とにかく楽しめ!「創造のタンデム」展
こんにちは、キルギス在住の幸夫です。さて、いつもの会場で新しい展覧会をやってるはず!!今回はどんな絵画に出会えるんでしょうか。速足で会場に向かうと、サムネイルの看板が。
創造・・・の・・・タンデム・・・?タンデムって何だ???今回はシルクロード展じゃなかったっけ???まあいいや、展覧会に違いはない。とにかく楽しめ!!
というわけで今回最初に目に映ったのはこちら。
あ・・・難しいやつだ・・・。右の絵画はきっとアダムとイヴ・・・なのかな?下半身が馬だけど・・・。絵画を楽しむためにそろそろ真剣に聖書を読まないといけない気がしてきました。絵の左の方にいる女性の頭に木が生えていたのに気が付いて、全然関係ない落語の「頭山」を思い出してしまった。う~ん・・・次にいこう。
あ、これは好き。しかもこの画家「Момун Астар」さんは前にも雨の絵を描いていた。雨が好きな方なんでしょうか。街の何気ない日常がそのまま切り取られた様な、雰囲気は暗いのにどこか温かい感じがしてとても好きです。相合傘の女性が少し男性にもたれているのがたまらないです。
この人も前に見たことある!!通ってきた甲斐あって、見知った画家の作風を感じられるのがたまらなく嬉しいです。まるで幾何学模様の様に描かれているけれど、近くで見るとお花畑。こんな可愛い柄のハンカチがあったらすぐに買うのに・・・。一見同じに見える花達もよくよく見ると一輪一輪違っていて、色も思っていたよりも違いがある。なんだかずっと見てられそうです。
出た!キュビズム!!ヴァイオリン!ヴァイオリンだな!!と、作品名を見ると「装飾的静物画」
・・・まだまだ修業が足りないようですね・・・。向日葵も独特の雰囲気があってなぜだかとても印象に残ってます。なんかこう、昭和映画の様な・・・なんででしょう?
今度は静物画ですね。静物画は画家さんが身近な物を描くので、地域や時代によって描かれる物に個性が出てきたりするのに最近気づき、ハマってきました。右の静物画は元気に咲いている様で、落ちている葉っぱがこの後しおれて、枯れてしまうことを想像させてくれますね。これが・・・メメントモリ・・・!
左の静物画は明るい色合いで温かい感じですが、よく見るとリンゴの周りの空間が歪んでいてセザンヌみたい。そろそろ講座でもセザンヌ回やりたいですね。
これ好き!!!メッチャ光ってる!!写真じゃ伝わるか分からないですが、キラキラと眩しい程に絵が輝いて見えます。近くでみるとそうでもないのに、一歩離れるとキラキラ!!楽しい!!誰!?この素晴らしい画家さんは誰!?「Максат Монолдров」さん!マクサットさん!覚えた!また違う絵も見たい!!!
今度はなんの絵・・・?と思いタイトルを見ると、「遊び」。あーーーー!ホントだボールで遊んでる!!1度理解したら、先ほどまでただの模様に見えていた絵にストーリーが浮かんできてとても楽しい。もう1枚の青い絵は「狩り」なるほど、鷹で獲物を狩るやつだ!分かる!分かるぞ!!!
おお、この絵はなんか、立体的というか、生きてる??生物の絵でもないのに何故かビクビクと動き出しそうな存在感と立体感。ちょっと怖い。でも何故か見てしまう。不思議ですね。
最後の絵画は、それぞれ「赤」と「白」。分かりやすいですね。椿かなにかでしょうか?記号の様に簡略化された花はそれぞれ不思議な存在感があって、赤・白それぞれ違う不安感を感じてしまう。花の配置や、花がない部分にも何か意味があるのでしょうか?でもなぜかこれも吸い寄せられる様な不思議な感覚。
そんなこんなで今回も大満足で展覧会を楽しませて頂きました。それにしても、「タンデム」ってなんだったんでしょう?まあいいや。By 幸夫
『ぺテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。
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