見出し画像

1ヶ月に及ぶ入院生活に終止符、新たな日常の始まり

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
家族が新型コロナウイルスに罹患し、現在闘病中。離れて住む家族はこの事態にどう向き合っているのか、ほぼリアルタイムに更新中。気になった方は、「新型コロナウイルスに罹患、家族がいまできること」からお読みください。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

病院での治療の甲斐があり、母は無事退院することができた。持病があるため、一時はどうなることかと、離れた家族としては不安になる日々もあったが、コロナとの戦いは一旦終止符を打つことができた。主治医をはじめ、医療従事者の方々の手厚い看護には頭が下がる思いである。この場を借りて御礼を申し上げたい。

母のPCR検査の陽性結果を知らされてから、1ヶ月以上が経過した。両親とも入院することになり、母に至っては約1ヶ月入院生活を送った。振り返ってみると、2週間のアビガンの投与を終えてからは快復に向かい、自然治癒でウイルスが体内から排出されるのを待つ日々が長かったように思う。後半は、PCR検査を連日のように受け、陰性が2回連続で出ることを祈っていた。

患者である母自身は退院に向けて特に実施していたことはないと思うが、退院への意欲が継続するように、私自身は毎日のように電話で励ましていた。励ますというと大それているが、早く日常生活が送れることを願い、できるだけ他愛のない日常の会話を心がけていた。

退院後の体調も良好である。保健所から特に外出などの制限はなく、日常が戻ってきているようだ。保健所から体温表が送られてきて、自主的に記録している。なお、提出義務はなく、再び罹患した場合の参考とするものとの位置付けのようだ。

余談だが、両親の場合、感染経路は不明のままである。今後それが究明されることはないだろう。入院時、発症した頃に立ち寄った施設などをヒヤリングされたが、そこからさらに掘り下げて調べられることはないようだ。なお、感染者が立ち寄った施設については、保健所が問い合わせることがあれば、患者の了承を得た上で、施設に電話をしているそうだ。消毒については保健所が要請しているわけではなく、あくまで施設側が自主的に行っているもののようである。

いつかコロナウイルスのワクチンや治療薬が確立し、インフルエンザのような感染症になったときに、今一度このnoteを振り返ってみようと思う。読者の方で、もしこれから自分や家族がコロナに罹患したときに、このnoteのことを少しでも思い出していただけたら幸いである。

(完)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?