見出し画像

スウェーデンの夏至祭りは日本のお盆

6月21日は夏至。
日本ではあまり特別な日ではないが、ヨーロッパとくに冬の長い北欧では、盛大に祝う日だ。
スウェーデンに何年か住んでいた。
スウェーデン人はシャイで、なかなか親しくなりにくいが、一旦友達になると毎週のように自宅に招待をしてくれたりする。

そんなわけで、スウェーデン人家庭の夏至祭りに何回か招待してもらった。
ことしの夏至は6月21日だが、20日から25日の中で一番近い週末が夏至祭りとして祝う。
毎年、変わる祝日だ。

夏至のイブ(前日)から準備は始まる。
野の花を摘んできて、白樺の葉っぱと一緒に祭りの中心となるメイポールを飾って立てる。

夏至は日本のお盆のように親戚一同が集まって祝う。
知人の田舎の実家でその仲間に入れてもらった時は、集まった男性たちが総出でその10メートル近くあるメイポールを庭に立てた。

女性たちは、ご馳走の用意をする。
中心となるのは、いろいろな味付けのニシン料理とゆでたじゃがいも。



シーズン真っ盛りのイチゴも山盛り。
デザートは、生クリームたっぷりのいちごのケーキが定番。



女の子たちは、野の花を摘んで、枕の下に入れると将来のパートナーの夢が見られるという言い伝えがある。


当日、朝は、お母さんと一緒に、野の花の冠を編んで頭にかぶる。
民族服を着て、花の冠を被った北欧の少女たちは本当にかわいい。


そして、いつまでも陽が沈まない北欧の夜を十分に楽しむのだ。


日本人の我が家は途中でリタイアして寝てしまったが、大人たちは久しぶりに会った喜びをいつまでも語り合い、朝になるとみんなで近くの湖まで泳ぎに行ったりする。
 
スウェーデンの湖って6月でも21度とかですよ。凍える〜

だから、それも参加しなかった・・・

そうやって、オフをめいっぱい楽しむことで、日常にメリハリをつけている。


ぜひサポートお願いします いただいたサポートは癌の子供達のための活動に使わせていただきます