vol.1

2021年の夏くらいだったか。それまで12年ほど動かしていたTwitterのアカウントを削除してからというもの、記憶や考えを文字で記録しておくという営みがめっきり少なくなってしまった。
アカウントを消した理由は、「自分の趣味が移り変わりタイムラインの投稿に興味がなくなった。なのにそこにいる人たちと人間関係がぼんやり続いていくのがめんどくさくなった」みたいなところだと思う。

その後、当然そこにいた人たちとは疎遠になった。定期的に会おうと思えば会える人たちは数十人いたが、今や5人にも満たない。しかし人間関係よりも、「あのとき自分はあれをして/あれを見て何を感じたんだっけ?」と思ったときに遡及できなくなったことのほうが自分にとって失敗だったと気付く。Twitterをやっていたのは現在の趣味の中心にあるピストバイクに乗り始めるより前だったので、つぶやきの内容はアニメや漫画の感想、格ゲーや麻雀の話、どうでもいい生活のぼやき、などが殆どだったんだけど、まぁ今思えばかけがえのないものだったのかもしれない。失えば何だって美しいというのもあるが。

というわけで、備忘録としてnoteを始めてみようと思う。あくまで自分のためだから不定期だし内容も定めず。でも誰かが読んでくれたり自分が後から読み返したときに「読める」文章ではある、というバランスを目指したい。エッセイみたいになればいいかな。

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