【感想】猫忍えくすはーと(ネタバレ無し)
ブランド : Whirlpool
発売日 : 2017-02-24
原画 : 鷹乃ゆき, またたび丸。(SD原画)
シナリオ: 近江谷宥
⚠️ネタ感想ですので参考にはなりません⚠️
◼️猫忍とはエロゲセラピーである
平和だ。ひたすらに平和だ。
世界がこんなにも息苦しいのに、猫忍の世界は平和なのだ。
私は猫を飼ったことはない。
どうやら彼らは気まぐれで、我が道を思うまま生きる獣なのだそうだ。
しかし、どうやらこれは私が無知だからこその誤った認識であると思い知る。
彼ら、いや、彼女らはただひたすらに忠義に厚く、私にとっては心の癒しであった。
現代社会の荒波に呑まれ疲弊した心を甘く解きほぐす。
もしかしたらエロゲ神が遣わした麗しの使者なのかもしれない。
『猫忍えくすはーと』のプレイを終えて、今まさにそれを思い知ったのだ。
愛すべき二匹の迷い猫は「ニンッ」「にゃーん」「フシャー」と語りかけてくれる。
鐘の音のように清らかな小鳥居夕花ボイス。
耳がとろけるように甘いあじ秋刀魚ボイス。
心地良さに抗えず浄化されてしまう。
これはもはや福音であろう。
2次元への現実逃避という甘美な救い。
マタイの福音書やヤコブの手紙の一説にも勝るのだ。ゆえに恐ろしい。
もし私が時の権力者であったのならば、彼女らの忠義に何をもって報いようか。
そうだ、マクドナルドのてりやきマックバーガーを買ってあげたい。きっと猫缶よりも美味しいと頬を染めて喜んでくれるだろう。
なんならセットにしてあげてもいい。
ドリンクはコーラが良いだろう。
里では味わえなかった異国の風を感じて欲しい。
彼女たちがいてくれれば難しいことを考えず、口の周りぺろぺろが至福の時間となるだろう。
優しい気持ちを思い出す。
世界の贅を尽くしたセラピーに等しい癒し。
太陽の日差しが降り注ぐ深緑、暖かな木漏れ日、戯れる猫忍の少女。
アロマに喩えるなら白檀の香りだろう。
瑞々しさと妖艶さ、そして無邪気に風魔の里を駆けまわる彼女たちが思い描かれる。
妖しくも甘い香りである。
これを癒しと言わず何と言えようか。
心解きほぐされた気分だ。
きっとこれは渦巻がくれたえくすはーと。
人生という旅路を行く私に(性癖)あるがままに(お〇ん〇ん)イけ!と忍んだメッセージなのだろう。その使者こそ極心を忍ばせた迷い猫なのだ。
一度浸かってしまえば後戻りはできない。
ゆらとたまは天使であり悪魔なのだ。
だからこそ、振り返って考えれば現実を受け入れる勇気を持つ大切さを学ぶのであろう。
これがアンダー4000円で買える時代に生まれて良かった。まだこれからも生きていける。
次回作も必ずプレイしたい。
猫忍ありがとう。
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