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緊張する親戚

明日、ある親戚夫婦に会いに行く。
ちょっと面倒を見てもらいそうなことがあって、その御礼に。

父方のおば・おじ。
私の父が10代のころ実母を亡くしていたり色々あって、明日会いに行くおばさんと自分の血がつながっているのかどうかいまいちわからない。変に思われるかもしれないけど。

小さいころはお正月におばさんの家に行くのが恒例だった。いつからかおばさんおじさんが実家に来るようになった。私は大学進学と同時に実家を出て、お正月も帰ったり帰らなかったりだったから、会う回数も減った。

成長するにつれておばさんおじさんと話すのが難しくなった。二人とも優しいんだけど、何を話していいか考えるようになってからあまり積極的に話せなくなった。おばさんおじさんは子供がいなくて、私も姉も子供ながらに「この話つまんないだろうな…」と先回りして色々考えちゃってたと思う。

みんなで紅白を観てても流行りの音楽を好いていないのが見てとれたし、色々質問されて答えてもあまり響いてる気がしなくて、多感な時期に苦手意識をもってしまった。それでもおじさんはどちらかというとフランクなタイプだから、まだ話しやすかった。

おばさんはなんというかものを知るのが好きな人で、父によく社会制度や経済情勢の質問をしていたと思う。父も聞かれるのが好きな人だから似たようなことを聞かれてもずっと答え続けていた。(答えが合ってるのかは不明)

社会人になってからたまに連絡がくるようになった。内容はぜんぶ、私が関わったニュースを見ましたよ、という報告。こちらからは一切、これ私が携わってるんですよ!なんて言ったことない。元々報道に触れる習慣がある人だけど、こんなとこまでよく見つけたなと思うこともあった。ただメッセージの意味が取れないときもあって、返事したりしなかったりした。

会社を辞めてからはずっと会っていない。どうやっていくつもりなのか、それで大丈夫なのか、そんなことをたくさん聞かれそうで怖かった、嫌だった。心のどこかでは、あれだけ見ていてくれたのに、がっかりされているだろうから会いたくないという思いもあった。

ただ今回偶然が重なってお世話になることがあるかもしれず、試しにスマホの電話帳に〇〇(名字)を入れたら「〇〇のおばさん」と登録されていた。電話ですませるのがあまりに薄情な気がしたので会いに行くことにした。もう5年ぶりくらい?に話したら、喜んでくれたと思う。会いに行っていいですかと聞いたら、楽しみな予定だわと言ってくれた。だから県をまたいで会いに行く。

私は特に面白い話はできないし、
誇れる近況も特にないし、
昔から避け続けてきたおばさんとの会話をちゃんとできるのかが不安。
今回お世話になる内容についてもきちんと話して改めて納得してもらわないといけないし。

電話するのも緊張した。笑
電話前に話す内容を少しだけノートに書いてたら、会社員のころも似たようなことしてたなと思い出した。

心配だけど、楽しみだと言ってくれたのは素直にうれしかった。なるべく肩の力を抜いてお話しできたらいいな。

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