見出し画像

【ダルゴムイシスキーって作曲家を知っていますか?意外と心地よいんです】

彼は、ロシアの作曲家で、グリンカの影響でオペラなどを作曲。リムスキー・コルサコフやモデスト・ムソルグスキー らの『ロシア5人組』と交流がありました(5人組より年上だったので 兄貴的役割?)でも、近年では音楽会や劇場 で彼の作品を見たり、聞いたりすることはありません。忘れられた作曲家です。かくいう私も全然知りませんでした。 いつものパトロールで、CD 屋さんへ入って安売り棚を調査していたら「ルサルカ」の文字。これはドボルザークのオ ペラで、チェコ出身のルチア・ポップがよく歌っていた『月に寄せる歌』が有名なレアオペラ!しかも激安!迷わず購 入して家で開いてみたら なんとドボルザークの見慣れた顔でなくこんな顔↑
よーく CD をみたら小さい字で『アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・ダルゴムイシスキー』と書いてありました。そ れが最初の出会い。そうなんです、まったく同じ名前のオペラを作曲していたんです。これがダルゴムイシスキーとの 出会いです。
【犬も歩けば棒にあたる 聞いてみると意外と良い(^^♪】
最初は 彼の「ルサルカ」(人魚姫)の音楽紹介します。人魚姫というと、アンデルセンの童話が有名ですが、このロシ アの「人魚姫」はちょっと異なるストーリーです。アンデルセンのは自己犠牲的な悲劇ですが、こちらは同じ悲劇でも もっと人間臭い復讐劇に近いんです。詳細は次回の「劇場へ行こう」で紹介したいとおもいます。ここでは仕事前や、 ホッと一息つきたいときになかなか良い肩の凝らない音楽を紹介したいと思います。いぶし銀のようで、こういうキラ キラしていない音楽も時々は楽しいですよ。
彼の「ルサルカ」から「ジプシーの踊り」軽妙な音楽ですので、これから仕事をしようというときには良いですよ。
https://youtu.be/sTaJqaK__5khttps://youtu.be/sTaJqaK__5k


王子の結婚式のシーンで歌われるコーラスのさわり部分です。楽しい雰囲気です。

主役のナターシャのアリオーソ「あぁ時は過ぎ去ってしまった」

最後は 4幕から アリア 「彼をもっと優しくする抱きしめる」

【5人組との関わり合い】
ダルゴムイシスキーはロシア5人組の兄貴格だったようで、彼が5人組とチャイコフスキーを引き合わせたともいわれ ています。だからでしょうか彼の「バーバー・ヤーガ」(ロシアの魔法使い)という曲が、5人組の一人ムソルグスキー の「展覧会の絵」の一曲へ影響があったと感じるのは邪推でしょうか?
ダルゴムイシスキーの「バーバー・ヤーガ」です。ちょっと長いので真ん中あたりから聞いてみてください。この曲は これで肩がこらずに聞ける良い曲だと思います。

ムソルグスキーの「展覧会の絵」よりバーバー・ヤーガの小屋です。やっぱり才能的にはムソルグスキーの方が上だと 思いますが、でもちょっと肩も凝りそうな曲ですよね。

さて皆さまはどのように感じられたでしょうか?  By こばつね

ぺテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?