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日本一の花嫁行列に行ってきた!「想像以上におもしろかった編」

場所は南会津田島町

800年の歴史がある日本三大祇園祭の一つ

だそうです。。がほとんど知られていないことでしょう。。

僕にとって南会津は夏の憩いの場・・

でも全く知らなかった。。

3日間続くお祭りの中での大人気なのが

三十人近く集まる花嫁行列

何のための行列なのか?

インフォメーションのおじさんが色々と教えてくれました。。

花嫁行列はお党家というところから神社まで歩いていく。

毎年その地区のお党家が決まり、今年は一番神社から距離がある場所。1、3km。お党家の中には地域の女性たちが何十人も働いていて、男性たちの食事や集まってくる花嫁さんたちの世話などもする大変なお手伝いだそうです。

行列の一番前に二人の子供がいるのですが、その子供が神社の神に降りてきてもらうように朝から6度、お願いをしに行っているようなんです。そして7度目にこの花嫁を連れての行列ということ。その子供たちの後ろには神様へのお供物の赤飯、どぶろく、生サバ3匹などを持ち、その後ろに花嫁三十人近く。。

「これでどうだ!」っと言わんばかりの接待のようなもの。。

神様がそれで降りてきてくれたのか?

喜んでくれたのか?

朝の7時でもとても暑く。。着物を着て歩く、そしてどぶろく、赤飯なども実際に中に入っているようで、お党家の女性たちが朝から作ってくれていたのでしょう。。

「サバが腐っとるじゃないか!!」
『女は嫌いじゃ!男が好きじゃ!」っと神様が言う時代もあるかもしれない。。なぜ神様は男であると?なぜ女性が好きだと決めつけた!?

その行列の女性たちは早い人は朝の5時前からお党家に集まります。
深夜から着付けをしメイクをバッチリして寝ずにやってきます。
その姿は本当に美しく、しみじみ

日本文化ってすごいな!

着物ってすごいな。。。!


って感じた瞬間でした。

一人一人と集まってくる花嫁たち。。

その時がとても美しく見えました。

行列になると個人の美しさは別に

圧巻な迫力になります。


一人の花嫁が歩くことはあっても

何十人も歩くことはなかなかないことでしょう。。


ミスユニバースなどの大会のようなもので

全員が集まると圧巻ですが個人の美しさはなくなる感じがします。。

きっと彼らも普通の世界に行くと際立って美人で目立つのでしょうが、それは着物の時も同じように思いました。


花嫁希望の方も外人さんも数人、中学生〜からいたそうです。
県外からの募集も少ない場合は受け付けるそうですが、今回は地域だけで集まったそうで、メイク、着付けなどの全部含め、街からの助成金などもあり4、5万円ほどで参加できるようです。

既婚者でも未婚者でも参加可能。年齢制限なしのようです。

色々教えてくれたおじいちゃんの娘さんは7回参加されたそうで、
「本当に楽しい!」ようです。。

でも「35歳まで結婚できなかった。。」っとも話してました。笑

何が楽しいって、この日だけはモデルさんのようになれるんですね。。


たくさんの方が綺麗だって言ってくれて、たくさんの方が写真を撮ってくれて、本人も美しい姿に慣れて。。。それが体験できるのは本当に魅力的だと思いました。


僕も見ていて、花嫁姿の方々も喜んでいるし、それを見ている私たちも嬉しい。。素敵なお祭りだと思いました。


お祭りのメインは、この行列で機嫌を良くしてくれた神様を神輿で町中を駆け回る行事ですが、なぜか「花嫁行列の方が有名になってしまった。。」っと話していました。。


花嫁も徹夜で準備、1、3km歩かされ、赤飯持たされ、神社では30分以上の正座させられ、大変でしょうけども、一生の思い出になることでしょう。

両親たちも熱心に娘さんたちをずっと追っかけて写真を撮り続けていました。両親たちも嬉しそうでしたね。。

結婚してもウエディングドレスだったり、もしかしたら結婚しなかったり、そんな時代の中、このような着物をきてきちんとセットしてくれる場がある。そして注目されて、本当に綺麗に美しくしてくれる。

日本に生まれてよかった。。。


って思いました。

またこちらに来られている外人さん、特に学校などで英語を教えているALTの先生たちも参加していたようで、最高の体験だったのではないかと思います。


それでは今日も良い1日を!







全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。