PMDDについて

中学2年。
お酒におぼれ、精神安定剤過剰摂取、オーバドーズというやつ。
気づけば三日記憶がなく、家から二県離れたところにいたり、踏切で寝てたり、病院で縛られたり、裸で飛び降りようとしたり、そんな生活だった。
救急車を呼ばれることが多すぎて、何度目だろう。自殺未遂後、強制入院となった。

ただ無理矢理ではなかった。いたって私は普通。普通からぬけだせないので、強制といえど反抗せず、納得して入院した。

最初はどうだっただろう。
セフレが分厚い本を貸してくれたけど、潔癖症だったのでページ一枚一枚全部拭いたり、隣の部屋の子がずっと叫んでるから叫び返してみたり、給食みたいなご飯がくるけど、個室でトイレがあったから捨てていた。
だって、毎週体重測定があるんだもん。
それから、よくおなったなあ。
ちょっとくらい異常だと思われたいから、幻覚が見えるふりをしてみたりしたけど、下手すぎて、すぐばれちゃった。
みたことがあるから、やってみたけどうまくいかないもんだ。

それから、口の横が切れる口角炎になっちゃって、話せないくらいだった。
あの子は無口だと言われていた、痛くて話せないだけなのに。
まあそんなことはどうだっていい。

それからは一人でトランプをしたり、オセロをしたり、母に花の絵の塗り絵が欲しいと頼んでやっていた。
母は、フルで働いて、しかも難病を患ってると分かった時だったのに、40分かけて毎日来てくれた。
本当にごめんなさい。ありがとう。


もうすぐで、入院一か月。
そんな時に個室にカメラがあると気づいた。
気づくのが遅すぎるけど、本当にバカなので気づかなかった。

今までのオナニーや、ご飯を捨てていたことを思い返して、とても嫌になって、トイレにはカメラはないから、一日中トイレに引きこもって一日中泣きじゃくった。

次の日、生理がきた。

最初は個室に鍵をかけられていたが、その日には解除されていた。
個室のすぐ外には大きな窓があり、そこを数時間眺めていた。

いつものおじさんとは違う、白衣を着たおじさんがくる。

君の病気がわかったかもしれない。話す気になったら僕のとこへきて。



その次の日、退院予定であった。

速攻彼のところへ、行った。

君は、生理前の病気、PMDDかもしれない。
ただこれの診断は、経過観察でとても時間がかかるから、
生理も不順だから婦人科にいったほうがいいね。


PMDD、月経前不安障害。
うつ病の一種とされている。


あああ、なんだ。なんだ今までのことは。
躁鬱ではなかった。鬱でもない。
ホルモンのせいなのだ。
やっぱり私は正常だったのだ。

婦人科に行くも、まずは生理を安定させる薬しかもらえない。
そんなもので治るものか。

PMDD、うつ病の一種?
なぜ、ホルモンのせいなのに、うつ病でなくてはいけないのだ。

高校に入り、アルバイトを始めた。

生理前になると、何も起きていないのに涙が止まらなかった。何も話していないのに突然お客さんの前でないてしまったり。


とにかく病む原因なんてのはなんでもいい。
少し無視されたなんかではなく、良いって言ってくれたけどとか、あの人たちは笑っているのに、とか、なんでもかんでも死に,自分に結び付け、落ち込む。
PMDDとは、うつ病とは言いたくないが、死にたくなる病である。ホルモンによって。





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