SOSを発信すること、キャッチすることの大切さ
こんばんは。心理師Shingoです。
本日はピアサンクスの活動に賛同しこれから応援、サポートしてくださる仲間の方から記事を書いていただきましたので、そちらを公開します。
今後も、ピアサンクスの仲間からの発信もここで行っていきますので、よろしくお願いします。
まず第1弾は、暮島葉月(くれしまはづき)さんの投稿です。
統合失調症
私は統合失調症です。でも週に3回、介護施設で働いています。オープン就労です。
(オープン就労とは障がいを開示して障がい者雇用として働くことです。適切な合理的配慮を求めることができる働き方です)
18年前34歳の時に、私は、統合失調症を発症しました。やりがいを感じていた、児童英会話講師の仕事も辞めざるを得なくなりました。離婚して、最愛の息子たちとも離れて暮らすようになりました。息子たちに会えない淋しさから、オーバードラッグをして、自殺未遂をしました。京都に帰ってきてからも、生きる意味が見いだせずに、パチンコ依存症にもなりました。本当にどん底でした。
そんなどん底だった私が、介護職員初任者研修を修了して、介護施設で働けるまでに回復しました。病状は、本当に落ち着いていて、次男も「お母さん、もう病気治ってるんじゃない?」
と言ってくれるほどです。でも、きちんと通院して、服薬しています。
SOSを発信する
私が働けるまでに回復したのは、たくさんの方がサポートしてくださったからです。周りのサポートがあれば、統合失調症であっても、そのほかの精神疾患があっても、働くことができるのです。
では、私は、どうやって周りのサポートを得たのでしょう?それは、SOS を発信したからです。
以前の私は、言葉にはうまくできないような不安や焦りを抱えていました。そして、それを誰かにキャッチしてもらいたくて、手あたり次第に友達に、電話をしていました。その中に、息子さんが統合失調症の方がおられて、私のSOSをキャッチしてくださいました。そして、カウンセラーの方を紹介してくださいました。カウンセリングを受けるようになって私は良い方へと変わることができました。ラッキーでした。
SOSをキャッチする
誰かが悲痛な思いで発信しているSOSをキャッチすることは、本当に大切だと思います。その人は、何かのアドバイスを求めているのではないかもしれません。ただ、寄り添って聞いてあげるだけでもいいのかもしれません。「困っているんだね」「辛いね」と、共感して欲しいだけかもしれません。寄り添って、共感して、その人のSOS をキャッチする。それだけで、その人は救われるはずです。
ピアサンクスでは、SOSをキャッチする人を増やしていく活動もやっていこうと思っています。生きづらさを抱えて、苦しんでいる人のSOSをキャッチする人を増やすことで、その苦しみを軽減できるかもしれない。そして、苦しみから抜け出すことができるかもしれないのです。
SOSを発信することの大切さと、キャッチすることの大切さを、私たちは伝えていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。