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痛みと向き合う

 パートのお仕事が、できなくなったんやけど。アタシ、意外と、元気に楽しんで生きてます。

 MRI検査の結果、手の親指付け根にある骨の中にある嚢胞(空洞)は悪性ではありませんとの診断でした。でも残念ながら、「骨折していると思って、過ごしてください。」とのことで・・・。

 骨が弱い状態なんだ。痛みだけじゃなく、骨折してしまう恐れのある手首の状態なんだ。

 でも、本当の骨折とはちがう、ギブスをしているわけでもないし、見た目は、ちょっぴり浮腫んでいるものの、力をこめなければ手を使えるということもあり、「仕事できるでしょ。ちょっとくらいは痛いこと我慢したらいいんだし。」って、そう思っていました。

 「骨折と思ってすごす」ってことは、痛いとこまで力を籠めたら骨に負担がかかってる合図なんやし、アカンやんなあ。でも、痛いってどれくらい?

 あぁ、あたし、ずっと痛かったのかも。何年も・・・。

 痛いということを、他の、「腰が悪いとき、動けなくなる」とか「頭痛が・・・」ってことに気をとられて、痛い手首をかばって、痛みを逃がしてすごしていることを、「どうってことないやん」って思って過ごしてきたことに、今になって気が付いたのです。

 今回、2週間前に整形外科を受診したきっかけは、コロナワクチンの後の副反応の発熱時に、両手がしびれてしまったこと、それと同時に手首が痛いことで手が使えなくなったということ、だったのだけど・・・。

 実は、何年も前から手首は痛くて、仕事で、「出来ないこと」「無理だなって思うこと」あったんやった。

 「普通に手首のスナップきかせて振るだけ、誰でもできる作業」といわれることができなかったので、見かねた上司に、アタシができるところに移動させてくれてた、ということ・・・。見て見ぬふりをしてきた、いろいろなことが思い起こされたのでした。

 腰が悪いことは職場の皆さんに言ってても、手首が痛いことは、自分が認識できていなくて、言ってなかった。

 「アタシって、この動き苦手なんや」と、その程度に思っていた。

 でも、実際は・・・

 アタシが出来る場所に、力を使わないでも丁寧に作業が出来るということが、生かせるようなラインの作業に、上司が入れてくださってたということ。

 周りのみんなは、「器用にできる人で、元気そうなのに、しんどい作業から免れている、あの人は贔屓されている」と思っていただろうということ。

 自分の事なのに自分の事が、本当にはわかっていなかったのだと。わかっていても、見て見ぬふりをしていたのだな。

 この、数週間のお休み中、この痛みに向き合い、悩み。そして昨日、MRI検査の結果をうけての決断として、お菓子工場のライン作業のパート勤務をやめる決意をしたのです。

 こよなく愛していた、手作業での、あれやこれやのお仕事。甘い香りに囲まれて、素敵なお菓子が出来上がる、作業の一端に携われることの幸せ。
アタシの大好きな仕事。

 本当に残念で、やめる決意ができずにいました。痛みを無かったことにしたかった。
 でも、アタシの仕事は手作業です。「痛いからできません。」では、ほとんど、仕事になりません。力をこめてする作業じゃなくても、長い時間やるとなると手首に負担がかかります。負担をさけて出来る作業があるのか?しかも、腰も悪いのです。

 これからの10年20年・・・30年かな。先を見据えて、子どもに負担がのしかかるような人間になりたくない。自分の事は自分でしたい。

 悪化して骨折ということは、避けなければなりません。

 そして、楽しく、生き生きと、いろんなことにチャレンジできると思って過ごしていきたい。そんなことを、いろいろな方のnoteを読んで感じました。

 アタシは、アタシなりに身の丈に合ったことを、まだまだ楽しめるのだ。

 そう、やめるのは、決して後ろ向きな事ではないのです。

 リスタートなんだ。

 昨日、上司とのやりとりで。
「朝早く出てきてもらったり、夕方勤務にはいってもらったりと、たすかってました。また、戻ってきてくださいね」って言ってもらえて、幸せな気持ちで、たくさん泣きました。悔しいし悲しいけど。残念だけど。

 本当に頑張ってきて、よかったなって思う。充実した工場勤務でした。

 無になって作業が出来る、そういう時間を持てる事。夫婦が別居している状態の今、アタシの性格上、こういう期間が、アタシの荒ぶる気持ち(笑)を、しんと沈めてくれるため、必要だったのだと思います。(扶養家族に入る事を、良しとしなかったのです。)

 幸い、アタシには、手作業をする以外にも、たくさんのやりたい事があります。楽しみを貪欲に見つけていける!という自信もあります・・・。

人生の中で、今回の分岐点は、幸せな気持ちで迎えることが出来ます。

アタシがやりたいようにしているのを黙認してくれる家族

noteで自分の世界、視野がひろくなったこと

今、置かれている環境
夫のおかげで、金銭的にも。
住居、家づくりの楽しみがあること

本を読んだり
ラジオや音楽をきいたり
漫画を読んだり
泳ぎに行ったり
美術館に行ったり
珈琲を飲んだり
美味しいものを食べたり

楽しみを新たに見つけたり

そう!今後は、歩くことを楽しもう

手を使うこと以外の楽しみが、まだまだある

そして、まだ手は動くのです。
痛くならないようにですけど。

だから、
noteに投稿したりも!

できることがまだまだあります。

そういったことに感謝です。

乗り越えられそうだし、こんな心も身体も弱い自分でも、
今後の生活が楽しみにできます!!

 今回、身体の不調、痛みが原因での退社ですが、改善したら、又、アタシでも、できるお仕事があるんちゃう?ってね

「これからの老後に向けての生き方、自分の身体と心」に向き合えたこと、本当に良かったです。

今後の自分に、乞うご期待!(笑)

ほなまた!




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