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10万字小説を書いたから文庫本を作ろうと思う


10万字書いた。大変だった

先日、5ヶ月かけて10万字の小説を書き上げてピクシブに投稿した。5千字程度の短編は過去2回書いたことがあったものの長編を書き上げたのは今回初めて。せっかくなので本にすることに決めた。これはその「はじめて」の備忘録である。

注意

はじめに断っておくと書いたのは二次創作BL。ウッ…となった方はここでさようなら。
私は世界で一番有名と言っても過言ではない誰もが知ってる名作マンガの某キャラクター二人をイチャイチャラブラブさせている。みんながよく知っている分、生々しいかもしれない。

文庫本にしたい

とにかく書くのは大変だった。カップリングに愛があってももう二度と10万字の長編は書かないかもしれないと思った。だから記念に文庫本にする。

ただサイズについて色々調べると文庫本で作るのは贅沢らしい。ページ数が増えるだけ印刷代が上がるためだ。一番安上がりなのは紙面が大きいA5サイズ。文庫本は紙面が小さい分、ページ数が増え印刷代が全サイズの中で一番高い。
「一番高い」となればひるむし、サイズについて色々調べるとB6サイズもいいなと思った。だけど馴染みがあって憧れでもある文庫本にしておかないと後から後悔しそうな強迫観念じみた感情もあり、「お金」と「感情」を天秤にかけて大人しくお金をかけることにした。もう二度と10万字は書かないかもしれないし(大事なことなので2回言った)。

マンガの同人誌は作ったことがある

昨年、マンガの同人誌を2冊作った。
最初は原稿用紙に入っている線の意味がわからないし、トンボやノドといった専門用語もわからなかった。印刷所に入稿するための形式を整えるのも四苦八苦した。だからわかっていた。小説を入稿するのもきっと大変なんだって。

案の定調べたら小説は校正とか組版とか、とにかく大変だってことがわかった。ピクシブに投稿したままの形では本は作れない。
つまり小説は小説で入稿用の形式がまたあるんだってさ!マンガの時みたいにまた勉強しないとね!

組版(くみはん)を作るんだって

入稿するためには文庫本らしい見ために整えてPDFファイルにする必要がある。
iPhoneやiPadだと「縦式」、パソコンだと「マイクロソフトワード」で作れる。
ただルビを振ったり英数字を見やすく整えるのはどのソフトもコツがあったりで時間がかかり面倒らしいことがわかった。

その中で「一太郎」の存在を知った。
ソフト代はかかるが一番組版が簡単にできて時短できるらしい。
「お金」と「時短」を天秤にかけ、これもお金をとった。忙しい現代人がたくさん遊ぶにはお金で時間を買うしかない。

一太郎(通常版)を買った

一太郎にはプレミアム版と通常版がある。比較検討を行い通常版を買うことにした。ここで一応お金を節約したつもりだ。

プレミアム版を買わなかった理由は主に以下の2点 

  • マンガ描きでクリスタを持っているため「花子」がいらなかった

  • フォントは「源暎こぶり明朝」を使う予定で「ヒラギノフォント」がいらなかった

ヒラギノフォントが必要な人や画像編集ソフトを持っていない完全な小説書きさんはプレミアム版がいいかもしれない。

ところでマイクロソフトワードを持っている人は一太郎を割引価格で買える。これは大変ありがたい。割引版である「通常版 特別優待版 DL版」を買った。ただマイクロソフトワードを使っていることを証明をする画面が出てこず、一太郎は性善説の売り方をしていることを後から知った。

ピクシブのデータを流し込むぞ!

早速、ピクシブのデータをコピーして一太郎に流し込んだ。

レビューを読んで知ってはいたがなるほど。

一太郎は動作が重かった……。

ワードで慣れている人はこの動作の重さに耐えられないかもしれない。
時短できるから買ったのにこの動作の重さで結局イーブンイーブンなのでは。でも14,424円払ったので意地でも使う。

きまるスタイルだけではきまらなかった

「一太郎」での同人誌作りで一番の魅力は「きまるスタイル」。
スタイルを選べばその通りの同人誌の入稿データを作ってくれる。これが時短のマジックだ。
早速、「きまるスタイル」で文庫本のスタイルを設定した。
余白部分も自動で良い感じになっている。印刷所指定の「ぬりたし」設定もチェックボタン一つでしてくれる。
でもこれだけでは私は納得できなかった。

次回の記事ではどのように設定を変えたか書きたいと思う。

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