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郷土史と絵画シリーズ

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趣味の郷土史しらべと、それにインスピレーションを得て描いた郷土画の話です。素人目線であれこれ書いています。
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2020年5月の記事一覧

郷土史と絵画 その参・塩山

 こんにちは。今回は山梨県甲州市は塩山という地について書いてみたいと思います。 いつもながら、至らなさ、思いついたことを羅列するまとまりの無さはご容赦を。(お約束定型分) 甲州市塩山。 新宿から中央線特急で1時間半ほど。武田信玄公の菩提寺である恵林寺のお膝元であり、笛吹川が流れ、ブドウに桃に果物が名産品で、温泉も湧いていますね。 甲州市にまとまる前は、塩山市。それより前は塩山町。さらに昔は東山梨郡松里村、下柚木村…などなどに分かれていました。 ↓昭和初期と見られる、

郷土史と絵画 その弐・岡部

今回は、埼玉県深谷市は「岡部」という地について話そうと思います。いつもながら無知、辿々しさ、お許しを。 深谷市といえば今、新札で話題の渋沢栄一が有名ですね。深谷市岡部に統合される前は、大里郡岡部町、さらに昔は榛沢郡岡部村、本郷村などさらに細かく区分けされていたみたいです。 ↓画像は明治二十二年の地図。 岡部、本郷のあたりは鉢形領となっています。  鉢形城という城が寄居町にあり、かつては北条氏邦が城主を務めました。鉢形は最後まで統一を目指す豊臣秀吉に屈しませんでしたが、

郷土史と絵画 その壱・品川

noteに登録し、ようやく郷土史について語れる場所ができました。 わたしが密かに見聞を広めたいと思っている郷土は、東京都品川区大井、大田区大森、山梨県甲州市(塩山)、埼玉県深谷市(岡部) あたりなのですが、初回はその中でも最も自身に縁深い、品川について少し記録しようと思います。メモ代わりでもありますので、多少お目汚し的な部分もありますがご了承のほどを。  品川というのは、うちの父方の家系に縁深い土地です。まず、とれるだけ昔の戸籍謄本をとった際、曽祖父の本籍住所は、東京都品