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【エンジニアインタビュー③】エンジニア歴34年。客先から求められるベテラン技術者のキャリアステップについて。

◇エンジニア歴
新卒で複写機の会社に入社し、3DCADに興味をもったことがきっかけでITエンジニアに。3社経験し30年目で独立。

◇プロエンジニア歴
2019年5月からフリーランスとしての活動を開始。
現在はCADの最適化活動支援や業務コンサルなどの3案件に携わる。

“3DCADに興味を持ったのがITエンジニアになるきっかけでした。”

ITエンジニアになろうと思ったきっかけをお聞かせください。

新卒で複写機の会社に入社し、最初は製造系に配属されて板金やプラスチックの設計・製造など金型関係の設計をしていました。金型業界では当時最先端の3DCADを使用していた中で責任者を任されて業務していくうちに面白いと思うようになったのがきっかけです。

会社をやめてフリーランスになったきっかけ、理由をお聞かせください。

1社目では金型の設計をする中で3DCADの担当となり、2社目では3DCADのベンダーに転職しデータ管理などを含めてすべての機能を習得し、その知識を活かして業務コンサルまで行なうようになり、3社目では標準化などをしていく業務コンサルに転職し、ツールのしがらみがない中で業務の標準化を図っていく仕事をしました。
そんな中で、まだ会社で働いていけるスキルはありましたが、ビッグデータを取り扱うような大きな仕事をやりたかったので独立することにしました。
一番の理由は、50歳で一度転職しようとした会社から55歳で昇給がなくなり下がることしかないと言われて、それなら独立しようと思ったことですね。
経歴が特殊なのでなんでも対応できるため重宝されましたが、給料があがるわけではないと思ったときに、独立しても食べていけるなと感じました。

現在はどんなお仕事をされていますか。

50歳で転職しようとした会社から2年間仕事を回すという条件で契約をして独立した流れでそのまま今もお仕事しています。そのほかのお客さんも含めて、長期で稼働率100%を越えてずっと続けています。

“リスク回避のため3つの案件に同じ稼働率で携わっています。”

フリーランスになることに対して不安はありませんでしたか。

もちろん不安はありました。仕事を回す条件で契約をして独立をしましたが、リスクはありましたので、リスク回避のために稼働率が同じ会社で100%にならないように他の会社さんのお仕事も幅広く取るようにしているのが現状です。

PE-BANKに登録したきっかけをお聞かせください。

独立する際の契約をいただける会社から、一個人のフリーランスとは契約できないと言われたため、知り合いからPE-BANKを紹介されたことをきっかけに入りました。

PE-BANKの利活用方法を教えてください。

PE-BANKを利用する中で一番助かったのは確定申告です。独立して最初は何もわからない中だったのでとても助かりました。
本当は仕事をいただけるのが本筋かと思いますが、実は案件をいただいたことはないのですが、逆にエンジニアを紹介をしたことがあります。

今後の展望をお聞かせください。

今後60歳を越えて頭の回転が落ちてきたとき、お客さんからメリットと捉えてもらえることをうまく業務にしていけたらと考えています。何か相談されたときに経験から答えられるということであったり、たとえば頭の回転は早いけれどまだ経験が浅い若い人達と一緒に組み合わせで仕事をしたり、そういった形で新人の教育をしていくなど、連鎖のようなものが日本のものづくりの中でうまく回っていくといいなと思っています。

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