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大雨の日こそ行列店へ

朝から豪雨の週末金曜日。
連日遅くまでの残業が続いていた相方(夫)と近郊への日帰り出張が続いていた私。
夕飯は近場にさくっと食べに行こうかと意見が一致。
どこにいこうか、いつもの大ちゃん?それともあ・うんに行く?
と相方(夫)に提案したところ、
岸田屋さんに行ってみない?と。

東京三大煮込みの一つと言われる老舗居酒屋の岸田屋さんは、
いつ前を通っても行列ができていて、なかなか行けずにいました。
(相方(夫)は並ぶのが嫌い)

さすがにこんな大雨の日は空いているんじゃない?と覗いてみると、空席が!
さすが相方(夫)、よくぞ提案してくれました。

店員さんに、いいですか?と声をかけると、
はい、そちらにおかけくださいと案内してくださいました。

コの字のカウンターは、常連さんと思われる方や観光で来た方などが、
思い思いにお酒やつまみを頼んで談笑しています。
年季の入ったカウンター、壁にはメニューの短冊が並んでいます。
いいなあ、この雰囲気。

さて私たちは、まず生ビールを頼みます。
老舗居酒屋さんってビールは瓶しかないイメージですが、
岸田屋さんは生ビールがありました。嬉しい。

ここはやはり牛にこみを頼みましょう。
ネギ入れますか、と聞かれ、はい!!と返事をします。

ポテトサラダと肉どうふも頼みます。
まずは定番を押さえました。

牛にこみはすぐに提供。
ネギがたっぷり乗っていて、期待が高まります。

一口食べて、うーーーん、これは濃厚!!
いったいいつから煮込まれているのか、という味と食感。
こんなに濃厚な煮込みは初めてです。
これはお酒がすすんで困ります。

ポテトサラダも来ました。
じゃがいもごろごろではなく、タルタルソースっぽいポテサラ。
これがまた美味しいのです。

生ビールも飲み干し、ここはやはり日本酒でしょうと、
菊正宗の冷酒を。
相方(夫)はレモンハイをオーダー。
しらすの沖漬けも追加でお願いします。

そして満を持して肉どうふの登場。

なかなか迫力のある肉どうふ

すき焼きをもっと煮込んだような、甘辛い味付け。
固い豆腐を想像していましたが、思ったよりも柔らかく、
濃い味の汁に絡めて食べると、それはもう美味しくて美味しくて。
これが老舗の味なんだなあと、ただただ感動。

名物を美味しくいただいたあとは、長居をせずにお暇しましょう。
この日、私たちがいる間は満席になることはありませんでした。
店員さんも常連さんたちと和やかにお話ししていて、
ああ、こういう感じがいいんだよねえ、
混んでるとこうはいかないのかもなあと、勝手に想像したり。

お会計を済ませて出る時に、今日は落ち着いた日でしたね、
いつも混んでいますもんね、と店員さんに声をかけたところ、
こんな日もあるんですよー、またどうぞーと笑顔で見送ってくれました。
ああ、だからきっと並んでもきたくなっちゃうんだなーと納得。

ご近所の利を生かして、また大雨の日に行きましょう。
ごちそうさまでした。

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