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箱根駅伝観戦我慢記

「箱根駅伝」が大好きです。

以前、箱根で働いていた時は、箱根の山で、
東京に戻ってきてからは、大手町のスタートを、
勤務先が川崎になった去年からは鶴見中継所付近で
毎年観戦しておりました。

今年は、沿道での観戦自粛が求められていたので、
「観戦したい病」の発症を抑えるために、
大晦日に鶴見中継所へ行き
「明日へ走る」ランナー像を拝みました。

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当日、テレビ観戦をしていると、
やっぱり多くの方が沿道に、、、
通りがかりとかでなく、スマホを持った確信犯だらけ。




1月3日の神奈川新聞では、路上観戦者の
インタビューが掲載されていて、



67歳男性「遠巻きにみれば大丈夫だと思っていた。
箱根駅伝を見ないと新年を迎えられないね」
80代女性「コロナ渦で大変な時期に、
孫のように若い選手が頑張る姿を見て元気になった。」

「そうだよねーーーーー、分かるよ」
と思わず言っちゃいそうになる正直なご意見。素直でよろしい。
でもね、みんな我慢しているんだよ!!
選手・関係者に迷惑をかける行動は、ファンとして、人として
あるまじきだよ!これがきっかけになり、緊急事態宣言など出たら
どれだけの人に迷惑をかけるのか!

とテレビを見ながら怒り心頭。




2日間の感動的なレースを満喫して、充足感と共に、夜、ネットニュースを見ると、

選手の心情を推察する。ずっと支えてくれた家族、恩師。話を聞いた多くの選手が、世話になった人に「テレビ」の観戦をお願いしていた。本当は「生」で見てもらい、成長や恩返しを示したかった。だが、緊急事態宣言も再び出る可能性もある情勢。感染拡大を防ぐために、それはできないと受け入れていた。

もう涙が出てきた。。。。

「ファンってなんなんだよ!」

「喜びってなんなんだよ!」

色々考えてしまいました。

関東学生陸上競技連盟の発表によると、観客数は18万人。例年、観客は100万人を超えており、その数字の大小の是非はともかく、選手としてはやるせない思いもあるはずだった

2割にも満たない人の自己満足のせいで、、、、
ほんと、やるせない。。

そういう人たちと一緒に共存しなくてはいけないのが
社会だということは分かっている。
でも、どこか、8割の人のほうが損を強いられているように
感じられ、、そろそろ気持ちが切れそうになっている気がする。

選手・関係者の皆さん、ありがとうございます、そして、ごめんなさい。

そして、こうい社会にしてしまった大人の一員として、ごめんなさい。


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