映画「ジェーン・エア」(2011年)

2024年8月21日(水) はれのちくもり 33.7℃  (MCJ012)

来月に控えた読書会のテーマはシャーロット・ブロンテの「ジェーン・エア」である。ただいま集中的に読書中だが、半分ほど読んだところでふと映画を観てみたくなり、配信サービスで視聴した。

観ている途中で、前にも観た気がしてブログをチェックしてみたところ、あら観てる。2013年にその記録があった。↓
http://pearlnonikki.blog121.fc2.com/blog-entry-1167.html

ジェーン・エアは27回も映像化されてきたそうだが、この映画は28作目に当たるとのこと。

イギリスの灰色でゴシック的な風景に魅了される。演出のせいもあるだろうが、一年のほとんどがあのような雰囲気の場所に育ったら、笑顔も消えるのではないかと思えるほど暗い。ジェーンが置かれている過酷な状況を表しているように見える。ジェーンの秘めた情熱が、厳格で抑圧された奥ゆかしさの中に、その目の奥に炎のように輝いて見えるとき、まわりとの対比が生きてくる。そこから目が離せなくなる。主演のミア・ワシコウスカは読んで想像した人物そのもののイメージで、演技も素晴らしかった。

もう1本、さらに古い映画を配信サービスで観られるようなので、それは全部読み終わった時に観てみようと思う。

こちら ↓ も併せてお読みいただければ幸いです。
https://note.com/cordiallyyours/n/n1b35cae3e174