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閃輝暗点ってご存知ですか?

閃輝暗点という病名をご存知ですか?
脳が見えせている症状なんですが、目の前にギザギザでチカチカした模様が現れる症状です。


閃輝暗点は片頭痛の前触れ

 閃輝暗点は片頭痛の前触れです!と言われています。
 目の前に現れる症状なので、先ず!眼科にかかることになりますが、片方の眼だけに見える症状であれば、眼科領域ですが、両方の眼で同じ位置に出現している場合には、脳の症状になります。なので、眼科では脳外科へ行くように勧められます。

脳外科受診

 そんなこんなで脳外科受診する訳ですが、脳外科に通われてる方はご存知と思いますが、数多くの患者を抱える脳外科では、1日仕事になるのが目に見える状況だったので私は、最近開業した元総合病院で脳外科に勤務されてた個人病院へ行ってみました。それでも多くの患者を抱えてられるので、待ち時間は結構掛かりましたが(汗)受診したら、即片頭痛がありませんか?と聞かれ、頭痛の有無の確認がありました。私の場合片頭痛が無いタイプなので、もしも再度閃輝暗点が出た時にこの薬を飲みすぐに来院してください!と言われたと思います。
そんな都合よく閃輝暗点が出てくれないし、例え閃輝暗点が出現しても、来院までには解消しちゃうので、現象が出現してる時に診察室にいることが叶わないですね。薬は片頭痛の治療薬だったんでしょうね(記録してないので忘れた)

症状

閃輝暗点の症状は、

閃輝暗点Wikipediaより

 こんな感じで、キラキラチカチカした幾何学模様が目の前に現れます。
視野欠損部位も!実はコレに似た状況で、まるでモザイクが掛かった感じで、その部位の情報が失くなるんですが、視野欠損と閃輝暗点は別物です。
私の場合の閃輝暗点は、中心に近い部位で始まり、徐々に外周へ移動します。
 今回はアルファベットの「C」の様な形が段々と大きくなる形で拡大していきました。以前は中心に近いほど目が疲れましたが、今は外周に近いほど見辛く感じます。

視野欠損と閃輝暗点は違う

 この閃輝暗点ですが、小さい時はその部位がキラキラチカチカしててナニも見えないのですが、その周りは見えてます。なので視野欠損が中心に出てる状態なので、身動き出来ません。ですが大きくなるにつれ、その中心部分が見える様になり、ギザギザチカチカの周りも見えています。視野の外側に近くなると外周がチカチカギラギラしてるけれど、目の前はスッキリ見えている!という状況になりますね。

 最初のうちは、その見え方に慣れてないのでビックリしちゃいますが、閃輝暗点が出た時は、安静にして休憩する!と決めて、しばらく休み時間を置けば治りますので、そんな風に考えることも出来ますね。

 先日、病名は忘れましたが、視野の中央が見えなくなった方とお話しする機会がありました。
その方の見え方も、私と同じ感じで見えない部位は、モザイクが掛かった様になり情報が無くなると言われました。

視野欠損の見え方

 閃輝暗点は、両目で同じ位置に症状が出ます。しかし、視野欠損の場合には、片方の眼だけが見えない部位がありますので、なかなか気付くことが出来ません。その関係で多くの方がかなり視野欠損部位が多くなるまで気付かず、眼科に掛からない状況になるようです。
 視野欠損部位の見え方も、最初のうちは、薄くモザイクが掛かった状態で、見え辛いなぁ?くらいの感じです。そんな見え辛い状況のモザイクがどんどんハッキリとしたモザイクになり、そんな大きめなモザイクがどんどん細かいモザイクに変わってきます。そしてそのモザイク部位の色情報が失くなるのです。
 でもこの見え方も、そうなった方しか分からないのでしょうね。
もしかしたら、そのうちに上手に説明できる人が現れるやもしれません。

 私の場合は周辺部の視野欠損なので、まだそこまで苦労は無いです。ので、視覚障害とした状況には該当しませんが、コレが視野の中心部分に現れれば、視覚障害とした状況になるでしょうね。そうなると、白杖を持つことになるのでしょうね。

白内障は手術により、視力回復が可能

 緑内障やその他の眼科的な病気による視野欠損を患う方の多くが、視野欠損部位の視力回復は望めないのです。また以前のように見える様にはならないのです。ですから、白内障の方々が羨ましく感じますし、自分の身に白内障が出現しても、怖いとも感じません。
『白内障は、眼内レンズを入れる手術により視力が回復出来るからです』

白内障も放っておくと

 白内障で手術して視力が回復した方の話としてひとつ。
白内障も放っておくと、黄色いノートが白く見えるんだそうです。
眼球が白濁するので、モノクロの様にしか見えなくなるんです!とおっしゃいました。磨りガラスを通して物を見る感じで、見えなくなる訳ではないので、視野欠損よりはいいですが、手術によりまた視力回復が望める病気なので、眼科で相談しましょうね。
 眼内レンズも色々な種類があるので、近視や遠視の方は、今掛けている眼鏡に合わせますか?それとも裸眼で普通に見える様にしますか?と聞かれます。そして今は、遠近両用な眼内レンズも選択することも出来ますね。保険適用の可否は眼科で相談してね?。白内障の手術での副産物として、複視が治った!と言われる方もありました。

眼と脳の関係

・片方の眼だけが具合が悪い時は、眼科に行きましょう。
強い光(フラッシュライトの様な)を感じたら、出来るだけ速くに眼科を受診しましょう。
・両方の眼で同じ部位に症状が現れる時は、脳が影響している可能性が大きいです。
眼科を受診して相談してくださいね。
もしかすると、脳神経外科や脳神経内科を紹介してくださるかもしれません。

 脳の視神経の経路は、クロスしているそうです。
視野の右側は左の脳、視野の左側は右の脳と精神科のかかりつけ医にお聞きしました。

精神科での説明に使ったイラスト

ですから、視野の左側に視野欠損があるならば、右側の何処か?に異常がある可能性があるかもしれないですね!と、興味深いお話を聞かせてくれました。

 レビー小体病の幻視錯視は?脳が見せているという説明をされることもありますね

https://www.shiga-med.ac.jp/hqbioph/demence/LBD/dlb.html 
(滋賀医科大学のレビー小体病テキストへのリンク)


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