bespoke lingerie labelとは -Uchida
Uchidaというbespoke lingerie label とは一体何なのか。
皆様のアイデアによって製作されるランジェリーです。
これが全てであることに間違いはないが、ツッコミどころが満載であることに間違いはないだろう。
bespokeという点。
bespokeという言葉は、一般的に"be speak"または"been spoken for〜"から派生した、注文服(主にスーツ)を客と仕立て屋が話をしながら特注のものに仕上げていくことに由来したものである。
話しながらランジェリーというモノにして行く、これこそが私が1番大切にしたいことであることに間違いはない。
モノを選ぶという行為に対して大切にしたいことは人それぞれ。
必要だからモノを選んで生活に取り入れる、これがシンプルな動機だと考えた場合でも、必要な[モノ]は種類に富んでいる。
生活必需品= 人間の生命を維持するために必要なもの
この最低限の理由がある水を例に挙げてみる。
生活必需品と言われて最初に思いつくモノ。
しかし現代の日本において、水は買わなくても生活できる人は少なくない。
なぜなら日本の場合水道水を飲料水として使用することができるから。
それなのに買う理由、更にそれを選ぶ理由は、美味しい水を飲みたいから/体に良い又は合っているものを取り入れたいから/家のインテリアとしてウォーターサーバーを導入する
こんなところかと思う。
こうして生活必需品と言われる水であってもただ単に水であるという役目を果たすだけで選ぶ訳ではない。
こうしてモノを選ぶときに大切にしたいことは何に価値を見出すかということによって決まる。
必要だからということ以外の理由とは、身体が欲することの他に心や頭が欲していることだ。
価値は身体と心と頭と全てがマッチングするところにあると考えると、人それぞれが違うのも当たり前ではないだろうか。
私はこれに寄り添いたいと思った。
lingerie labelとして価値を提案するのではなく
bespoke lingerie labelとして人の思う価値をランジェリーに乗せていく。
それにはあなたの価値を知る必要がある。
というより、あなたにとって価値のあるモノにランジェリーを持って行きたい。
価値なんて人それぞれ。
ということはその価値に沿って作るモノを決めるなんて当然のこと。
そんなふうに思うことの一つ。
それが肌に1番近いランジェリーだったりするのでは。
それこそがbespoke lingerieという在り方ではないだろうか。