見出し画像

敬語の指針の要約① memo

「敬語の指針」(p12まで)の要約

人と人がコミュニケーションを円滑に行い、確かな人間関係を気づいていくために敬語は大切!

敬語とは

年齢の違い、経験・知識・能力などの違い、社会集団の中での立場の違いや階層・さらに様々な上下関係が意識されることは前提にしたうえで

人と人が互いに認め合い、互いに尊重し合う関係に立つ(=人と人との相互尊重)気持ちに基づき、

相手や場面に配慮して使い分ける言葉遣い。(=その都度の人間関係や場の状況についての自らの気持ちに即したより適切な言葉遣いを主体的に選んだ自己表現)

ただし、明らかな誤用や過不足は避けることを心掛ける。

そのためには敬語の知識や考え方を身に付ける必要(=今の自分を表現するためにはどんな敬語が適切か、逆に使わなかったらどんな人間関係が表現されることになるのか、は知らなければならない。)

※世代や性による敬語意識の多様性があることには留意する。ただし、男女の違いや世代の違いに応じてこう言うべきだと画一的に考える態度は避けるべき。→自らの言葉遣いを選ぶ。

※マニュアル敬語は画一的な言語表現を押し付けている面では悪だが、敬語にまだ習熟していない人やその職場に特有の言語場面での敬語にまだ不慣れな人のためには有効!

→場面に即した敬語の使用例を具体的に示す必要。自己表現として選ぶべき多様な敬語や言語表現を示し、その習得や実践を動機づけるような内容としたい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

読んだのは初めてだったが、ビジネス日本語で敬語を扱い指導する中で、わたしが大事だと思っていて、でも学生に伝えづらくて、伝わっているか自信がないことが書かれていた。場面や状況・相手によって敬語は変わるし、自分のどんな気持ちを表現したいかによって選ぶんだということは伝えてきた。でも学生からすると、こんなときはこうと言ってほしいというのもあるんだろうなとも思うので、この場面はこの表現と限定し、その後増やしていって違いを伝え、選ばせるようにしていた。ただ、日本語が苦手な学生には「安全な一つ」をこちらで選んで覚えさせたりもした。

敬語を指導するうえで避けられない「上下」という言葉。そういうことじゃないんだよと思いながらも「目上の人には」「関係性が弱い人には」と上下と親疎を言わざるを得なかった。それに加えて最近は「負担の大きさ」という状況も考えさせるようにはしてきたが、『相互尊重』というのはビジネス日本語の授業では伝えきれていなかった部分。(マナーの授業では伝えていた)今後導入の際や都度、上の内容をわかりやすい言葉にして学生に伝えていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?