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ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり

ヴォーン・ウィリアムズ作曲のこの名曲は、どこまでも牧歌的でありながら、特別なてらいがなく
、当たり前のように空間に広がり あまりに心地がよくて音楽を聴いていることを忘れてしまいそう
になってしまいます。「揚げひばり」という曲名を知っているからか 聴き始めると 目の前に広い
野原とその先に木や山が広がっている景色が広がり その中を自由に浮遊しているような感じがする
ので不思議です。
私は 最近、朝の散歩から帰ったあと、お茶をゆっくり飲みながら仕事を始める準備をする間にこ
の曲を聴くようにしています。そうすると 散歩で少し高ぶった気持ちが落ち着いて来て 気力が充
実してくるのを感じます。15分程度の長さも良い感じですよ。
最初に紹介する演奏は 若き名手ヒラリー・ハーンのバイオリン & Camerata Salzburg at the
George Enescu Festival(2013) 10年近く前の演奏ですが、もう風格を感じさせます
https://youtu.be/IOWN5fQnzGk
次は、バックがオーケストラでなくピアノでの演奏です。どうもこの曲の初演はピアノ伴奏で行わ
れたようですね。この演奏はBBC放送のでドキュメンタリーで初演を再現したもののようです。とって
も良い雰囲気ですよ。
https://youtu.be/3b0rN43q6jo
BBC放送のHPです 
https://www.bbc.co.uk/programmes/b019c9t9
果てしなく感傷的で、陽光とうれしそうな懐かしさにあふれ、春のクラシック音楽を楽しむ最高の
チョイスの一つと思います。

By こばつね

https://sites.google.com/view/gekiko/ホーム

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