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○○ない子育ての実践!

5000年の歴史を持ち圧倒的結果を出す民族の、徹底した原理原則を知る機会を与えられている私は、"聞いたら実践"をやってみている最中。

ある日どうしても観たい映画があるというので、娘の同級生の友人もお誘いして映画を観に行くことにした。

数日前から"映画たのしみだね!"と、友達とはしゃぐ我が子だったが、ある一言を伝えると一気に焦り出し一気に頭をフル回転させ、友達と「どうしようか!!」と考え始めた。

ある一言とは。

「お母さんはついていくだけ。全部自分達で決めて行動してね!」と言ってみたのだ。

娘「全部?!」
私「バスに乗るのもそうだよ。」「何番のバスに乗るかとか、どれに乗っちゃダメかとか言わないよ。間違ったやつに乗ってもお母さんは黙ってついていく。」
友達「なら、私のお母さんに聞いてくる!」
私「自分達で決めて行動するんだからお母さんに聞くのは無しだよ笑」

そこからどのバス停から乗るか、何番バスか、運賃は、上映時間、金額、ランチの時間、ランチ代、映画観たあとは…そうやって一日をどう過ごすかを自分達で全て書き出し準備していった。
当日、映画をお母さんも一緒に観るかどうかも子供達に決めさせた。

普段算数の宿題なんて、片手を枕にしながらほぼうなだれた姿勢でイヤイヤやっている

宿題取り掛かるまでも長い

のに、この時ばかりはお金をお年玉から出して、「この位あれば足りるね!」と何度も計算して確認していた。
時刻表を見るのにも「ちゃんと1/7の時刻で調べてる?!」と友達に確認していた。

調べながらもその声がワクワクしているのが伝わってくる。その目はめちゃくちゃキラキラしている。
こうして文字にしているだけで、その必死で健気で嬉しさを全面に出す子供達の可愛さになんだか泣きそうになるのだか、当日が本当に楽しかった。

集合時間も、自宅出発時間も自分達で決めた通りに動き、早めにバス停に着くと運良く目的地行きのバスが来ていて、反射的に私が「あ!これ乗っていいよ!」と言ってしまった。「これ乗れるの?」と走りながら聞き返してくれたおかげで、「あ!乗れるかどうか自分達で確認して!」と言えた。目の前を通り過ぎるバス。私にも我慢が必要。

乗れるよ!の一言をぐっと我慢

着くと目の前にはミスド。
調べていたランチよりも、ミスドの方が安い!とわかったらしく「ここでランチすることにした!!」と張り切りながら教えてくれる。足取りが…軽いというよりも背中に完全に羽が生えている。楽しい!嬉しい!が、背中から伝わってくる。
表情を見なくても背中から伝わるものがめちゃくちゃあった。

背中からも感情が。

映画のチケットを買うのももちろん子供達だけ。「11:20~13:20までの呪術廻戦の映画のチケット子供料金2枚下さいって言えば伝わる????」と、並ぶ列の途中で言われたけど、今回はそこも敢えて「伝わるかどうかはまず言ってみたら分かると思うよ!」と言ってみた。私もかなりチャレンジ。見終わってからも次はこれするあれする!ともうほんとに楽しそうだった。

今回私がチャレンジしたのは"与えない教育"の原理原理。
ただ、これをするにもそもそもの"大前提"があっての今回。あれがいい、これがいいと聞けばいいトコ取りをしたくなるけど、そうやったところでなんの意味もないことは囲碁でもルービックキューブでも実感済み。

あら、そろそろ子供達との待ちあわせの時間になってきた。るんるんな子供達のかわいい笑顔に囲まれてきます☺️


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