見出し画像

「ほぼ自動おしゃべりプロジェクト」はじまります!

はじめまして。ペチャット開発チームです!

この度「ほぼ自動おしゃべりプロジェクト」の立ち上げとともに、ペチャット公式noteをはじめることになりました。

このnoteでは「ほぼ情報漏えい!?開発チャレンジnote」と題して、「ほぼ自動おしゃべりプロジェクト」でどんなことをしているのか、情報漏えいギリギリを狙いながら、不定期でお届けしていきたいと思います!

これからどうぞよろしくおねがいします!

……と、はじまりの挨拶を書かせてもらいましたが、この時点では、ほぼすべての人が「ほぼ自動おしゃべりプロジェクトって何?」となっていますよね?

なかにはペチャット自体を知らないという人もいるかもしれません。

ということで、今回のnoteでは「ペチャットって何?」というところから「ほぼ自動おしゃべりプロジェクト」の立ち上げに至るまでのお話をしようと思います。


累計販売台数18万台
ぬいぐるみをおしゃべりにするボタン


まずは、ペチャットについて。

画像3

ペチャットは、ボタンの形をしたスピーカーで、スマホと連動して音声が流れるしくみになっています。このボタンをぬいぐるみに取り付けて、スマホを操作すると、まるでぬいぐるみがおしゃべりしているように感じられる、魔法のようなボタンなのです。

「大切にしているぬいぐるみが、ある日突然しゃべりだしたら、子どもたちはどんな反応するんだろう」

そんな妄想から開発がスタートしました。

発売から3年半。おかげさまで累計販売台数が18万台を超え、「ぬいぐるみとおしゃべりする体験」をたくさんの子どもたちに届けることができています。ツイッターやインスタグラムに投稿されている、子どもたちのかわいい反応を見ると、いつもにやにやしてしまいます。

ペチャットについて詳しくしりたい方はこちらをご覧ください。

そして、こちらで子どもたちの反応を見ることができます。


ペチャットのおしゃべりを自動化
「ほぼ自動おしゃべりプロジェクト」始動


ここからは本題の「ほぼ自動おしゃべりプロジェクト」についてお話しします。

ペチャットには、赤ちゃんの泣き声を検知したり、泣きやみ音楽を流したりする「あかちゃんモード」やイヤイヤ期の子ども向けのセリフを集めた「イヤイヤモード」など、いろんな機能があります。

そんなペチャットの機能のひとつに「自動会話モード」があるのですが、現状のものは、簡易的に子どもの発話を検知しながらおしゃべりを進めていくというもの。

この自動会話モードをアップデートして、より本格的な自動会話を実現すべく立ち上げたのが「ほぼ自動おしゃべりプロジェクト」なのです。

なぜ“ほぼ”をつけているかと言うと、プロジェクトサイトにも書いているように、アニメや映画にでてくるキャラクターのように自由自在におしゃべりができるようになるのは、まだまだ遠い先の未来だと感じているからです。

自由自在とまではいかなくても、いまある最新の技術を上手に取り入れながら、シナリオライティングなどの手法を駆使することで、「“ほぼ”自動」を近い未来に実現することなら可能なのではと考えました。


合言葉は、「子どもたちが最初に出会う、世界一やさしいAI」


さて、こんな感じで「ほぼ自動おしゃべりプロジェクト」がスタートしたわけですが、このプロジェクトを立ち上げるにあたって設定した開発コンセプトがあります。

子どもたちが大好きなぬいぐるみと、おしゃべりを通して一緒に遊びながら、言葉やコミュニケーション、そして世界への好奇心を育んでいく。ペチャットがそんな存在になれるようにと、「おしゃべりエデュテインメント」という開発コンセプトを設定しました。エデュテインメントというのは、エデュケーション(教育/学び)とエンターテインメント(娯楽/遊び)を組み合わせた造語です。

いま、おうちでテレビやスマホ画面に夢中の子どもたちも多いと思います。そんな子どもたちにもうひとつの選択肢を提供したいと考えています。

そして、開発にあたってもうひとつ大切にしている合言葉があります。それは、「子どもが最初に出会う、世界一やさしいAI」というものです。

ペチャットのメインの対象年齢は0歳から6歳です。そうした小さな子どもに、AIやロボットのようなものを無自覚に与えることに不安を抱く人もいるかもしれません。

「なにか悪い影響を与えてしまうのではないか」
「問題がおこったらどうしよう」

実は、私たちにもそうした不安があります。だからこそ、そうならないように「子どもたちが最初に出会う、世界一やさしいAI」という合言葉を設定し、心理学や教育学の専門家とお話ししながら、子どもたちやママ・パパが安心して接することができる存在を目指して研究開発を行なっています。


おしゃべり自動化への第一歩
「らくらくモード」をアプリに追加


ペチャットのおしゃべりを自動化するにあたって、音声認識や感情判定などの最新の技術を取り入れていくことはもちろんなのですが、実はそれと同じくらい大切なのが、「シナリオライティング」です。

子どもにどんな言葉を投げかけて、どんな反応が返ってくるか。その反応に対してどう返答するか。子どもを持つ開発メンバーやライターが中心になり、想像をめぐらしながらいろんなシナリオをつくっていきます。

そして、実際にモニターテストで子どもたちに試してもらって、その反応をみながら改善します。シナリオ制作→実装→モニターテスト→改善を繰り返します。

今回、このシナリオライティングの手法を生かして、アプリ上で提示されたセリフを選ぶだけで、子どもとペチャットのおしゃべりが自動で進んでいく「らくらくモード」を新たに追加しました。

画像3

ペチャットをお持ちの方はぜひ使ってみてください。アプリをアップデートするだけで使えます。

※まずはiOSのみの提供になります。Androidでの提供は9月を予定しています。


おわりに


note第一回目の投稿と言うことで、まずはプロジェクトの内容とスタートの意気込みについて書かせていただきました。

今後も、具体的にどんな研究や開発を行っているのか、どんな気づきや発見があったのかなどをご報告していければと考えています。

目指している自動会話を完成させるのは、簡単な道のりではないですが、開発チーム一同「レッツ・石の上にも3年!」の精神でじっくりと進めていきます。

それではまた、次回の投稿でお会いしましょう!


おわりのおわりに


ここからは、小さな子どもをお持ちのママ・パパにお知らせです。

このプロジェクトでは、「レッツ・石の上にも3年!」の精神で研究開発を行なっていくのですが、仮に3年後に自動会話機能が完成しているとして、そのときに、子どもたちがどんな風に成長しているか、3年後の子どもの運勢を占える「うちの子の3年後占い」というコンテンツをつくりました。

画像2

ぜひ占ってみてください!


文:ペチャット開発チーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?