うまく自己紹介できない、という自己紹介
note をはじめることにした。
はじめて書くから、自己紹介をする。だれかと出会うときは、最初から自分をさらけ出したほうがいい、というのは、数少ない私の信念のひとつだ。
などと書いて見たが、実は、私はいまだかつて上手に自己紹介ができたためしがない。
どんなに言葉を並べても、自分というものをうまく説明できない。特別変わったところがあるわけでもないのに、自分を説明できる言葉が見つからないのだ。
たとえば、私は看護師だ。でもそれは私じゃない。ある職業の名前だ。
36歳。それは生きてきた年数。
女。それは性別。
ショートカット。それは髪型。
ミャンマー在住。それは住所。
Nishi。それは名前。
(確かに私はNishiだけど、Nishiは、必ずしも私ではない)
どんなに自分を説明する言葉を並べても、私にはならない。そのせいで、自己紹介となるといつも本当に途方に暮れてしまう。
もちろんこれは、私だけに起きている現象じゃない。(よね)
この世界のすべての人は、たぶん言葉では説明できない。だから人と出会ったら、なるべくその人の考えていることを聞くことにしている。
名詞や形容詞を並べつくしても説明できない「その人そのもの」みたいなものを、もしじんわりと感じることができるとしたら、それはきっと感情や思考や意思を通じて、しかないと思うからだ。
という、これが私の自己紹介。こんなことを考えながら生きています。
どうぞよろしく。
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