつもりだったのだけど、それが間違っていた(正しくは微妙に勘違いしていた部分があった)、という事に気づかせてくれたのが、上記の本でした。
ホラリーもっとやってく上でも、伝統占星術の技法をもう少し詳しく知りたいなー、と思った時、この伝説的な本読んでなかったな、と軽い気持ちで買ったのだけど、読んで良かった!本当に!

いけだ笑み先生の「ホラリー占星術」という本も、ほんとにわかりやすくて素晴らしいのですが、リセプションについては、これだけ読んでも完全に理解できてる感じがしなくて、色々youtubeとかで話聞いたりもするんだけど、支配する、される、というようなことしか理解してなかったように思います。
牡羊座に金星がいて、天秤座に火星がいて、オポジションだったらミューチュアルリセプションが起きるから、お互いに惹かれ合う、とか。なんかそうゆう特別な場合にのみ見る、という感じ?

でもこのkuni.kawachi先生の本読んでて、別にM/Rだけでなく、レシーブされている惑星がレシーブしている惑星とアスペクトを作れば、そこには特別なツテができる、という事がようやく、よーうやく!理解できたのです。
そもそもレシーブを「する」「される」を間違えて理解してたな、ということも分かった。

画像1

で、このチャートをご覧ください。
最近あった出来事でこのリセプションの効果を説明したいと思います。
この水星と火星。150度のアヴァージョンなのですが、ぴったりです。
で、これは水星が火星に「レシーブされてる」状態です。レシーブされてる星はレシーブする星から「権利を与えられる、保護される、解決策を与えられる」など何かと接待されます。kuni.kawachi先生はレシーブする側をデパートの従業員に喩えていました。
とにかくメジャーアスペクトではない150度でも、火星から水星への熱烈接待がこの日に誕生するわけです。
でも150度ですから、水星にとっては「え?なんですか?なんでそんな接待してくるんですか?」て感じなんじゃないですかね。M/Rも起きないし。

で、この日、私に何があったかというと、母親が突然「今日行っていい?」とLINEしてきて、バタバタと家を片付けたり、やる予定だった仕事をキャンセルしたり、一緒になぜか銭湯へ出かけたり、という事があった日でした。
久々に会えてとても嬉しかったし、楽しかったんですが、後々考えた時、あ、これレシーブされた水星だ、という事に気付きました。
母親は牡羊座(火星)なので、これもピッタリだし。
突然の母(火星)の訪問で仕事(水星)に調整(150度)が入る。ですね。

このあと27日に水星はもう一個の支配星である冥王星とセクスタイルになります。これも水星がレシーブされてますが、今度はセクスタイルなので、程よいアシストがあって何か解決する感じですね。
この日は仕事で良い思いつきが出せて満足、と日記に書かれていました。
冥王星はASCルーラーで私自身を表すので、仕事(水星)への良好な貢献(セクスタイル)という感じです。

そのほかにも色々要因はあると思うのですが、こういう感じで「ツテ」というものをしっかり理解できると、トランジット読みもしやすいというか。
ホロスコープ見る時、情報が多過ぎて「このチャート、どこが一番ポイントなんだ…?」「どこから攻めればいいんだ…?」となりがちなのですが、それが大分整理されます。

「こことここにはアスペクトはあるけどもツテはない」場合も結構あります。上記チャートだと、射手座太陽は月が魚座へ変わるとすぐスクエア(干渉)です。これは占星術ではトップレベルで大事な星ではありますが、ここにはツテがあまりないです。
そうすると感情があまり働かないままスクエアになる、お互いがそっぽ向いたままぶつかるような感じ。だからそれほど心理的に辛い、ということはないんじゃないかな、もしくは良心の呵責なく、攻撃できる、チャレンジできるともいえるかも。ハードだとツテはない方がなんだか楽そうだな。
とはいえ、射手座の太陽は昼間だけトリプルシティーで、月からのチャレンジにも応えるぞ、という気合があるのでやや気負いがありますね。

驚くべき事に私はまさに母親からラインがきた瞬間がこのスクエアの瞬間でした。パーチルなスクエアから4分後!と活動宮の素早さに感心します。おそらく思いついて瞬時にラインしたと思われます。
私は射手座で、母の月は魚座です。
出生図での1-4室(個人と家族の関係)で起きているのもまさにピッタリ。

そして本日、水星は射手座にあり、晴れて火星とトラインという生産的な角度です。
上に記した事実に気付いたのが今日。
なんとなくリセプションの事について考え直していたら、この事に気付いたのでした。火星は6室(ルーティンワーク)のルーラーでもあるのです。
フル回転させる頭脳(水星)に、以前アスペクトした時の事実をスッと差し出してきて「それだ!」と言わせる(トライン)日記(火星)
完璧な筋書きでは!?

実際何があるか、というのは出生図との関係ももちろんあるので一概には言えませんが、トランジット上でのリセプションが発生するアスペクトがあった場合はマイナーでも、全ての人に影響がありそうな気がします。

あと石井ゆかり先生の占いを毎日拝見してるのですが、リセプションを理解してからやっと、「なんでそんな発想になるの?そして当たるの?」という疑問が溶解しました。ちゃんと則ってやっているんだ〜とわかると自分の理解が間違ってない、という安心感になります。

ということで、占い楽しんでますよ〜という事をただただ書きたかった記事でした。
とはいえ、過ぎた日々をチェックする楽しみ方なので、その日その日はほとんど占いを意識してないのですが…
最近はもしアドバイスを書くとしたら、なんだろう、という事も後から考えたりしています。


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